ジブリ『思い出のマーニー』」カテゴリーアーカイブ

『おむすびころりん』でPTSD治癒の入江にたどり着く『思い出のマーニー』

対人関係が下手で
逃げるように
その場を離れようとしたら

階段から転げ落ち


問題の
湿っ地屋敷にたどり着きます。

デジャヴューですね。
 ―しかし
  完璧なデジャヴューではなかった。
  色即是空 空即是色
御伽草子の
『おむすびころりん』のモチーフが
見られます。
沖縄でも
子どもが転倒して
泣いて帰ってきたら
そこにマブイ(魂)が落ちているからと
子どもにその場に案内させます。
驚愕して
意識がぼんやりしたときは
幻覚を見たり
普通ではないことを考えたりしやすいので
個性化のチャンスです。
 ―御国(セルフ)が近い。
  
  聖書の言葉です。


こういうのも
一緒の話です。
両親とこころが離れ
守りがない状態で
魔境に出会い
成長したのでしたね。

『思い出のマーニー』PTSD性幻覚が消える時


夢や幻覚に出てきた
マーニーですが
 ―それを絵に描き
  付き合うことが大事
  ユングもそれで
  統合失調症のような
  PTSDを自己治癒させた。

物語の終わりには
現実から
完全に姿を消し

絵にも

色がつきました。
色即是空の
色は
かたちあるもの
見えるものの意ですが
ちょっとユニークな
表現だと思います。
治癒過程は
無意識の
ぼんやりしたものに
色をつけてあげ
存在を認めてあげる
作業なのだと思います。

『思い出のマーニー』真珠色の空が映し出すPTSD治癒過程におけるこころ

原作の
「静かな
灰色の
真珠のような感じの日でした」に
 ―「ふとっちょぶた…」より
感銘を受け

空の色に
こだわってつくられたそうです。

ジブリ作品の大半は
ピーカンの空ですが
こころに殻をもって
こころを閉ざした
杏奈が
 ―見方によって変わる
 真珠のような
 ぼんやりした色調
魂を取り戻し
こころに青空を
取り戻すまでを
表現したそうです。
色即是空  空即是色であり
 ―かたちあるものとかたちのないものが
 (外界)     (こころ)
 つながっている。
全ては空であるということですね。
 ―投影であり
 自分の見方にすぎない。

『思い出のマーニー』と沖縄ユタのPTSD治癒後の個性化の過程


杏奈が
妄想に憑りつかれ
行動する様子は
沖縄のユタの発症の時そっくりです。
急に神がかり
御嶽等
 ―お墓のようなもの
巡礼し出すそうです。
沖縄では
精神科に連れて行かず
ユタのところに連れて行き
 ―元祖心理療法家
ユタが
受苦を傾聴する中で
その人もユタになってゆきます。
 ―筋目正しと呼ぶ。
  あるべきようになっていく。

PTSDを癒す『思い出のマーニー』集合的無意識にあるトラウマ記憶


妄想に憑かれながら
 ―ユング心理学では
 ヴィジョンと呼ぶ

トラウマ記憶を思い出します。
 ―孤児になった幼児期
  親戚中から邪魔者扱いされた。
抱っこしているのは

夢にまで出てきた
マーニーでした。
 ―実は
 優しかった祖母の面影
幻覚や妄想は
不治の病の証ではなく
 ―統合失調症
自己治癒力の顕現なのです。
 ―DSM5以後の常識

ピンクの服着てニコニコとオーロラ見ながらPTSD解離自殺の心療内科医(45)

カナダで
行方不明の邦人女性は
自殺と断定されましたが
自殺する人が
「土産物買うか?」
「ピンクの服着るか?」
「防犯カメラの映像は
いつもニコニコじゃないか」
「無職でもなし」とのことで
ちゃんと捜索してほしいと
考える人が多いようです。
 ―御嶽山の場合との比較もある。
しかし
そもそもは
熊本の実家からの逃避みたいですから
 ―数年
 音信不通で
 関東を転々と放浪
 大人の生田美玲さん
何らかの
トラウマがあり
心療内科医になったものの
 ―トラウマをそのままにして
  治療者になってはいけない。
治療とは真逆の
薬漬けの毎日で
 ―良心の呵責
苦しくなって
解離したと考えるのが
自然ではないでしょうか。
フクシマも近いですしね。
あとは
カナダまで行こうが
シーズンオフであろうが関係ないし
 ―ネット検索すればわかること
事故であろうが
動物に襲われたのであろうが
事件であろうが
 ―無防備さによる不注意
自殺行為であることに
変わりはないと思います。

オーロラは観えたのだと
思いますよ。

ご自分のマーニーに
会えたらよかったのですが。

電車を緊急停車の威力業務妨害でPTSD解離男(56)逮捕

踏切内に
一升瓶を置き
電車を
緊急停車させるなど
業務を妨害した
東京都
世田谷区の
不動産管理業の男が
逮捕されました。
「幸せな人を見ると
妨害したい気持ちになった。
ほかにも2~3回
同じことをした」そうです。
妨害したい気持ちになってもいいけど
何度も
妨害してはダメですね。
電車の乗客のなかにも
自分は不幸だと思っている人は
いると思いますしね。



ジブリは
杏奈のような子に
作品を見て欲しかったらしいですね。
それだけ多いということでしょう。

『思い出のマーニー』感応道交でPTSDのトラウマが癒され始める。


杏奈(自我)と
マーニー(無意識)は
牛飼いと牛(セルフ)のようなものです。
 ― 一心同体

危険な状態にもなりますが
お互いに感心をもち
思いやりながら
協力して
一緒に乗り越えることで
本来の自分を取り戻せるのです。

表現されることを望むPTSDの核『思い出のマーニー』


杏奈の描いた
自分の絵に
マーニーは
 ―杏奈がつくりあげた
  幻想
感激しています。

無意識は
気にしてもらい
表現されることを
願っています。
そして
その逆の行動には


症状を与えたりして
手厳しいです。
表現することが大事なんです。

PTSD治療には【円相法】「何でもいいから描いてね」


箱庭療法がいいのですが
できない場合は
 ―遠いとか
  そこまでエネルギーがないとか

円相法があります。


自分は余計者だと
 ― 緘黙症の十一さんは
   原作ではワンタメニーさん
   (あまりっ子)
   こんな扱いはトラウマになる。
ひねくれてしまった
非行少年も
 ―PTSD児
円の中に
何か書き続けているうちに
気持ちが変化してくるようです。

何でもいいから描いてねと言われるのは
 ―枠の中に入って
  何でも表現してよいという
  メッセージ
  無条件で
  積極的な関心
大事なことです。
杏奈も最初は違和感を感じたようですが
育ての親の
 ―母親だが
  わだかまりがあるから
  おばちゃんと呼ぶ。
(心理的な)枠の中に
だんだん入ってゆき
 ―円ではなく
  封筒の中だったりしますが
無言のうちに和解し
「母です」と
人に紹介するまでになった頃には
喘息も治りました。