『観無量寿経』の
アジャセ王の物語で
アジャセは
自分が生まれる前
自分を生むのが恐ろしくなった母親が
高い塔の上から
産み落としたことを知り
錯乱して
父親を殺しました。
―古沢平作は
このコンプレックスが
日本人の特徴だと
指摘しました。
『女人天下』の
第二十八話に
アジャセコンプレックスと同じ
モチーフがあります。
ある女性は
自分の母親は
自分がおなかにいるとき
「生まれては都合が悪いから」と
崖の上から突き落とされ ←ポニョみたい
―突き落とした人は
その後DV夫と同居
パニック発作を絵に描いたような
風貌をしています。
平気ではいられないのです。
気を失ったまま
寺で出産したと知り
復讐心を起こしました。
【古事記】の
スサノヲもそうですが
本人に落ち度のないところで
親が否認した問題
(父母未生以前の面目)から
錯乱することが
日本人には多いようです。
生まれる前の問題ですが
知って錯乱したのは
後天的ですから
【人格障害】や
【発達障害】ではなく
【PTSD】です。
韓国ドラマ『女人天下』のアジャセコンプレックス
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