獅子頭」カテゴリーアーカイブ

朝日新聞『獅子頭』第四十三・四十四話  布置~冠帯

運勢エネルギーを表す星に

「冠帯」なんてのがあるそうです。

(衣の略でしょうか?)

理想・飛躍を意味する星です。
人間の一生に例えると
<未熟な少女期から青年期へと移りゆくイメージ>
です。
(男性でも同じことでしょう)

パワフルな精神で
さまざまな事にチャレンジする時
普段は避けていた難しい仕事にも
積極的に取り組んでみたくなる時

そして
自分一人で完ぺきに成し遂げようとせず
経験豊富な周囲の人間のアドバイスを得て
向上をはかるべき時

です。

雲紗の頭脳
鬼猫の見聞の広さとセンス

自分にないものを
柔軟に積極的に
見方につけながら
二順は
結婚にこぎつけようと
しています。

これだけは自分の頭で
指揮
をとりたいですよね。

自力がすべてだった時期から
風に乗る時期に
変化してきたのかも
しれません。

無我だと上手に
乗れますね。
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朝日新聞『獅子頭』第四十三・四十四話  布置~冠帯

運勢エネルギーを表す星に
「冠帯」なんてのがあるそうです。
(衣の略でしょうか?)
理想・飛躍を意味する星です。
人間の一生に例えると
<未熟な少女期から青年期へと移りゆくイメージ>
です。
(男性でも同じことでしょう)
パワフルな精神で
さまざまな事にチャレンジする時
普段は避けていた難しい仕事にも
積極的に取り組んでみたくなる時
そして
自分一人で完ぺきに成し遂げようとせず
経験豊富な周囲の人間のアドバイスを得て
向上をはかるべき時
です。
雲紗の頭脳
鬼猫の見聞の広さとセンス
自分にないものを
柔軟に積極的に
見方につけながら
二順は
結婚にこぎつけようと
しています。
これだけは自分の頭で
指揮
をとりたいですよね。
自力がすべてだった時期から
風に乗る時期に
変化してきたのかも
しれません。
無我だと上手に
乗れますね。

朝日新聞『獅子頭』第四十二話  ユング心理学【布置】の実際

空中ブランコからの転落で
舞台恐怖症叫びという
PTSDになった
二順

恐怖症になる直前に
出会った『獅子頭』を
自分のものにするために

料理の道に転向
まっしぐらに
突き進むなか

恋愛ドキドキ
結婚を考えています。

猿のように
木の上を歩けるように
なりたかった時代に

雑技学校で共に励んだ
鬼猫に相談したいと
考えているとき

鬼猫は
留守の二順の宿舎を
尋ね
フィアンセに渡せばいいと
ハンガリー公演で買った
スカーフいていった。

まさに
布置目ですね。
(スカーフ=布)

偶然なんかでは
ありません。

トラウマを回避せず
しっかり向き合っていたら

目に見える交流がなくても
ちゃんと繋がっているんです。

仏教では
縁起と呼ぶのでしょうねハチ
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朝日新聞『獅子頭』第四十一話  錬金術

鍋にをかけ
を入れ

適温になったら
下準備した素材
放り込む。

素材は
値段の高いのが
よいとは
限らない。

陰陽五行という名の
中国式錬金術

です。

【水剋火】
ですが

水か火か
ではなく
水と火の
コラボレーションを

背景に
決して金ではない

やわな人間が
その人格を
なんとか金に変容させようと
日々苦労しているのですメラメラ
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朝日新聞『獅子頭』第四十二話  ユング心理学【布置】の実際

空中ブランコからの転落で
舞台恐怖症叫びという
PTSDになった
二順
恐怖症になる直前に
出会った『獅子頭』を
自分のものにするために
料理の道に転向
まっしぐらに
突き進むなか
恋愛ドキドキ
結婚を考えています。
猿のように
木の上を歩けるように
なりたかった時代に
雑技学校で共に励んだ
鬼猫に相談したいと
考えているとき
鬼猫は
留守の二順の宿舎を
尋ね
フィアンセに渡せばいいと
ハンガリー公演で買った
スカーフいていった。
まさに
布置目ですね。
(スカーフ=布)
偶然なんかでは
ありません。

トラウマを回避せず
しっかり向き合っていたら
目に見える交流がなくても
ちゃんと繋がっているんです。
仏教では
縁起と呼ぶのでしょうねハチ

朝日新聞『獅子頭』第四十一話  錬金術

鍋にをかけ
を入れ
適温になったら
下準備した素材
放り込む。
素材は
値段の高いのが
よいとは
限らない。
陰陽五行という名の
中国式錬金術

です。
【水剋火】
ですが
水か火か
ではなく
水と火の
コラボレーションを
背景に
決して金ではない
やわな人間が
その人格を
なんとか金に変容させようと
日々苦労しているのですメラメラ

朝日新聞『獅子頭』第四十話  心の拠り所にも賞味期限がある

二順は試行錯誤していますが

どうもしっくりきていないようで
ちょっと
焦っているようです。

伝統を学びながら
新しいことを

と意識してきましたが

そのよりどころが
ちょっと古びて
ポイントが
ぼやけてきたようです。

よりどころには
賞味期限があるのですね。

走りながらも
気づいたら
しっかり悩むのが
二順のいいところです。

周囲の人の声も
柔軟に取り入れた
打開策が決まりました。

目的・テーマを
決めて
とりあえず
そこから
集中して努力していく

です。
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朝日新聞『獅子頭』第四十話  心の拠り所にも賞味期限がある

二順は試行錯誤していますが
どうもしっくりきていないようで
ちょっと
焦っているようです。
伝統を学びながら
新しいことを
と意識してきましたが
そのよりどころが
ちょっと古びて
ポイントが
ぼやけてきたようです。
よりどころには
賞味期限があるのですね。
走りながらも
気づいたら
しっかり悩むのが
二順のいいところです。
周囲の人の声も
柔軟に取り入れた
打開策が決まりました。
目的・テーマを
決めて
とりあえず
そこから
集中して努力していく
です。

朝日新聞『獅子頭』第三十九話 マクドナルド並みの臨床心理学に命を託せるか

雲紗と結婚したければ

彼女の父親に
認められるような
料理人になることが
必須であり

その料理は
気が遠くなるような
歴史や地理
そして
そこで繰り広げられた
であろう
人間の
必死の創意工夫の
積み重ねの跡としての
知恵
(集合的無意識
 普遍的無意識)

実は
密接に結びついている。

そのうえでの話だが

彼女は二順に
メニューにないものを
作らせ
ようとする。

歴史を否定すれば
根無し草となり
たちまち不安になるが

過去の歴史として
閉じられ完結した世界に
自分を閉じ込めたら
滞った水により
根が腐る。

伝承の秘儀だと
思います。

そして
これはPTSDにおける
トラウマの取り扱いにも
通底することだし

こころの研究が
おかしくなった原因を
突いたものでもあります。

「臨床心理学って面白そう」って
ミーハー的に
志願する人が増え

大学が増設され
(他のまじめな学問を
追いやり)

誰にでもわかるような
講義が求められた
結果

マクドナルドの
アルバイト並みの
マニュアル臨床家が
多量に促成栽培されました。

つまり
自分の頭で考えず
心理学の先行研究も
その源にある
宗教や哲学も
すべて否定して

はしごをはずされた
貧相な精神科の医療モデルで
人間を嵌め殺すのです。

悪気がないからって
許されますか?
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朝日新聞『獅子頭』第三十九話 マクドナルド並みの臨床心理学に命を託せるか

雲紗と結婚したければ
彼女の父親に
認められるような
料理人になることが
必須であり
その料理は
気が遠くなるような
歴史や地理
そして
そこで繰り広げられた
であろう
人間の
必死の創意工夫の
積み重ねの跡としての
知恵
(集合的無意識
 普遍的無意識)

実は
密接に結びついている。
そのうえでの話だが
彼女は二順に
メニューにないものを
作らせ
ようとする。
歴史を否定すれば
根無し草となり
たちまち不安になるが
過去の歴史として
閉じられ完結した世界に
自分を閉じ込めたら
滞った水により
根が腐る。
伝承の秘儀だと
思います。
そして
これはPTSDにおける
トラウマの取り扱いにも
通底することだし
こころの研究が
おかしくなった原因を
突いたものでもあります。
「臨床心理学って面白そう」って
ミーハー的に
志願する人が増え
大学が増設され
(他のまじめな学問を
追いやり)
誰にでもわかるような
講義が求められた
結果
マクドナルドの
アルバイト並みの
マニュアル臨床家が
多量に促成栽培されました。

つまり
自分の頭で考えず
心理学の先行研究も
その源にある
宗教や哲学も
すべて否定して

はしごをはずされた
貧相な精神科の医療モデルで
人間を嵌め殺すのです。
悪気がないからって
許されますか?