PTSD克服過程としての『オズの魔法使い』

アメリカ
カンザス州に暮らす
少女ドロシーは
竜巻に
家ごと巻き込まれて
 ―PTSD発症は
 ある日突然
 竜巻に襲われるようなものです。
飼い犬のトトと共に
不思議な
「オズの国」へと
飛ばされてしまいます。
 ―離人症なんかがそうですが
 (日常である)周囲が
 異質な世界に変貌します。
故郷に戻る途中で
 ―帰りたいですよね。
脳の無いカカシや
 ―危険を回避できず
 直ぐに道の穴ぼこにはまる
 解離人格のタイプがあります。
 精神科受診したりとか。
心の無いブリキの木こり
 ―小さないきものを踏まないように
 常に足元を注意する様子は
 機能不全家族出身の
 子育て不安のお母さんみたいです。
 何をどう気をつけてよいのか
 わからないのは
 ツライことです。
臆病なライオンと出会い
 ―基本的安全感がないから
 臆病になりますね。
 それを否認して
 トラになる場合もあるけど叫び
 ちょっと歯向かわれると
 蛸壺に逃げ帰ります。
それぞれの願いを
叶えてもらうため
「エメラルドの都」にいるという
大魔法使いの「オズ」に
会いに行きます。
 ―真の自己(セルフ)に出会い
 人格統合する過程の
 比喩でしょう。
ユングによれば
人間は
心理的には
両性具有であり
こころの中は
多重人格です。
仏教も同じです。
 ―アイデンティティというものを
 でっちあげるのが
 西洋流

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です