投稿者「nishii222222222」のアーカイブ

ユングのPTSD  トラウマ事件⑦ 神経症おそるべし 

12歳のユングの
自己診断名は

【神経症】

原因は【葛藤】
葛や蔓が絡まって
わけわからなくなった
状態ですね。
こちらに伸びようとしているかと
思えば
とんでもない方向に曲がったり
他の枝とぶつかったり

葛藤の原因は

本来の素質を無視
真逆の行き方を
自分に強いていること。
(自己いじめですね)

しかもその自己矛盾に
気づこうとせず
【抑圧】

発作などによって
無意識がそれを
知らせても
無視し続けること。

自我がこれをされたら
つまり学校で職場で
仲間はずれにされたら

悲しいですね。

でも本来の自分には
やっちゃうのが
悲しいところです。

しかも自分のために
よかれと思ってするんですからね。

そして
分かってしまえば
なんてことのない
シンプルなメカニズムで

まるで
【統合失調症】
【発達障害】
【うつ病】
という遺伝性の病かと
誤診されるような
症状さえ呈してしまうのです。
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素晴らしい人間は皆 正気じゃない 『アリス・イン・ワンダーランド』

PTSD研究家翠雨の日記

奇才ティム・バートン監督
いいこと言ってくれますね音譜

PTSDのことを
考えていると

善人って?!
常識って?!
正しいって?!

ちょっと
わけがわからなくなることが
ありますよね。

残忍な赤の女王が支配する
アンダーランドそのものです。

アンダーランドで戦う
アリス役に求められているのは
「知性と成熟。
社会に不適合な感覚を持ちながらも
静かな力強さも
秘めている

だそうですよ。

ちなみに
アメリカのお話では
少女が闘うことは
少ないそうで目

日本のアニメの影響だそうです。

皆さんのなかの
闘う少女を
大事にしながら
がんばってくださいねニコニコ
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朝日新聞『獅子頭』第四十三・四十四話  布置~冠帯

運勢エネルギーを表す星に

「冠帯」なんてのがあるそうです。

(衣の略でしょうか?)

理想・飛躍を意味する星です。
人間の一生に例えると
<未熟な少女期から青年期へと移りゆくイメージ>
です。
(男性でも同じことでしょう)

パワフルな精神で
さまざまな事にチャレンジする時
普段は避けていた難しい仕事にも
積極的に取り組んでみたくなる時

そして
自分一人で完ぺきに成し遂げようとせず
経験豊富な周囲の人間のアドバイスを得て
向上をはかるべき時

です。

雲紗の頭脳
鬼猫の見聞の広さとセンス

自分にないものを
柔軟に積極的に
見方につけながら
二順は
結婚にこぎつけようと
しています。

これだけは自分の頭で
指揮
をとりたいですよね。

自力がすべてだった時期から
風に乗る時期に
変化してきたのかも
しれません。

無我だと上手に
乗れますね。
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ユングのPTSD  トラウマ事件⑥ 学習障害ではないのですが…

ユングは
学校を退屈でおもしろくない場所と
感じていたようです。

一端を紹介しますと…

算数は
数字という実体のないものを
当たり前のように
使うでしょう。

a=b なんて意味不明!って
そこからひっかかってくる子
なんですね。

まあ言われてみれば
aとbは
違いますが

そこに
露骨な恐怖感すら覚えた
そうです。

絵は好きですが
創作が好きで
模写はテンでダメ
あまりのダメさに
図画の授業は免除された
そうですし

体操は身震いするほど嫌

という調子です。

祖父がゲーテの庶子である
というやっかいな言い伝えがあり

真偽は不明ですが
(どこか気にしていたのは
事実です)

極度の芸術家肌なんですね。

ユングは
自分の創造的な性格に
呑みこまれるのが怖くて

みんなのように
学校に適応しようと
やっきになっていたのです。

本来の性質と全くちがう
性質を演じるのですから
その葛藤だけで
エネルギーを消耗
してしまいます。

(事実とても疲れやすい人だった
ようです)

突き飛ばされて
本来持っていた問題が
ごまかしのきかない段階であることに
気づかされてしまった
のですね。

しかしまだまだ抵抗は続きます。
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ユングのPTSD トラウマ事件⑤ 自己実現への抵抗

不登校で

数時間も夢想にふけったり
森や川に出かけたり
マンガを描いたり
物を集めたり
本を読んだり
遊んだり
しているのは

最初は
楽しかったのですが

だんだん
良心の呵責が起こり
楽しくなくなってきました。

『逃げている』という
漠然とした感じも出てきました。

自分を突き飛ばした子についても
うらまないんです。

あれは無意識的に
自分がそそのかしたのだ
と考えるんですね。

自己実現への【抵抗】だった
とわかるのは
人生も後半になってからです。
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ユングのPTSD  トラウマ事件④ とりあえず自力でねじ伏せた

発作のために
ユングは
不登校状態になり

ユングの両親は
いろんな医者に相談しましたが

どこが悪いのか
わからなかったようです。

ある医者は
転地療養をすすめ
ある医者は
【てんかん】だと
言いました。

転地療養は楽しかったのですが
家に戻ると
発作が起きますし

てんかんの診断については
12歳のユングも
『ありえない』と
失笑していたようです。

しかし
半年くらい経過した頃

自分のことを
「不治の病のために
生計もたてられず
これから先
一体どうなるのか」と
悲嘆にくれている
父親の姿を
陰から見たとき

ユングは
「働けばいいのだ!」
と考え

急にまじめに勉強しはじめました。
発作が襲ってきても
一心不乱にラテン語を詰め込み
「こん畜生!発作なんかおこすもんか」
と独り言を言いながら
打ち込んだ結果

なんとその日のうちに
発作を自力で止めることに
成功し

2.3週間後には
登校するようになりました。

そして
神経症とはこういうものだと
悟ったと回想しています。
(12歳のユングの自己診断は
神経症だったのですね)

PTSDについて
専門家にも見放される
孤独と
現実適応のため
自力で発作をねじ伏せる試み
そこでつかむ
心理学的な経験知

今も昔も
国籍も
あまり関係ないと
思いませんか?

(無意識は
とりあえず
小休止してくれましたが
のちにまたパワーアップして
襲い掛かってきたことは
いうまでもありません)
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ユングのPTSD トラウマ事件③ 瞑眩反応

ひらめきや復讐心は
【自己治癒力】の作動による
ものでしょう。
東洋医学では
瞑眩反応と言います。
(病的に悪化したように見えます)

学校に行かなくてよい
というひらめきは
こころ全体からの
反応です。

ユングは学校というものに
適応するのはあたりまえだ
という意識が強かったのですが
(当たり前だと
思われる方もあるかと
思いますが)

12年間ユングを影から観察してきた
無意識も含めたこころ全体は

『こんなに個性的なヤツなのに
そんな無理がいつまで通用すると思ってるのか
そんな人生でいいのか』と反発し

ユングの意識的な気持ちと
真逆の考えを強力に押し付けてきたのです。

補償作用ですから
無意識が正しいという
わけではないです。

とうてい受容しがたい困った要求に
困惑しますが
実は少しパワフルになっても
いるのです。

復讐心が芽生えたのは
その一端でしょう。

復讐というと
あまりよい感じがしない
かもしれませんが

この事件をトラウマ化させては
ならない

なんとかがんばろうとする気持ちの
現れなので
それに殴りかえしたわけでもないし
12歳の子どものこころですから
(もしかしたら翻訳の問題も
あるかもしれませんし)
好意的に受け取ってくださいね。

しかし
応急処置は失敗したので

―意識と無意識の葛藤で
意識が勝った―

第二段階に突入し
【発作】
「逃げるな!逃げるな!
納得するまで考えろ!」
と襲ってきたのです。
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ユングのPTSD  トラウマ事件② 自然発生的な催眠

人間がショックを受けたとき
というのは

いわゆる催眠状態に近い
ようです。

無意識には
パンドラの箱のように
いろんなものが詰まっていますから

みんなと同じように
学校に通うためには
しっかり
【抑圧】
しておく必要があります。

ところが
こころがショックを受けると
抑圧のフタが開いて
こころ全体で
事故処理
をしようとします。

温故知新とか
脚下照顧といいますが

無意識にある
過去の知恵を拝借して
克服しようとするのです。

催眠療法というのは
人工的に
半覚醒状態にして

―「あなたはねむーくなるー」
とかTVの余興でも
やってますね―

深層心理に
何か語りかけるやりかたですが

12歳のユングは
自然な催眠状態に陥ったのです。

人工的な催眠より
自然の催眠は
ドラマチックなものに
なります。

波乱も大きいです。
時間もかかります。
自力です。

しかし
これが本物の心理療法で
これしかないと
私は思っています。

人工的な催眠が
(フロイトの精神分析以前の)
流行していた頃より
相当危険なものになっているのは
みなさん
ご存知のとおりです。
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ユングのPTSD  トラウマ事件① 12歳の出来事

83歳のユングは

12歳を
実に宿命的な年であった
と回想している。

初夏のある日
午前中の授業が終わり
同級生と一緒に帰宅しようと
待っていた時
別の少年に
ふいに突き飛ばされ
石で頭を強打
意識を失わんばかりの状態で
約半時間目がくらみ

瞬間的に
「もうお前は
学校に行かなくてよい」
という考えが
ひらめくのを感じている。

意識を半分失っただけだったが
復讐心から
少し長い時間横たわっていたら
近所に住む伯母さん2人が
見つけて
家まで送ってくれた。

それ以来
ユングは
学校からの帰り道や
両親から宿題をさせられるとき
いつも発作を起こすようになった。
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河合隼雄監修 『臨床心理学大系 第17巻 心的外傷の臨床』の今

$PTSD研究家翠雨の日記

河合隼雄 編集
空井健三 編集
山中康裕 編集

A5判上製函入 ● 304頁
定価5,355円(本体5,100円+税)
2000年8月5日発行

主要内容 心的外傷の臨床/心的外傷理論の批判的検討/摂食障害と心的外傷/抑うつと心的外傷/アルコール・薬物依存と心的外傷/多重人格と幼児虐待/境界例と心的外傷/震災による心的外傷/乳幼児虐待とその心理的ケア/喪の箱庭表現/心的外傷の癒しの彼岸/他

10年前は
摂食障害も
抑うつも
依存症も
多重人格も
虐待も
境界例も
震災も
PTSDと関係があると
されていたのです。

箱庭療法で
喪の作業をすることも
検討されていたのです。

それが今では…?叫び
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