待遇の悪い日本で
苦しむ主人公二順は
祖国に手紙を書こうとしますが
苦しさや混乱のあまり
うまく書けません。
でも
書くってことには思いのほか
癒しの効果が
ありました。
何も考えず
思いをペン先にゆだねているうちに
恍惚状態に陥ります。
ふと
我に返ると
落書きだらけでした。
無知の涙の
永山則夫もよく
書きなぐってます。
自分のこころを見つめるノートには
無意識の落書きも
大事な役割を果たします。
芸術療法の
原点がここにあります。
続きを読む
待遇の悪い日本で
苦しむ主人公二順は
祖国に手紙を書こうとしますが
苦しさや混乱のあまり
うまく書けません。
でも
書くってことには思いのほか
癒しの効果が
ありました。
何も考えず
思いをペン先にゆだねているうちに
恍惚状態に陥ります。
ふと
我に返ると
落書きだらけでした。
無知の涙の
永山則夫もよく
書きなぐってます。
自分のこころを見つめるノートには
無意識の落書きも
大事な役割を果たします。
芸術療法の
原点がここにあります。
続きを読む
―長らく分析を放置
してしまいました。
二順が気の毒で
共感しすぎたかも
しれません。
家族を置いて
しぶしぶ日本に来たのに
待遇がよくないです。
なんかバカにした感じも
あります。
中国人の二順がみた
日本ですが
なんか
自己実現しようとする人と
その足をひっぱる夢を
あきらめた人達の構図のように
見えます。
一即多
中国ではポニョの妹たちのように
応援してくれましたが…
才能があって
前向きに努力する人の
苦労が表現されています。
がんばりの上に
さらなるがんばりを
要求されています。
やはり
【百尺竿頭】
【如人千尺懸崖上樹】
ポ如 崖の上の
【仏向上】の厳しさです。
西洋のお話なら
仏の域に達しておしまい
なのですが
東洋人は
仏を超えていかねばならないので
厳しいですね。
でもそれが伝統であり
各分野で先人はそれを
してきたのです。
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―長らく分析を放置
してしまいました。
二順が気の毒で
共感しすぎたかも
しれません。
家族を置いて
しぶしぶ日本に来たのに
待遇がよくないです。
なんかバカにした感じも
あります。
中国人の二順がみた
日本ですが
なんか
自己実現しようとする人と
その足をひっぱる夢を
あきらめた人達の構図のように
見えます。

一即多
中国ではポニョの妹たちのように
応援してくれましたが…
才能があって
前向きに努力する人の
苦労が表現されています。
がんばりの上に
さらなるがんばりを
要求されています。
やはり
【百尺竿頭】
【如人千尺懸崖上樹】
ポ如 崖の上の
【仏向上】の厳しさです。
西洋のお話なら
仏の域に達しておしまい
なのですが
東洋人は
仏を超えていかねばならないので
厳しいですね。
でもそれが伝統であり
各分野で先人はそれを
してきたのです。
おいしく食べ終わったスイカの皮を
無造作に捨てようとしたところ
雲紗が
なぜ捨てるのか?
と聞きます。
『なぜって…
何を言い出す。
スイカの皮だぞ!』
二順の声が聞こえてきそうです。
雲紗は
自分の父が
スイカの皮の料理を
いろいろ創作したこと
クセがないので
案外何にでもあうこと
身体を涼しくするスイカの作用は
もちろん皮にもあることなど
教えながら
学校にも行ってなくて
勉強もできなくて
何のとりえもないように
見えるけど
やる気になったら
何とかしてきた
二順のことを
スイカの皮みたいな人間だと
言います。
凄い奥さんですね。
ほめられてるのか
けなされてるのか
わからないようで
凄く励ましています。
その人の魂に対する信頼感が
ビシビシ感じられます。
二順の目がまた光りました。
新しい世界に飛び込む不安を前に
価値観や人生観を更新することが
できたのでしょう。
こんな心理療法がいいですね。
人間が元気になるのは
先入観をうまく超えたときで
リセットの法則は
二元論でなくて
【一太極二陰陽】です。
太極が元気のふるさとですから。
スイカのおいしいところは
赤と黒で
太極の色です。
(作家の無意識は
陰陽五行でできてる証です。
偶然にしてはできすぎてますし
知的操作には限界があります)
スイカの皮を
不要物としかみないような
(一元論・一言居士)
心理療法はダメですし
スイカの皮と人間は別物だとしか
考えられないような
(象徴を使えない)
ユング心理学もだめです。
あなたには
かぐや姫やスサノヲの涙の意味が
わかりますか?
続きを読む
おいしく食べ終わったスイカの皮を
無造作に捨てようとしたところ
雲紗が
なぜ捨てるのか?
と聞きます。
『なぜって…
何を言い出す。
スイカの皮だぞ!』
二順の声が聞こえてきそうです。
雲紗は
自分の父が
スイカの皮の料理を
いろいろ創作したこと
クセがないので
案外何にでもあうこと
身体を涼しくするスイカの作用は
もちろん皮にもあることなど
教えながら
学校にも行ってなくて
勉強もできなくて
何のとりえもないように
見えるけど
やる気になったら
何とかしてきた
二順のことを
スイカの皮みたいな人間だと
言います。
凄い奥さんですね。
ほめられてるのか
けなされてるのか
わからないようで
凄く励ましています。
その人の魂に対する信頼感が
ビシビシ感じられます。
二順の目がまた光りました。
新しい世界に飛び込む不安を前に
価値観や人生観を更新することが
できたのでしょう。
こんな心理療法がいいですね。
人間が元気になるのは
先入観をうまく超えたときで
リセットの法則は
二元論でなくて
【一太極二陰陽】です。
太極が元気のふるさとですから。
スイカのおいしいところは
赤と黒で
太極の色です。
(作家の無意識は
陰陽五行でできてる証です。
偶然にしてはできすぎてますし
知的操作には限界があります)
スイカの皮を
不要物としかみないような
(一元論・一言居士)
心理療法はダメですし
スイカの皮と人間は別物だとしか
考えられないような
(象徴を使えない)
ユング心理学もだめです。
あなたには
かぐや姫やスサノヲの涙の意味が
わかりますか?
舞台恐怖症が【昇華】した
【獅子頭】の料理を認められ
日本に行けることになり
海外渡航にあたって
共産党にも
特例入党することになりました。
すべてが名誉な話ですが
大変困惑しています。
党と国家を前に
自分や家族が障害になれば
それを犠牲にするのが
常識で
それができないのは
恥ずべきこと
という時代です。
ユングの集合的無意識には
層があり
比較的意識に近いものが
個人的無意識
個人的無意識の背景に
家族的無意識
そしてそれを支える
国家的な無意識があります。
(中国人としての常識)
【自己実現】つまり
【個性化の過程】の際には
この集団の常識を
超えざるを得なくなります。
お釈迦さまは
自分の生まれた土地にあった宗教を否定し
家族を捨てて
厳しい修行をしたのち
悟り
仏教をつくりましたし、
イエスキリストも
為政者たちに
迫害され死刑にされながら
キリスト教をつくりました。
モハメッドも
激しい幻聴に脂汗をかきながら
必死に瞑想し
イスラム教をつくりました。
この【元型】は
何も宗教者の専売特許ではありません。
かぐや姫も自己実現にあたって
月に還って行きました。
(月は本来の自己のある場所です)
一般人も
自己実現するときは
似たような雛形に絡め取られて
苦しむのです。
続きを読む
舞台恐怖症が【昇華】した
【獅子頭】の料理を認められ
日本に行けることになり
海外渡航にあたって
共産党にも
特例入党することになりました。
すべてが名誉な話ですが
大変困惑しています。
党と国家を前に
自分や家族が障害になれば
それを犠牲にするのが
常識で
それができないのは
恥ずべきこと
という時代です。
ユングの集合的無意識には
層があり
比較的意識に近いものが
個人的無意識
個人的無意識の背景に
家族的無意識
そしてそれを支える
国家的な無意識があります。
(中国人としての常識)
【自己実現】つまり
【個性化の過程】の際には
この集団の常識を
超えざるを得なくなります。
お釈迦さまは
自分の生まれた土地にあった宗教を否定し
家族を捨てて
厳しい修行をしたのち
悟り
仏教をつくりましたし、
イエスキリストも
為政者たちに
迫害され死刑にされながら
キリスト教をつくりました。
モハメッドも
激しい幻聴に脂汗をかきながら
必死に瞑想し
イスラム教をつくりました。
この【元型】は
何も宗教者の専売特許ではありません。
かぐや姫も自己実現にあたって
月に還って行きました。
(月は本来の自己のある場所です)
一般人も
自己実現するときは
似たような雛形に絡め取られて
苦しむのです。
二順の腕が
日本人に認められた
わけだから
二順の代わりは
いない。
舞台恐怖症克服の過程で
二順は
自己を確立し
唯一絶対の個性を
手に入れました。
ユング心理学でいう
【自己実現】
【個性化の過程】
とはこういうものです。
個性化の過程
ですからね。
入り口を見つけた
ということなんです。
柔道・剣道・
茶道・華道・香道
…
わが国には【道】とつく
ものがたくさんありますが、
その道を歩き始めた
ということでしょう。
今なら
【料理道】とか
言うのかもしれません。
西洋のお話と違うのは…
怪物を倒して
王子さまとお姫さまが
結婚して
…
というハッピーエンドが
ないことです。
かといって
ハッピーでないわけではない。
【一太極二陰陽】の
リセットの法則で
人生を
バクシンするパスポートを
得たわけです。
ユング心理学を
日本流に改良することは
焦眉の課題です。
続きを読む
二順の腕が
日本人に認められた
わけだから
二順の代わりは
いない。
舞台恐怖症克服の過程で
二順は
自己を確立し
唯一絶対の個性を
手に入れました。
ユング心理学でいう
【自己実現】
【個性化の過程】
とはこういうものです。
個性化の過程
ですからね。
入り口を見つけた
ということなんです。
柔道・剣道・
茶道・華道・香道
…
わが国には【道】とつく
ものがたくさんありますが、
その道を歩き始めた
ということでしょう。
今なら
【料理道】とか
言うのかもしれません。
西洋のお話と違うのは…
怪物を倒して
王子さまとお姫さまが
結婚して
…
というハッピーエンドが
ないことです。
かといって
ハッピーでないわけではない。
【一太極二陰陽】の
リセットの法則で
人生を
バクシンするパスポートを
得たわけです。
ユング心理学を
日本流に改良することは
焦眉の課題です。