車持の皇子は
蓬莱の玉の枝とやらを
持参しますが
 ―かぐや姫も
 『まさか!』と慌てる
 純粋だから
 嘘つく人がいるとは想定外

車持の皇子への
代金未払いを
訴える職人が現れます。

偽物を
平気で押しつけようとしたんですね。


平成の世にも
こういう嘘つき愚説を
押しつけようとする輩はいます。
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					『かぐや姫の物語』PTSDではない凡夫の「不染汚」

正法眼蔵の
『唯仏与仏』に
「不染汚」という言葉が出てきます。
 ―『行仏威儀』を引用したものですが
「無上菩提の人にてあるをり
これをほとけという。
…いはゆるその面目は
不染汚なり」
無上菩提は
自己の真実と一体になっている人のことです。


人間界にやってきて
いろんな人に出会い
中には
偏屈な人もいて
傷つけられたりもしたけれど
それぞれに一生懸命生きているだけの
凡夫は
集合的無意識に染まってはいるけれど
人間それ自体が
汚れているわけではないと
 ―必死で(無心)に生きている
 それ自体は素晴らしく尊いこと
学んだのでしょう。
天にはそういう葛藤がないので
時々
地上に堕落するわけです。
 ―そういう説話があります。
『紙の月』宮沢りえさん演じるPTSD解離犯罪
『紙の月』
横領を働いた
ヒロインは
したいことをしただけと
激白しますが
それは
偽りの自己に乗せられた人の
悲劇の物語であり
ペーパー・ムーン
まやかしですね。

振り返った時に
真価が問われます。
























