クラフト=エビング
という人物が
精神疾患を
人格のやまいと
とらえ
―当たり前のようですが
当時は人格なんかに敬意を
払う精神科医はいません―
その人格のやまいに対して
全人格をもって立ち向かう
と書いているのを
見つけたユングは
精神医学に深く魅了された
と言います。
「取り返しがつかないほど」
深くひきつけられた
と書いています。
しかし
内科の先生にそう話すと
深く失望され
子ども時代の【古傷】が蘇り
(疑問や発作に一人で耐えるなど孤独でした)
アウトサイダーである自分を
再び自覚しましたが
あきらめず猛進しました。
常識にとらわれず
どんどんそれを超えていくことは
素晴らしいことですが
恐ろしく孤独な作業でしょう。
西洋人ですが
禅僧みたいに
自覚を深めていくところがあり
私はユングのこういう性格については
凄いと尊敬しています
ユング心理学を
日本人にあうように
さらに進化させれば
PTSD理解に役立つと
考えているのですが
現在の日本の専門家は
ユング以前
(ユングに失望した内科医レベル)
なのです
PTSDを克服しようとする人もまた
とても孤独だと思います。