ルワンダの虐殺は
100日間で80万人に及んだと
されますが、
性暴力も凄まじく ←PTSDになります
1万から2万5千人の女性が
苦渋のなか
子どもを産みました。
この親子は
無表情です。
―怒りも、嘆きも、笑みも浮かびません。
顔に傷跡が残るだけです。
共感を呼びかけるような ←共感神話
写真ではないし
―「はいチーズ!」とか
「悲しみを訴えかけて!」とか
ではなく…
単純化して
わかった気にさせるなんて
問題外なのです。
被写体との距離感が
この写真家の
節度と誠実さを
【象徴】しています。
「言葉にならないからこそ
芸術がある。
わからないからこそ
見続けよう
聞き続けよう」と
思えるのだと
―象徴が生きているというのは
こういうことです。
写真家の卵たちには
呼びかけますが
一般には
平然と読み通せる人は
いないはずだし
受容には
相当な覚悟が必要だとわかっているから
無理に読めとか
お勧めとかしていない。
―無理に読んでも
わからない。
知的欲求で読ませるものだから。
しかし
本当はわかってほしいのです。
でなきゃ
人類が滅亡してしまうから…
朝日新聞さえ
本日紹介しています。
PTSD治療には『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』の距離感
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