新・遠野物語は
まだ出版されていません。
被災地の
あちこちで
不思議な話の花が
咲いているそうですから
そのうち
誰かが記録してゆくのでしょう。
―私が
箱庭の写真を
集めているように
茶飲み話をして
家に帰る途中で
「あれっ?
あの人
津波に
さらわれたんだった…」
―話したかったんでしょうね。
幽霊さんと
何回か話せば
亡くなったことを
受け入れられるように
なるのでしょう。
ある時間になると
ある場所に
現れる
―昔話の設定と同じ
「鈴木さん」
あとほんの少し手を伸ばせば
助かったのに…という
無念の気持ちをもつ人たちに
観えるそうです。
道元の言う
「空華乱墜』
凡人は
目が悪いとか
倒錯と言うけど
そこにこそ
癒しがあるという
悟りのメカニズムです。
心理療法でも
同じですが
精神科で
こんな話したら
大変なことになります。
ユング派も
夢とか
こういうのは
傾聴しないそうです。
沖縄のユタとはまた違う
癒しの文化が
あるようです。
必要なものは
つくるように
人間はできているようです。
遊びとして
つくるのが
すぐれていると思います。
被災地でPTSD予防のために生まれた新『遠野物語』
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