全てが解決した時
ハクは
振り返らずに
走って
現実に戻るように
言いました。
「十三参り」とか
『古事記』とかに
―西洋でも
『オルフェウス』とか
その意味があると思いますが
千尋の
現実の父母は
―子どものこころに寄り添わず
解離してブタになり
子どもを魔境に追い込んだ
毒親
そのままですから
去り難いところがあるのだと
思います。
かぐや姫の場合は
どちらも解決しているので
―人牛俱忘
天界に毒親がいるわけでもなく
翁が毒親でないわけでもない。
翁は千尋の父母にちょっと
似ている。
ただかぐや姫はそれと和解している。
振り向いても
大丈夫です。
来たかった世界を
―トラウマのある
退行すべき場所
フロイトは
固着と退行と言った。
固着には
課題をこなすエネルギーがある。
生き切ると
ストレスを受けても
帰る場所が
なくなるのです。
それを仕合せと言います。
虐待PTSD物語『千と千尋の神隠し』は振り返らない。
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