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『家政婦のミタ』が教えるPTSD克服の道しるべ

物語の終盤
家族みんなで
夜空を見上げます。
「北極星って何?」
ミタさんが
スラスラ答えたのは
あの『冬のソナタ』と
同じ考え方でした。
 ―冬ソナと言えば
 ポラリスです。
PTSDになると
道を外れたようになり
道なんかないように感じますが
道しるべは
恒久的に存在するんですね。
 ― 十牛図の牛と
  一緒です。
見ようとしなければ
見えないわけで
 ―否認ですね。
ミタさんは
「奇跡」という言葉でも
 
 ―「無理と思っている人には
  絶対見えない」と
それを子どもたちに
教えていました。
ちなみに
陰陽五行説は
北極星を中心にした
哲学です。
 ―冬ソナも韓国ですから
 東洋思想圏内

『家政婦のミタ』PTSD性場当たり的無責任発言への荒療治

ミタさんは
業務命令で
お母さんになりますが
 ―家庭で行うべきことを
 何でも外注する社会への
 風刺が効いてます。
氷のようなお母さんです。
末っ子が
「ミタさんも
一緒に歌って」と
甘えてお願いしても
「ミタさんではなく
お母さんです」
「亡くなったお母さんと
一緒に歌った歌など
忘れてしまいなさい」
荒療治ですが
 ―専門家は
 荒療治してはいけないのに
 「忘れろ」と言います。
 ここも風刺ですね。
じわじわと
この家に蔓延する
その場しのぎの
無責任発言と
否認した本心を
 ―本当は
 亡くなったお母さんこそが
 お母さんだと思っている。
追求してゆきます。

森田芳光さんPTSD物語の映画監督人生

落語家を主人公にした
軽妙な喜劇
「の・ようなもの」で
商業映画監督としてデビュー
 ―商業ベースって
 PTSD治療でも
 難しい問題ですね。
 薬害の流行も後押ししてますし 
 ジブリもこのせめぎあいのなかで
 がんばっています。
落語は
【一太極二陰陽】のリセットの象徴で
面白いけど
禅的です。
$PTSD研究家翠雨の日記の子
「のような」ものは
AS IF
PTSD用語です。
 ―かまってちゃんはよくできた
 バンドですが
 なかなかの天才ですね。
松田優作主演
「家族ゲーム」
今から思えば
凄いタイトル名ですね。
人生ゲームは
一時流行しましたが
今は
家族ゲームです。
 ―家族のなかで
 いかに生き延びるか?
 酷かったら脱退もアリというのが
 常識になってきましたが
 昔から
 宗教家みたいな
 特殊な人の専売特許でした。
夏目漱石の小説
「それから」
ジブリも注目の漱石です。
日本人の今のPTSD騒動は
ここから始まっています。
「失楽園」
PTSD解離人格が
よくマネをしましたね。
離婚も増え
子どもたちは
ジブリの
『借りぐらしのアリエッティ』で
親の離婚PTSDを
どう克服するのか
勉強しています。
 ―勉強についてゆけなくなっても
 大人は【発達障害】としか
 教えてくれないから。
急性肝不全のため
亡くなったそうですが
61歳は短命ですね。
こういう時代の問題を
(あとから
このようにあれこれいうのは
簡単なわけであって)
予見しつつ形にして発信するような
精神構造からして
PTSDとはいえないにしても
大きなトラウマを
昇華しつづける
ストレスが
大変なものだったのでしょう。
自我は大変強いということに
なります。

『どくとるマンボウ』流PTSD克服術

途中からは
父親の文才を
尊敬するようになったようですが
 ―これも本当かどうか
 わかりません。
 あまりに怖いと
 取り込まれますから。
 進路を決めるとき
 ささやかな抵抗をしていますから
 去勢不安のような
 コンプレックスが
 あったでしょう。
それまでは
恐ろしいカミナリ親父
頑固親父と
感じていたのです。
 ―ストレスフルな環境です。
その父親が亡くなった時
こんなことを
書いてますから
PTSD研究家翠雨の日記
この人の躁うつ病は
ドストエフスキーのような
(てんかん発作ですが)
PTSDであったような
気がします。
 ―ドストエフスキーの親子関係に
 似ています。
固着を意味するような
表現もありますしね。
 ―トラウマがあるのは
 PTSDです。
PTSD研究家翠雨の日記
家が脳病院であっても
自分が脳医者であっても
表現することで
治癒させようとしたんですね。
これは少し前までの
常識です。
病院で
こういうのが治ると
思っている人なんか
一人もいなかったと
思います。
 ―隔離する場所です。
 継子イジメの話もよく
 聞かされました。
1つの秘訣は
無意識に任せて書くことですね。
認知の歪みがあるのだから
自分で
自分に都合のよいことを
かき集めても
世界が狭まるだけでしょうから。
短期間に
よくなっている
ブログはそんなところ
確かにありますね。
部外者からみたら
なんていい加減な!
だからそううつなんだとか
言われそうですが
常識の逆であることが
この世界多いですね。

NHK土曜ドラマ『蝶々さん』もPTSD解離人格

朝日新聞の女性ライターが
カンカンメラメラです。
前編で
大変聡明に描かれていた
蝶々さんが
総領事の
パーティーで
アメリカ海軍少尉に出会って
一目ぼれしたあと
叔父に遊郭に売られ
最後は自殺します。
武士の立派な娘が
少尉の不実を見抜けず
流されていく
哀れさを強調しつつ
「女の一本道」と
礼賛しているように
受け取られて
ご立腹なのでしょうが
普遍的に
今も輝く(よい意味ではないですが)
その一本道に
気づけないから
感情が刺激されるのでしょうね。
家柄がよかろうが
知能が高かろうが
心的ショックを受ければ
PTSDになり
放置すれば
悪化の一途をたどるというのは
常識でしょう。
 ―否認してるから
 意識的にはそうじゃないようですが。
東大教員
夏目漱石が
ロンドン留学で
PTSD発症したのを
ご存じないのかな?
 ―男の一本道も
 あるのにね。

『家政婦のミタ』隣のイヤミおばさんもPTSDだった

PTSD研究家翠雨の日記なんと売れてます…
三田さんが
ドクター・バッグを持って
 ―機能不全家族のセラピスト
向かった先は
PTSD研究家翠雨の日記
お隣の
イヤミおばさんの
家でした。
サンザン嫌なこと言って
結局
三田さんを雇ってるんですね。
 ―フツーは
 嫌いなら避けますね。
気になって気になって
なんか
うらやましくてうらやましくて
しかたがなかった
わけですね。
 ―「気がすまない」という事です。
  陰陽五行的であり
  PTSDであるということです。
さっそく
夫の浮気を調査させます。
 ― 一応家政婦なんですがあせる
普通は
なかなか実態がつかめなかったり
時間がかかったりするものだし
相手の反応をみながら
報告するものでしょうが
そこは
無慈悲なスーパー・ミタさん
即効解決
 ―スーパー知能
 スーパー行動力
ありのままに報告します。
すると
イヤミおばさんは
自暴自棄になり
一家心中するから
家ごと燃やして欲しいと
言い出します。
 ―PTSDの治療は
 シンプルですが
 ゆっくりしないと
 アブナイのです。
 上原美優さんが
 抗精神薬を飲んで自殺したのも
 コレです。
さんざんこき下ろした
隣の家の子と
同病でしたね。
なかなか
PTSDの実態を
よく表現していると
思います。
家族療法では
ペットくらいは
連れて行くかもしれないですが
隣のイヤミおばさんも
追加したらいいですね。
 ―もちろん普通のサイコセラピーは
 そんな邪魔くさいことしません。

『家政婦のミタ』母親の死PTSD予防に派遣された家政婦

第一話は
母親の四十九日過ぎ
あたりです。
 ―実は自殺なんですが
 事故死ということに
 してあります。
 
 ミタさんの存在を認めた
 父親が最後に
 伝えます。
 PTSD治療でも
 信頼関係から
 徐々に真相がわかります。
 下手したら
 「大丈夫です」しか
 教えてもらえません。
個性豊かな
4人の兄弟は
母親の死という
ショックを内に秘めながら
 ―まだまだヒリヒリしているのが
 だんだん明らかになります。
 ある種人格障害的です。
変わり果てた
日常や
 ―朝起きて
 窓を開けたら
 枯れた庭木や花
 冷蔵庫を開ければ
 バターがないなど…
 1つ1つショックです。
家族関係の解体の確認など
 ―母親中心に
 1つのまとまりがあったのです。
 けんかが絶えません。
様々な変化に
適応させられています。
父親は
「いつまでも
悲しんでいないでさぁ」と
★仏壇を注文し
★家政婦を雇い
★「金あんの?」と聞かれ答えた
「保険金だってあるし…」に
多感な子どもたちは
1つ1つ過敏に
反応します。
全員が一致した
考えならまだよいのですが
母親の遺品をどうするかという
ことについても
「早く処分しろ」という子と
「なんてこと言うの?」という子に
分かれます。
 ―双方本当は割り切れない
 想いがあるのですが…
「それは業務ですか?」
「かしこまりました」で
感情殺して
何でもやってしまう
ミタさんがいるからこそ
ハッキリぶつけられるのかも
しれません。
$PTSD研究家翠雨の日記
すでによく売れてるそうですが
ドラえもんのポケットみたいに  =異次元
何でも出てくる
ミタさんの
ドクター・バッグ
 ―やはり治療者なんでしょう。
第三の抜けがないと
PTSD予防は
難しいのかも
しれないですね。
現在の日本の多くの家庭には
ドクター・バッグをもつ
ミタさんが必要なのでしょう。

『忠臣蔵』は永遠の陰陽五行説流PTSD手本

ストーリーを知っているのに
毎年見てしまう人も
多いそうです。
 ―普遍的な問題があるから
 ですね。
始まりは
松の廊下
 ―虚構が97パーセントと
 言われてますが
 これは史実でしょうか?
 能舞台そのままですが…。
PTSD研究家翠雨の日記
PTSD研究家翠雨の日記
 ―陰陽五行的に
 「松」は変容の場なのです。
田舎の若き殿様の
ご乱心から
 ―怒りから
 場をわきまえず
 解離して
 刀を抜いてしまった。
でしたね。
即効切腹を命じられ
お家取り潰しは
今の解離犯罪と同じです。
 ―すべてを失います。
 今はもう少し審議されますが
 時間をかけてるだけで
 内実はあまり変わらないような…。
 冤罪もありますし…。
ご乱心行動は
ルール違反ですが
殿様の気持ちも
良く解かるので
復讐劇になるわけですね。
 ―PTSD解離犯罪を犯す人も
 最初は被害者で
 傷つきがあり
 そうせざるを得ない理由が
 あるのです。
 社会的には認められないし
 自分でも説明できませんが。
討ち入りのシーンの
★雪
★太鼓は
虚構だそうです。
でも
心情をうまく表現するには
必要なのでしょうね。
箱庭などの
イメージ作品でも
そういうことはあります。
 ―現実ではないけど
 虚構じゃないし
 そこに真実があるのです。
 それが【架空】でしょうね。
雪は
PTSDのトラウマの
【昇華】
 ―水蒸気では
 ちょっと違う意味になりますね。
太鼓は
五行説の
5つの気のうち
【木気】の象徴です。
まだ冬だけど
 ―問題は覆われたままの
 きびしい段階
春の息吹が感じられると
【気】が済むのです。
人間のこころは
合理的にはできてません。
 ―デーブ・スペクターは
 殿様はキレすぎだし
 浪士にはメリットないし
 暗殺とか考えなかったのかとか
 自殺を美化しすぎではと
 書いてます。
 でもオペラ的だと認め
 大学浪人は一緒かな?と
 結んでます。
 (本当はわかってての
 リップサービスでしょう)
気の済ませ方は
進化させる必要がありますがね。
内なるお天気みたいなものですから
そこは
やはり無意識として扱い
分析するしかないのでは
ないでしょうか?
 ―納得行けば
  行動化しませんからね。

PTSD性【解離】克服中の沢尻エリカが演じる一人二役

「別に…」から
4年半ぶりに
女優業復帰だそうです。
「別に…」で
 ―言いたいけど  ←陽
 言いたくない  ←陰 
太極に
創造的退行した
エネルギーが
$PTSD研究家翠雨の日記
現在の流行
【解離】を捉えました。
 ― 結果的な
  二重人格や多重人格
 おまわりさんが万引きするとか
 牧師が少年にイタズラするとか
 精神科医が麻薬中毒を作るとか…
演じるのは
2人の対照的な女性
 ―世間の関心も
 エリカさんのような人は
 内部でどうなっているのだろう?って
 ことでしょうから。
★絵留
 L
 男勝りだが消極的
★絵夢
 M
 自由奔放で積極的
 
絵留の想う男性に絵夢が
絵夢の想う男性に絵留が
出会います。
 ―四角関係
ユング的に言えば
ゴーストリーアニムスの
お話ですね。
バラバラな解離行動だけ
見せられると
めまいがするだけですから
クロスさせる
工夫が見られます。
投影的同一視から
吉と出るか
凶と出るか?
それはそこに
【気づき】が起こるか否かに
よるでしょうが
 ―心理療法はこのために
 あります。
 薬を飲んだら
 気づけない!
ドラマでは
さて?

嵐の松潤も松田翔太もPTSD解離の時代の【非暴力】を哲学する

PTSD研究家翠雨の日記
アイドルグループ
「嵐」で
12年間活躍し
今は
舞台で
ボクサー役を
演じているようですが
PTSD研究家翠雨の日記
うまく脱皮してますね。
 ―哲学が感じられます。
架空にこそ
 ―現実と非現実の間
真実がありますから
俳優はそこに焦点を当てるのです。
 ―臨床心理学の学会では
 これを最近馬鹿にしてます。
 哲学なき臨床心理学は
 新興宗教だと思います。
 まあそうなってるけどあせる
陰とか陽とか
象徴とか
このブログで
いつも書いてるようなことも
自然に話してますね。
 ―そこにPTSD克服の鍵が
 ありますからね。
PTSD研究家翠雨の日記
暴力の哀しさは
左に掲載されていた
この作品でも
テーマになっています。
美学としての
非暴力を
考える時代です。