『こころの底に
見えたもの』
この人たちの時代は
フロイトを
学んでます。
フロイトに視線で
今を見ると
―34年前ですが
フロイトの時代に流行した
ヒステリーが
減って
代わりに
不安を訴える人が増えたと
書かれています。
それがなぜかを
歴史や社会や人と心の
関わりで探った本です。
同時に自分の
祖父母まで辿り
自分の個人史も
押さえておきます。
―偏見で見るといけないから。
これが
昔の常識的な
ものの考え方です。
中井久夫の言うように
事態にも
―病の流行
自然治癒力があり
不安の圧力で
倒れてしまう段階から
それを語り
圧力を減圧する時代に入ったのでしょう。
―不安神経症と呼ばれていました。
しかし
むやみやたらに語れば
恣意的になったり
自己中心的になったり
自家中毒を起こしたりして
「人格障害」っぽいものが
流行ったのでしょう。
―ウザいから聞いてもらえない
嫌われ者の代表的診断名
不安神経症だと思っていたら
―神経症は精神病ではない。
統合失調症のようになるとも
恐れられてましたが
その間の
境界例というかたちをまずは
とったのです。
―集合的無意識がです。
要するに
人類始まって以来
ずっと存在する
PTSDが
フロイト以降
増加中ということなのでしょう。
なだいなだが消えたと書くヒステリーもPTSDで流行中
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