投稿者「nishii222222222」のアーカイブ

童謡『めだかの学校』と華厳思想

童謡『めだかの学校』の歌詞は

めだかの学校は
川の中
誰が生徒か先生か
誰が生徒か先生か
みんなでお遊戯しているよ。

先生一人に生徒が多数
これもポニョと妹たちの構図と同じで
【一即多】

PTSD治療でも
セラピストとクライエント
そしてクライエントを取り巻く人々は一緒くたになって
みんな成長していくべきだと思います。

一方的に
セラピストが
教育を施す、
わが国には
そういう手法はなじまないと
私は思います。

我々の集合的無意識には
文化的DNAとして
華厳思想がまだまだ有効に働いていると思います。

キリスト教では
偉大な神とちっぽけな人間の構図になるのでしょうが…
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ポニョと華厳思想①

PTSD研究家翠雨の日記

奈良の大仏さまで
有名な
東大寺を
大本山とする
華厳経の
根本思想の1つは
【一即多】【多即一】です。

対人関係はお互いを
無限に映し合っているものですから

こころを強く持てば
必ず
全体に響き渡ります。

ポニョが
宗介に会いたい!と念じ
宗介が護ってあげると約束し
二人がまっすぐにそれを貫き通すと

ポニョと妹たちも
いっしょくた【一即多】になり
海の底(無意識)と崖の上(現実)も
子どもとおばあちゃんたちも
みんな1つに結束しました。

人魚姫のキリスト教ではなく
華厳思想が感じられます。
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楊逸『獅子頭』とかぐや姫

朝日新聞で
22日から始まる
新連載小説は
『獅子頭』

中国人作家の
楊逸(ヤンイー)さんの作品です。

スターを目指して勉強していた主人公は
演技中の落下による怪我のため
精神的な後遺症から
舞台に立てなくなります。

これもPTSD物語ですね。
体力も知力も並外れて
優れている人でも
罹患することがあるということが
そろそろ世間でも
常識になるといいなと期待します。

面白いのは
失意のなかで
いつか食べた肉団子【獅子頭】の味を
思い出し

料理人として再生しようとするところです。

崖っぷち、瀕死の状況のなかで
何かつかみ
一転
個性化の過程をバクシンしていく
そういう物語のようです。

つかむものは人それぞれですが
食べ物は重要モチーフの1つですね。

世界三大宗教の開祖は3人とも
【断食】により常識を超えましたし
通過儀礼や修行では【断食】をしたりします。
こころが大きく変化するときは
そんなこと知らないはずなのに
【摂食障害】になったりします。

摂食障害の人のなかには
人にご馳走を作って振舞うのが好きな人も多いです。

かぐや姫やポニョでも
違う世界に行くとき
食べ物が変化します。
♪あかいべべ着た可愛い金魚は
どうですか?
夢から覚めたらご馳走されるんでしたね。

この作品の主人公も
常識の壁にぶつかりながら
変化していきます。

【PTSD】【食べ物】【常識】
これらは密接な
かかわりがあると思います。

摂食障害の心理療法では
かぐや姫のイメージが
よく出てきますが、
わがままだとして
傾聴してもらえないことが多いようです。
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河合隼雄『子どもの宇宙』とポニョ

河合隼雄さんが
『子どもの宇宙』という本を遺されています。

すばらしいので
長くなりますが
紹介します。

この宇宙の中に子どもがいる。これは誰でも知っている。しかし、ひとりひとりの子どものなかに宇宙があることを、誰もが知っているだろうか。それは無限の拡がりと深さをもって存在している。大人たちは、子どもの姿の小ささにまどわされて、ついその広大な宇宙の存在を忘れてしまう。大人たちは小さな子どもにある広大な宇宙を歪曲してしまったり、回復困難なほどに破壊したりする。このような恐ろしいことは、しばしば大人たちの自称する『教育』や『指導」や『善意』という名のもとになされるので、余計にたまらない感じを与える。

現在では
『教育』や『指導』や『善意』のあとに
『心理治療』を加えなければなりません。

天国で
何と感じておられるでしょうか。
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ポニョと妹たちの違い

PTSD研究家翠雨の日記

ポニョと妹たちです。

妹たちは集団で行動するのが楽しいし
そのことにあまり不便や問題を感じていません。

ポニョは
妹たちと仲良しですが
それだけでは退屈になってきました。

妹たちのように生きたいのに
うまくいかない人たちには
【適応論】での教育が必要です。
【適応障害】や【発達障碍】がこの範疇に入ります。

ポニョは
ムリに妹たちに合わせようとすれば
できないことはないのですが、
それでは
ポニョの個性が死んでしまうので
家出したいと思うようになったのです。
だから
ポニョは
能力が低いわけでも性格が悪いわけでもないのです。
この場合は
【個性化の過程】あるいは【自己実現】を目指しているので
妹たちとは違う支援が必要になります。

家出と聞くとギョッとしますが
それで非行問題としてしまったり
常識がないとかやりにくい子だということで
しつけようとすると
ポニョもフジモトもヘトヘトになります。

しかし
そういう親子は案外多いです。
専門家が親に加担するからですね。

自分もそういう生き方をしてきたから
ポニョが理解できないのかもしれません。
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ポニョの家出と創世記12章

主はアブラムに言われた。
「あなたは生まれ故郷
父の家を離れて
わたしが示す地に
行きなさい。

わたしはあなたを大いなる国民にし
あなたを祝福し
あなたの名を高める。

祝福の源となるように。

あなたを祝福する人を
わたしは祝福し
あなたを呪う者を
わたしは呪う。

地上の氏族はすべてあなたによって
祝福に入る

アブラムは
主の言葉に従って旅立った。
ロトも共に行った。
アブラムは、ハランを出発したとき
75歳であった。

―創世記12章―

75歳の老人に語っているのですから
これは実際の父親と離れるというよりは
父親の家で身についた常識を離れなさいと
いうことだと思います。

自己実現(個性化)するとき
常識がごろっと変わります。

フジモトはポニョがかわいくてしかたがない。
だから失敗して泣いているところを見たくないし
自分のそばから居なくなるのは寂しいから
ポニョを閉じ込める。

それでポニョは家出をするのです。

心理的に
(象徴的に)家出をすることは
大事なことです。

ましてや
DV家庭で
知らず知らずのうちに
身にしみこんだ常識は
家を離れて
1つ1つ解き放っていく必要
があります。

別天地で
生まれ変わって
活き活きと個性的に生きていくためです。
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童謡『金魚の昼寝』とポニョ

ポニョは魚の子でしたね。
赤いワンピースを着ているので
なんか金魚みたいだな
と思っていたら
こんな唄を思い出しました。

金魚の昼寝

赤いべべ着た可愛い金魚
おめめを覚ませばご馳走するぞ

赤い金魚はあぶくを1つ
昼寝うとうと夢から覚めた

ポニョは
海底にいたころは
父親が与える食べ物を食べていましたが

宗介に出会って
ハムやインスタントラーメンの味を覚えました。

PTSD研究家翠雨の日記

夢からさめる(幻想が消える)と
食べ物が変わる(生き方が変わる)のですね。

PTSDを克服すると
生き方がガラッと
変わります。
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かぐや姫とわがまま

『22才の別れ』という曲は

伊勢 正三による作曲で
1974年(S.49)、
フォークトリオ“かぐや姫”のアルバム
「三階建ての詩」に収められた曲ですが、
75年に伊勢正三さんと大久保一久さんのデュオ
“風”が歌ってシングルヒットしました。

ギターを爪弾き始めた高校時代には
思いもしなかったことですが、

DV研究をしていると
詩がなんだか意味深です…

(1) あなたに「さようなら」って
     言えるのは 今日だけ

  明日になって またあなたの 暖かい手に
  触れたら きっと 言えなくなってしまう
     そんな 気がして
  私には 鏡に映った あなたの姿を
     見つけられずに

  私の 目の前にあった 幸せに
     すがり付いてしまった

(2) 私の誕生日に 22本のローソクを立て
  ひとつ ひとつが みんな君の
     人生だねって言って
  17本目からは 一緒に火をつけたのが
     昨日のことのように
  今はただ 5年の月日が 永すぎた春と
     言えるだけです
  あなたの 知らないところへ
     嫁(トツ)いでゆく 私にとって

(3) ひとつだけ こんな私の わがまま
     聞いてくれるなら
  あなたは あなたのままで
     変わらずにいてください そのままで

かぐや姫をわがままと
断罪するのは
これは男性的発想なのかな

なんか演歌の世界みたいで
気持ち悪い。

そんな幻想こそ
許されるはずがない。

時代錯誤です!
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平野洋子さんから学ぶこと

新井満さん
長島一茂さん
高木美保さん
堂本剛さん
アンルイスさん
田中美里さん
円広志さん…
パニック障害を克服した事例からも学んでください。

古典や小説、童話、アニメからも何かをつかんでください。

心理療法家の著書や
大学の講座からばかり学んでいては
医者のいいなりになっていては
(いい人=都合のいい人)

大切な命を粗末にすることになります。

いい人ではなく
まっすぐに考える人になってください。

【適応論】を選ぶと【死】
【個性化】【自己実現】を選ぶと【再生】

自己実現をあきらめた大人は
自己実現を
危ないとか
幻想だとか
言って
【否認】します。

嫉妬かな…
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平野洋子さんのパニック障害

船越英一郎さんの妹さんは
パニック障害とも診断されていたわけですが

なにも
現在パニック障害と診断されている人が
絶望する必要はありませんし
絶望してはいけません。

治癒した人がいないわけでは
ありませんし、
治療法を変えて
長年パニック障害だと思わされていたのが
実は誤診で
PTSDであったとわかり
短期間で完治した事例もあります。

自殺の記事を読んで
死にたくなった人は
PTSDの可能性があります。
【被暗示性】が高いのを特徴とするからです。

「つらいかもしれないけど、
それで死ぬわけではないから」
というような医者に
適応するのは
いい人ではありません。

長年仕事をしながら
子育てをしながら
周囲の冷たい目にさらされながら
こんなつらい症状に耐えられた自分を
もっと信じるべきです。

治るものも治してもらえず
個性化という人生の醍醐味【自己実現】も
あきらめさせられ
知的障害扱いされたら
人格障害扱いされたら

誰だって死にたくなるし
呑まなきゃやってられなくなるでしょう。

そうならないほうが
狂ってる。

百尺竿頭一歩進めよです。
ポニョを見て
考えなおしてください!
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