米軍帰還兵のPTSD研究2010③ 脳スキャンにも変化が見られた

Lipov医師の
患者の1人
元海兵隊軍曹のJohn Sullivan氏(28歳)の場合
抗不安薬の処方では
症状の緩和がほとんどみられなかった。

しかし
STB注射によって
悪夢やフラッシュバック
および継続的な不安が
完全になくなったという。

Lipov医師はまた
STBの前後に
患者の脳スキャンを実施している。

PTSDに苦しむ患者の脳は通常
暴力的なイメージにさらされると
特徴的な「ホットスポット」が
浮かび上がるという現象が
認められるが

STBによる治療後
PTSD患者の脳は
その異常反応を示さなくなった
という。

(②にも書いたが簡単な方法ではない。)
神経痛や顔面神経麻痺
・突発性難聴・多汗症等の
治療で使われてきた方法でもあり

痛みの原因となる
神経線維の末梢神経や交感神経節に対して
局所麻酔薬を浸透させることで
神経の機能を一時的に麻痺させ
痛みの伝達をブロックするので

熟練した麻酔医が行なうが
ミリ単位の位置調整が求められる
危険性の高いものではある。

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