原爆を落とされても
原発事故が起こっても
原子力信仰が揺るがないのは
不思議ですね。
それを
日本人に刻まれた
トラウマの謎として
読み解いたそうです。
安全/危険の
不毛な二項対立を越えるには
どうすればいいのかという
視点もあります。
― 二元論じゃなくて
一太極二陰陽でしたね。
象徴・反復・否認・両価性・無常観という
精神分析的視点から
閉塞状況に
風穴を開ける脱原発論は
ちょっと新しいかも
「精神分析」カテゴリーアーカイブ
PTSD解離犯罪大流行で『ラカンの殺人現場案内』
朝日新聞『聖痕』50 PTSD克服児の弟に芽生えたエディプスコンプレックス負の連鎖
主人公は
心身にハンディをもっていますが
よく自覚し
―強がりは毒ですから
認めることが大事です。
めげずに
―負けたらおしまいです。
百尺竿頭一歩進めよです。
よりよく生きられるように
努力しています。
―自己実現の過程です。
いじめにも
遭遇しましたが
―男色の中学生から
わいせつ行為を受けそうになりました。
いじめっ子の毒親は
それを知り
驚愕して
しっぽを巻いて逃げました。
気丈に対応
いじめっ子は
転校してゆきます。
その様子を見聞した
老獪な弟も
―まだ子どもですが
PTSDの毒はおそろしいものです。
兄の怖さを知り
認識を改め
―自分のいいようにはできない。
警戒しています。
―攻撃が失敗したので
責められる不安妄想
エディプスコンプレックス的です。
昨年大騒ぎしたせいで
家族旅行が中止になりましたが
緊張感にエネルギーが吸い取られ
反省する余裕のない弟は
自分のせいだとは
気づきません。
知らず知らずのうちに
PTSD的に悪化してゆくようです。
朝日新聞『聖痕』43 性的虐待PTSDよりひどい弟の混乱
変質者に
去勢された事実は
当人の兄でさえ
本当に受容するのは
大変なわけで
それを弟が理解するのは
無理だと
両親は考えて
隠していました。
ところが
弟は
家に充満する
不自然さに暴れ
とうとう秘密を知ってしまい
行き場をなくし
溜まりに溜まった
鬱憤が
それを加速させます。
両親は絶望し
―弟は
敵を取ったように
言いふらし始めてます。
快感は依存症になりますから
厄介です。
兄の問題も複雑になります。
この子が
「いつか蠍が自分の毒で死ぬように
ひどい目に遭うのは
間違いない」と
思います。
それもまた
呪いのように
弟のこころにインプットされるでしょうね。
そして
行動制限もきつくなり
ストレスが高まるでしょう。
―拘束された記憶しか
残らないと
これまた厄介
記憶は
都合良く
書き換えられますからね。
PTSDは
容赦なく
負の連鎖を起こしています。
朝日新聞『聖痕』33 PTSD解離性悪事には叱るより蕩かす
兄への嫉妬から
乱暴狼藉を働いた
弟ですが
「なんでそんなに
兄ちゃんを憎むんだい?」と聞く
父親の穏やかな声で
叱られると緊張していた
気持ちが緩み
涙腺が堰を切り
しゃくりあげながら
悲しみを訴え
憎しみや恨みを
怒号します。
昔からある
傾聴の極意ですね。
―ふんふんと聞くだけと
勘違いされてます。
いくら自分が悪くても
叱られると
解離するので
ある種の護られた空間をつくり
―何を言っても受容される。
感情を吐き出させたら
反省や
思いがけない答えが
出てくるのです。
精神分析も
日本では
仏教的なんです。
―西洋は上からビシバシ分析
洞察させる。
キリスト教が常識にあれば
通用しますが
日本では無理
朝日新聞『聖痕』31 PTSD児の弟がPTSDになる理由
美しいがゆえに
環境がサイアクになる
ということを
教えてくれる
―みんなが
病的好奇の目で見る。
最たるものは変質者で
意外なのは聖職者
比べられないけど
質の違うショック
主人公ですが
出来る努力をし
なんとか
秘密は守られています。
しかし
5歳の弟が
どうも
乱暴に育ってしまったようです。
親の目が全部
主人公に向いてましたからね。
―そしてこの子は
あまり美しくないのです。
子どもらしい
勘違いも起こっているかも
しれません。
悪気はなくても
よくある現象です。
朝日新聞『聖痕』30 寄ってたかって破壊されがちなPTSD個性化の過程
聖なる痕
というのが
そもそも【象徴】のことで
―傷つきの自然治癒の痕が
その人の宗教になる。
昨年あたりまでの
―発達障害の本が
バカみたいに売れてました。
象徴否定発達障害でっちあげの
―象徴が使えない子の増加=発達障害の増加
ユング派の
反動でしょうね。
ジブリも
スポンサーとかあるから
はっきりとは言えず
不安と神経症の時代と言い
―ウツ病や発達障害の時代ではない。
絶望するなと
―治る方法がある。
メッセージを送っていますが
―象徴的表現で
象徴否定を
批判しているのがエライ!
筒井康隆も
その流れに
参画したようです。
変質者は
美しい主人公を
傷つけますし
クラスメイトも
美しさが眩しくて
汚さずにはおれないようです。
―護りのない
こころの弱い子でしょうがね。
しかし
泣き顔もまた美しいんですね。
それでまた
エスカレートしたりするのは
昔から言われてきた
いじめの本質です。
―未治療PTSDも
フツーの人を病気に
引きずり込みたがりますね。
集合的無意識というものは
基本的には
なるべく足を引っ張る方向に
動くのです。
―ほっとくと堕落する。
今の地球みたいに
しかし
脱出する方法もあるし
―せめて動物と共存し
宮沢賢治的に
考えるとか
醜さに気づかせ
啓蒙することもできるのです。
しかし
主人公の家庭では
目立たないように
適応するように
教育しようとしているようです。
―プールで身体を鍛え
色黒にするとか。
現実にも
不登校児は
適応指導教室とか
行きますね。
この無理がたたって
―内なる自然が壊される
PTSDになる子も多いですね。
朝日新聞『聖痕』第17話 子どものPTSDで修復される家族の機能不全
昔は
子どもの情緒障害を
家族問題の結果と捉える
視点がありました。
―今こういうこと言うと
家族会から
袋叩きになるようですね。
親の夫婦仲が心配で
―離婚されたら
自分の一大事
学校に行ってるどころじゃない
不登校とか
家族がバラバラだから
飼い犬が死んだのに
―弱い立場が
不幸を実体化し
サインを送る。 ☚無意識のサイン
気づかないと
不幸がエスカレートしていくとか。
―ケネディ一家みたいになる。
子どもの非行問題で
バラバラな家族の結束力が
できたとか。
温泉のような記憶は
その後のPTSD発症リスクを
大幅に軽減するでしょうね。
記憶は大事です。
―「今ここ」を大事にしたら
記憶がよくなるんですよね。
♪ヘイ・ジュードもAKB48秋元才加さんも PTSD解離型いじめの魔境を破る「気概」「表現」
朝日新聞の一面
いじめられている子どもたちへの
呼びかけ
今日は
秋元さん
AKB48のメンバーにも
いじめられていた子はいるし
自分もそうだったが
人と違うところから
きているイジメだったから
―いじめにもタイプがある。
恐れず
自分の気持ちを伝えることが
―残念ながら
表面的にしか見てもらえない
(落ち込んでたらうつ病とか)
世の中促進中
いじめを脱する一歩になると
―貫くことが大事と
『崖の上のポニョ』も
勇気づけています。
オリンピックでも
ポール・マッカートニーが
♪ヘイ・ジュードを
歌い
会場が1つにつながり
その普遍性を確認したようですね。
精神分析の日本人大家も
気概があればいじめられないと
書いてました。
―やはり陰陽五行的です。
気概がある相手には
【投影】できないですからね。
―気弱なお子ちゃま【投影】は
退散します。
『帰れないヨッパライたちへ』精神分析では読めないPTSD解離時代の患者たち
精神分析医ですが
♪帰ってきたヨッパライが
有名ですね。
今の日本の問題は
外に向かって勝負せず
内向きの足の引っ張り合いに
終始することだと指摘
原因は
無意識的な
「母‐子」の二者関係が支配する
「天国」にとどまろうとし
父親的なライバルが出現する
「母‐子‐父」の
三角関係をこなしきれないところだと
説明します。
昔の酔っ払いは
そういう説明が成り立つ
依存症でした。
専門家という権威に ☚ストレス
やたら弱くて
専門家がいたら
治療にならないから
「断酒会」などが
できたのです。
しかし
今は
重症ヒステリーの時代
―多彩な症状をもつ
断酒より断薬
―基本薬チュー
薬を介した
異常な「母・子」関係に
引きずり込み
出られないようにするのが
基本治療です。
抑圧より解離が問題です。
―異常行動が派手で
犯罪スレスレ
断酒会が成立していた時代は
牧歌的ですね。