落語家ですが
哲学的で
「緊張と緩和」が
笑いを生むとする
独自の落語理論を
唱えています。
同病、同業ともいえる
作家中島らもは
笑いを理論的に追求しすぎることは
精神衛生上好ましくないと
自殺の可能性も含め
憂慮していましたが…。
話のオチに関しても
笑いがどこで起きるか
という点に視点を定め
独自に
「ドンデン」
「謎解き」
「へん」
「合わせ」の
4つの型に分類
しています。
話は
「陰」と「陽」
「閉じ」と「開き」
という二極と
好んで演じた
「酔っ払い」のような
「大いなる自然の意思」
である
太極(空)の
分析から成っています。
要するに
彼の落語の
スケールの大きさは
中国古代哲学にみられる
【一太極二陰陽】の
法則を
面白く
わかりやすく
具現化したものだった
のではないかと
思います。