古墳の壁画が劣化したこと
剥ぎ取らねばならなかったことは
残念なことです。
「壁画は永遠ではなく
滅びるもの」という方もいらっしゃいます。
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理を顕す。
驕れる者久しからず。
ただ春の夜の夢のごとし
…
『平家物語』冒頭の
滅びの美学
ですが…
仏教の考え方を
都合よく使っているような気がします。
数千年前のエジプトの壁画は
高松塚の数倍の時間
保存されています。
特に
陰陽五行説を無視して
キリスト教文化の哲学で
PTSDを発達障害扱いする
ユング派の人たちがそういうのを
聞くと
投影を感じます。
―自分のこころのなかにあるものを
外界のものに映しみることで
自分を守る方法
合理化の機制もあるかな…
―都合よくごまかす。