「応仁・文明の大乱を知る我らなど
すっかり老人じゃ」
なんて書いてますが
平成の世でも
そんなことないです。
京都人が言うところの
「この前の戦争で…」
普通第二次世界大戦のことだと
思うでしょ?
応仁の乱のこと
言ってたりするのです。
―恨みがあります。
PTSD問題もこれに
似てます。
トラウマだと思っていることが
あっても
―これに気づいただけでも
なかなかですが。
問題はもっと前の時代に
前段階が存在していること
実は多いです。
「青銭大名」カテゴリーアーカイブ
朝日新聞『青銭大名』第百一話 風呂の宗教性
死ぬかと思うような
催眠治療を受け
怒りながらも
心身は変化しています。
最後に
功徳風呂に入ると
見違えるように
変化しました。
―意外坊があきれるのです。
限界のその上って感じです。
一遍上人の謂れをもつ
由緒ある蒸し風呂のようですが
箱庭をする子どもたちも
(被災地ではないのですが)
結構お風呂を
よく置きます。
―集合的無意識的な
癒しの表現なのでしょう
もちろん
知ってて置いても無効で
知らずに置くのがよいのですが。
―ここを間違う人が結構多い
昨日は
お湯をかけられながら
女性がみこしを担いで練り歩く
「お湯かけ女神輿」」が
天草市天草町の下田温泉で
行われたそうです。
傷ついた白鷺が癒えた伝説の温泉だとか。
癒しと風呂には
密接な関係があるようです。
朝日新聞『青銭大名』第百話 PTSD治療と即身成仏
催眠治療を受け
死にそうな思いをした
主人公は
生きたまま
生まれ変わり
―これがホントの
即身成仏
★新しい名前をもらい
★新しい土地で
修行を始めることになりました。
PTSD治療後も
こんな感じです。
―昔は
結婚する女性もそうでしたね。
自己実現とはいえ
個性化の過程に過ぎませんからね。
未治療の人も
勝手に似たようなことしますが
そこには
自覚がなく
自傷&他害に縁が深くなりますから
解離性遁走と呼びます。
ちょうど百話で
キリのよい変化ですね。
朝日新聞『青銭大名』第九十九話 催眠法のアフターケア
朝日新聞『青銭大名』第九十六話 集団幻覚治療
幻覚をみた
主人公は
寺に連れてゆかれ
―心的感染するもので
他人に迷惑がかかるから
放置できないのです。
燻され
苦しくてわめきますが
容赦なく続けられ
とうとう
失神しました。
そのとき
出てきたものは
本人にしか
わからないわけですが
主人公を
ここまで担いで
運んできた
お百姓さんたちは
それを
それぞれが
いろいろに感じます。
作者は
これは
集団幻覚であると書いていますが
投影を起こしているわけで
―擬似失神状態
それぞれにとっても
ある種の
精神分析的治療になっていると
思われます。
それも期待して
運んできたのかな?と
思いました。
―今も昔も
人の事例に自分を映して
考えるのが
みんな好きなのでしょう。
朝日新聞『青銭大名』第九十四話 PTSD感染予防の公衆衛生
朝日新聞『青銭大名』第九十三話 PTSD幻想の実体
主人公は
物の怪に遭いましたが
―『源氏物語』にあるように
無意識にある
トラウマからの幻影です。
狐など
決まった形があるのが
その証です。
あるお百姓さんが
大丈夫かといろいろ
質問してくれます。
―PTSDを熟知し
ポイントをおさえて
あれこれ質問するのは
心のケアにおいて
大事なことです。
野に住む人が
こういうのをよく知っています。
お百姓さんによると
PTSDの幻想に囚われると
★記憶に残らず
―記憶にあれば
気にして
分析したり
治療したりしたいと
思うでしょう。
★エネルギーを吸い取られ
―うつ病みたいに
エネルギーを消耗します。
ジャネの理論にあります。
★本人は元気だと言うが
★呆けたようになり
★死に至る
そして
トラウマのとは
書いてませんが
お祓いのため
僧侶を探してくれます。
―お能はそういう話多いですネ。
西洋心理学など
日本には
昔から当たり前にあります。
もっと深いものも
あります。
世界最先端ですから!
朝日新聞『青銭大名』第八十九話 集団催眠術の今昔
都で流行ったと書いてあります。
人を集め
暗示を与え
ありもしないものを見せて
―恐怖感を与える
地獄絵図など
ネガティブなもの
よいシャーマンなら
よい暗示をかけますがね。
万人恐怖に陥れ
高額の布施をとる僧侶も
いたので
幕府が取り締まったりしたようです。
いつの世も同じですネ。
―地球上どこでも
あります。
平成版は
専門家が
うつ病キャンペーンをして
集団催眠にかけるのですから。
薬で
依存症にするなんて
ホント
怖すぎます
朝日新聞『青銭大名』第八十二話 アニマとの付き合い方
主人公
五郎左の前に現れたのは
いつか夢に出てきた女性でした。
―たくさんの女性がいるわけですから
気になる女性に対し
そういう風に感じるのです。
相手の素性が
わからないことからくる畏れと
化かされた怒りが
こみ上げ
「化生め!」と
刀を抜きかけます。
―解離してますね。
相手には罪はないのに。
男性の
夢に出てくる
見知らぬ女性は
自分の分身でしょう。
影みたいなものです。
未知のものですから
コンプレックスの塊で
感情が揺さぶられます。
しかし
落ち着いて
―切り殺してはいけません。
対話をすることが
大事です。
夢の中だから
コントロールできないって?
そう杓子定規に考えないで
今度会ったら~しようと考えていると
できるようになるものです。
夢見の方法です。
自我が強くなります。
朝日新聞『青銭大名』第六十九話 非暴力
胴丸腹巻をまとい
実地に斬り合って
覚えるのが
真の武士
…
PTSDの予防と治療には
危険があります。
二次受傷がその代表です。
―傷ついた人と関われば
傷つく
しかし
それを知っていて
―知らずに向かうのは
素人
こころが破壊されます。
対応しつつ
PTSDについて学びながら
身に着けるのが
真の理論だと
思います。
武士は
矛を収めると書きます。
―日本では
精神分析でも
このくらいは書いてます。
フロイトの精神分析だけでは
日本人の治療は
混乱します。
非暴力がテーマになります。
―斬り合いながら
斬り合わないことを学ぶのです。
日本の武士はだんだん
そうなり
消滅してゆきました。
かつて境界性人格障害と言われたような
性格傾向より
もっとハードなPTSDを相手に
非暴力で向かいながら
非暴力を教えるのが
隠れたテーマです。