東大寺
二月堂のご本尊は
十一面観音
お水取りは
11人のこもりの僧
さてなぜ11でしょう?
陰陽五行と言いますが
水・火・木・金・土 の5気に
それぞれ
1・2・3・4・5 の数字が
対応しています。
これが
【生数】
土気は他の陰陽を司るので
生数に5を足した
6・7・8・9・10
これが【成数】
陰陽五行説ではよく
【生数】と【成数】を合わせます。
1+2+3+4+5 =15
6+7+8+9+10 =40
15+40=55
5つの気は宇宙の構成要素なので
宇宙の数は55で表されます。
『源氏物語』が54帖から成るのは
宇宙の真理に1つだけ足りないだけ
(架空)のお話という意味だそうです。
単なるお話であって
現実ではないけれど
それは現実にほんの少し
足りないだけだという
式部の主張です。
故・吉野裕子先生から習いました。
PTSDとポニョやルパンを
一緒くたに研究する理由も
ここにあります。
では【生数】+【成数】で
11になるのは
どの気でしょうか
3+8 =11
3は木気ですね。
春の活き活きした
活気は【木気】です。
だから春が来るんです。