「倍返し」とかいう
勇ましさが
話題になっていましたが
　―目ぢからも
見た人によると
痛快と言うよりは
悲哀に満ちた
人間性を
直視した
哲学性が感じられる
ドラマだったそうですね。
最終話で
同期入行の
親友は
不正を暴くよりも
保身を選んだけれども
半沢直樹が
それを赦した点も
賛否両論でしたが
なるほど
そういう
名前になっていましたね。
一太極二陰陽
ギリギリのところで
踏ん張ったならば
　―まっすぐに進む
　（直樹）
人間としての
弱さの限界が見えても
　―PTSD否認薬漬け医療は
　狡いから
　ここには入らない。
それを責める人は
いないわけで
『風立ちぬ』もそうですが
　―鑑みれば震災も
結果がどうであれ
　―世の中は結果を出せと
　圧力をかけますが
問題に真摯に向かい合う
態度こそが
大事だと言う点に
日本人の
集合的無意識が
共感しているのではないでしょうか。
PTSD治療が
うまく進む人と
開き直り
邪魔して
転落する人の違いも
そこだと思います。