同じ大きさの音ならば
近くで聞くと
大きな音に聞こえ
遠くで聞くと
小さな音に聞こえますね。
そして
あんまり離れると
聞こえません。
ある男が
この法則を応用して
サギをだまして
捕まえようと
考えました。
どうするか?
サギから遠く離れた場所で
大声で「サギぃ!」
と呼びます。
サギは
『誰かが近くで
自分を呼んでるが
いないなあ。
気のせいかなあ』と
油断します。
サギにもう少し近づき
さっきより小さな声で
「サギぃ!」と呼びます。
サギは
『確かに呼ばれてるけど
いないなあ。
それに遠ざかってるなあ』と
さらに油断します。
さらに近づいて小さな声で呼び
…
サギにだんだん接近しながら
油断させて
捕まえるというのです。
理屈は面白いですが
実際に行うと
うまくいかなかった
ようです。
PTSD治療に有効として
最近新聞なんかでよく見かける
行動療法みたいです。
サギの用心深いこころを
相手に(悪用ですが)して
います。
人間の心は見えないし
つかめないから
行動を修正したらよい、
行動が変われば
こころも変化するから
という考え方です。
カウンセラーの方は
楽ですよ
メニューを考えて
指示するだけですから。
(普通に良心あれば
だんだん辛くなってきますがね。
そこは【抑圧】【否認】)
心理療法の基本は
【非指示】ですから
真逆です。
ご自身もうつ病を
患っておられたそうですし
作品のなかには
PTSDで発狂した人の
事例集みたいな
ものさえあります。
枝雀さんも
いろいろ
普遍的に存在する
PTSDを
どうしたらよいのか
考えておられたのではないかな?
と思います。
そして将来流行する
(ユング心理学より
寿命は短いと思いますが)
【行動療法】について
ちょっと風刺してる
(作品自体は古典かも
しれませんが…)
そんな気がします。
「枝雀落語」カテゴリーアーカイブ
高槻淀川堤防のポリ袋に女性遺体の年齢不詳~落語『天神山』
昨日午後5時45分ごろ
大阪府高槻市東上牧3丁目の
淀川右岸の堤防の斜面に
「遺体のようなものが入ったポリ袋がある」と
通りかかった男女2人が
近くの交番に届け出ました。
大阪府警によると
遺体は
10代後半から40代の女性とみられ
体を折り曲げた状態で
複数のポリ袋に包まれていました。
『天神山』の
「骨隠す
皮には誰も迷うなり」
ですね。
【百尺竿頭】とか
言いますが
竿とは
枝葉末節を取り払った
骨子です。
十人十色ですが
【雛形】としての
【元型】はあります。
人間はさまざまでありながら
一種類です。
一即多 多即一
です。
続きを読む
高槻淀川堤防のポリ袋に女性遺体の年齢不詳~落語『天神山』
ペット・ロスの女性と虐待された犬
50代半ばのふくよかな
女性
大型犬と一緒に
寝ていると言う。
「大型犬と寝てる人と
お会いしたの
今日が初めてです」
と言うと
「えっ?そうですか」
めがねの奥の目が
とてもうれしそうに笑ってる。
そして…
なんと
その犬は動物愛護団体から
紹介された
虐待されていた犬だと言いながら
涙ぐんで
「今でも
ペット・ロスなんですけど。
病気で一人亡くしてるんです。
その代わりの
似た犬が欲しかったので…」
とおっしゃる。
落語『鴻池の犬』の
坊ちゃんみたいな人だなあと
思ったら
(シロという犬を失くした
坊ちゃんが
毎日毎日
病気になりそうなくらい
「シロを返せ、どこへ行った」
と執着するので
家の人が似た犬を探して歩きます)
近所で犬小屋と呼ばれている
(失礼ながら大邸宅ではない)
その家庭の様子が
ありありとイメージされた。
世の中には
こんなに動物好きで
動物想いの方が
おられるんですね。
【虐待】と聴いて
感じた不安は
的中
初期の頃やはり
しっかり噛まれておられます。
でもニコニコ懐かしそうです。
それはもう昔のことで
今はこんなになついてくれて
幸福だと
心底思われているようでした。
虐待児も
こんな風に
普通のふれあいで
自己治癒しないものだろうか
…ふと考えるのは
やはりそんなことです。
馬とかイルカと
不登校児の
アニマルセラピー等
これまでは
そんなことだけで…
とか思ってましたが
本日
この一事例を知って
いやいや
下手に専門家が介入するより
ずっと素晴らしい!
と感じました。
続きを読む
ペット・ロスの女性と虐待された犬
50代半ばのふくよかな
女性
大型犬と一緒に
寝ていると言う。
「大型犬と寝てる人と
お会いしたの
今日が初めてです」
と言うと
「えっ?そうですか」
めがねの奥の目が
とてもうれしそうに笑ってる。
そして…
なんと
その犬は動物愛護団体から
紹介された
虐待されていた犬だと言いながら
涙ぐんで
「今でも
ペット・ロスなんですけど。
病気で一人亡くしてるんです。
その代わりの
似た犬が欲しかったので…」
とおっしゃる。
落語『鴻池の犬』の
坊ちゃんみたいな人だなあと
思ったら
(シロという犬を失くした
坊ちゃんが
毎日毎日
病気になりそうなくらい
「シロを返せ、どこへ行った」
と執着するので
家の人が似た犬を探して歩きます)
近所で犬小屋と呼ばれている
(失礼ながら大邸宅ではない)
その家庭の様子が
ありありとイメージされた。
世の中には
こんなに動物好きで
動物想いの方が
おられるんですね。
【虐待】と聴いて
感じた不安は
的中
初期の頃やはり
しっかり噛まれておられます。
でもニコニコ懐かしそうです。
それはもう昔のことで
今はこんなになついてくれて
幸福だと
心底思われているようでした。
虐待児も
こんな風に
普通のふれあいで
自己治癒しないものだろうか
…ふと考えるのは
やはりそんなことです。
馬とかイルカと
不登校児の
アニマルセラピー等
これまでは
そんなことだけで…
とか思ってましたが
本日
この一事例を知って
いやいや
下手に専門家が介入するより
ずっと素晴らしい!
と感じました。
ケネディ宇宙センターに到着した山崎飛行士に人々の心が躍るのはなぜか?
ケネディ宇宙センターに到着した
山崎直子さん(左から2人目)
です。
5日にスペースシャトル「ディスカバリー」で
国際宇宙ステーション(ISS)に
向かうそうで
「6トン以上の物資を
たくさんの人々の努力と
思いとともに運びたい。
行ってきます」と語りました。
桂枝雀の落語の
【鷺とり】の話の
まくらの話
だったと思いますが、
「アポロ打ち上げは
うそだと思いますよ」
と茶化してました。
誰もが疑わないことに
あえて茶々を入れる
その変人ぶりが
いい意味での妙です。
理由については
地球も月も
動いています。
それを
あんなに重そうな
動くアポロに
乗っていくのだから
ありえないですよ
とほくそえんでました。
おかしなお話をしているようですが
全くナンセンスなお話なら
誰も耳を傾けないでしょう。
真剣に聞きながら
笑うのですから
そこに
何か秘密が隠されている
はずです。
「動くものから
動くものへ
動くものに
乗って…」
ここでどっと
笑わせていますが
なにやら
西田哲学そのものか
それをさらに進化させたものを
感じます。
(【見るものから見られるものへ】
とかそういうフレーズで
絶対矛盾的自己同一(自覚)を
説明するのが
西田のスタイルです)
天体の話をしていますが
これは実は
人間のこころの
奇跡(自覚や悟り)の
話をしているのです。
つまり…
自分のこころは日々
変化しています。
意識できるこころと
意識できないこころが
ありますが
どちらも
発展途上です。
社会生活をしている自分も
日々変化しています。
バラバラな3つのものが
三つ巴になれば
宇宙(未来や可能性の象徴)
へ飛び立てるのです。
しかし
それは当たり前の話ではなく
奇跡的な
ありがたいことですよ
と念を押しているのです。
仏教の科学・哲学を
庶民にも
わかりやすくするために
お能や歌舞伎や
落語が生まれました。
落語の面白さは
このように
宗教的であり
哲学的である
ところにあると
思います。
PTSD罹患も
人間の存在論という
哲学的
宗教的問題に
否応なしに
取り付かれてしまって
いるのですから
その克服には
落語が
参考になると
思います。
続きを読む
ケネディ宇宙センターに到着した山崎飛行士に人々の心が躍るのはなぜか?
ケネディ宇宙センターに到着した
山崎直子さん(左から2人目)
です。
5日にスペースシャトル「ディスカバリー」で
国際宇宙ステーション(ISS)に
向かうそうで
「6トン以上の物資を
たくさんの人々の努力と
思いとともに運びたい。
行ってきます」と語りました。
桂枝雀の落語の
【鷺とり】の話の
まくらの話
だったと思いますが、
「アポロ打ち上げは
うそだと思いますよ」
と茶化してました。
誰もが疑わないことに
あえて茶々を入れる
その変人ぶりが
いい意味での妙です。
理由については
地球も月も
動いています。
それを
あんなに重そうな
動くアポロに
乗っていくのだから
ありえないですよ
とほくそえんでました。
おかしなお話をしているようですが
全くナンセンスなお話なら
誰も耳を傾けないでしょう。
真剣に聞きながら
笑うのですから
そこに
何か秘密が隠されている
はずです。
「動くものから
動くものへ
動くものに
乗って…」
ここでどっと
笑わせていますが
なにやら
西田哲学そのものか
それをさらに進化させたものを
感じます。
(【見るものから見られるものへ】
とかそういうフレーズで
絶対矛盾的自己同一(自覚)を
説明するのが
西田のスタイルです)
天体の話をしていますが
これは実は
人間のこころの
奇跡(自覚や悟り)の
話をしているのです。
つまり…
自分のこころは日々
変化しています。
意識できるこころと
意識できないこころが
ありますが
どちらも
発展途上です。
社会生活をしている自分も
日々変化しています。
バラバラな3つのものが
三つ巴になれば
宇宙(未来や可能性の象徴)
へ飛び立てるのです。
しかし
それは当たり前の話ではなく
奇跡的な
ありがたいことですよ
と念を押しているのです。
仏教の科学・哲学を
庶民にも
わかりやすくするために
お能や歌舞伎や
落語が生まれました。
落語の面白さは
このように
宗教的であり
哲学的である
ところにあると
思います。
PTSD罹患も
人間の存在論という
哲学的
宗教的問題に
否応なしに
取り付かれてしまって
いるのですから
その克服には
落語が
参考になると
思います。
「やしゃご弟子」誕生の桂米朝さんと二世も難しい臨床心理士
落語家の桂米朝さん(84)に
31日
「やしゃご弟子」が
誕生しました
月亭天使(本名・福田和栄(かずえ))さん(35)
上方落語の定席・天満天神繁昌亭の
スタッフから転身したそうです。
上方落語協会などでは
「記録に残る限り、
現役の落語家のやしゃご弟子は、
東西の落語界でも初めてでは」
と話しています。
米朝さんは
「天から降ってきた天使やな」と
喜んでおられたそうです。
古典落語は
やはり凄いです。
これからも
貴重な文献に
お世話になります
心理臨床家は
こうはいきませんから。
河合隼雄存命中は
二世もアリ!でしたが
今のままでは
ダメですね。
年間3万人のペースで
12年以上
無差別殺人の
片棒を担ぐ
旗を振る仕事をしていた
ミーハーだった
といって
孫子がいじめられますから…
私は臨床心理士では
ないですよ
続きを読む
「やしゃご弟子」誕生の桂米朝さんと二世も難しい臨床心理士
落語家の桂米朝さん(84)に
31日
「やしゃご弟子」が
誕生しました
月亭天使(本名・福田和栄(かずえ))さん(35)
上方落語の定席・天満天神繁昌亭の
スタッフから転身したそうです。
上方落語協会などでは
「記録に残る限り、
現役の落語家のやしゃご弟子は、
東西の落語界でも初めてでは」
と話しています。
米朝さんは
「天から降ってきた天使やな」と
喜んでおられたそうです。
古典落語は
やはり凄いです。
これからも
貴重な文献に
お世話になります
心理臨床家は
こうはいきませんから。
河合隼雄存命中は
二世もアリ!でしたが
今のままでは
ダメですね。
年間3万人のペースで
12年以上
無差別殺人の
片棒を担ぐ
旗を振る仕事をしていた
ミーハーだった
といって
孫子がいじめられますから…
私は臨床心理士では
ないですよ
春一番が飛ばした布団が電車を止めた事件 と 『鷺とり』
日本列島に
風が吹き荒れています。
大阪では
家庭の布団が
飛び
なんと
電車を止めてしまった
らしいです。
思わず
古典落語
『鷺とり』を
想い
笑ってしまいました。
『鷺とり』は
鷺をだまそうとして
窮地に追い込まれましたが
大阪・天王寺の
お坊さんたちが
用意した
大布団に
救われる
お噺です。
PTSDなのに
誤診されて
瀕死の状態の
人々が
日本にはあふれています。
究極の悲劇は
列車自殺の増加です。
自死による
ダイヤの乱れに遭遇し
いたたまれない思いが
続いていました。
人身事故でない
布団によるストップ
なんて
象徴的です。
東大寺の
お水取りの儀式が
終了した
この時期に
春の
木気の息吹が
この悲劇を
止めてくれるのではないか。
人間はおろかで
専門家が
同胞を
窮地においやることしか
できないていたらくだけど
そんな不幸を
自然の力が
救ってくれる
前兆ではないか…
そう
祈らずには
おれません。
続きを読む