悟りの過程を顕した
【十牛図】の8図は
円相のみ
キリスト教にはない考え方です。
―ユング心理学だけではだめだと
いうのはここでも言えます。
シンプルなマンダラという
捉え方もできますが
【鏡】という発想が
ここでは面白い。
【磨作鏡】まそきん
鏡を磨いて作る。
(こころを研ぎ澄まして
客観性を得る。
自分の人生を大きな視野から
捉えなおす)
牛と
―本来は自己ですが
トラウマと
あるいは環境と
置き換えても
(ひいては一緒ですから)
格闘したから
こころが
鏡のように
何でも
ありのまま
映すように
なってきたのです。
鏡は
「あの人嫌いだから映さない!」とか
「私はきれいに映そう」とか
そういう自己チューではなく
無我ですからね。
やはり
大変でも
死闘しないと
手に入らないんです。