恐ろしい感じですが
ジブリ発行のガイドブックに
「マーニーのトラウマになった」と
書いてありました。
そして
崖の上にあって
―崖の上のポニョ
(如人千尺懸崖上樹)
子どもたちが
肝試しをしているという
設定です。
―パワースポット
動物の飼料を入れるところで
かたちからも
【感官】をイメージできます。
怖い記憶だから
信頼できる杏奈と2人で
入って行きました。
2人の秘密だというのも大事なところです。
―誰にでも逐一報告してたら
治らない。
「ジブリ『思い出のマーニー』」カテゴリーアーカイブ
ユング心理療法で『思い出のマーニー』に接近し治癒するPTSD
PTSD性の喘息ですが
―治療してみればわかる。
★夢を見たり
★箱庭をしたり
―英語では「砂遊び」
sandplay therapy
★絵を描いたりしながら
マーニーに近づきました。
治療が完了すると
マーニーは消えます。
―記憶と折り合いをつける。
『かぐや姫の物語』にも出てきた
固着と退行の原理です。
―トラウマのエネルギーは
理解されると消える。
夢分析にするか
箱庭療法にするか
普通は選びます。
ユングは
夢と描画で
個性化しました。
母親の死のPTSD予防には
家を建てました。
―資格を取って
湿っ地屋敷にそっくりですね。
自律的な無意識を
―エゴや他者攻撃ではなく
解放してあげ
かたちにすることが
大事です。
『思い出のマーニー』も『明日ママ』PTSD解離負の連鎖
『思い出のマーニー』PTSDの世代間負の連鎖
泥酔運転のPTSD解離看護師(46)逮捕
加藤智大のPTSD論にない『思い出のマーニー』的心身症
解離行動というのは
人間の普遍的な心理で
「社会との接点を失った
孤立状態」で起こる
「自殺という手段を用いてでも
逃れたい極限の苦痛」だが
―杏奈にも
軽く
自傷行為以前の段階の
解離行動がありましたね。
無理やりキャラ設定することで
―オタク
ぶりっ子
ストーカー
極度になれば
犯罪になる方向性もあると
考えているようですが
―自傷と他害は
コインの裏表
杏奈のように
心身症化することもありますね。
土足でこころの中に踏み込んでくる
無遠慮な
田舎の女の子に
―悪いのは相性
思わず
―解離
「太っちょ豚!」と
言ってしまい
窮地に立たされますが
おおらかなおじさんとおばさんに
やさしく傾聴され
―よいとか悪いとかではなく
鏡のように映し返される。
自己治癒が進んでゆきました。
加藤被告にも
親以外に
―杏奈の養母は
善良だが
不安が高く
余裕がない。
そういう環境があればよかったのでしょう。
『思い出のマーニー』夢を生きて治癒するPTSD
ポスターの話なら
してもいいでしょう。
河合隼雄の書いた
華厳宗の
明恵上人の
『夢を生きる』を
思いました。
―右と左
意識と無意識
西洋と東洋
もっとあるけど
ネタバレになるから書けない。
海(?)は太極で
【一太極二陰陽】
華厳の海印三昧(無意識の法則)
『かぐや姫の物語』も
2つの夢が
現実と交錯してましたが
―それが架空の意味
この作品もその手法を
受け継いでいます。
杏奈のボトムスは
【土気】かな。
―疎外感に苦しむ杏奈が
現実とつながるのに必要
― 一階は純日本家屋
二階は西洋建築
アリエッティの重要モチーフの1つになった
―盛美園
ポニョにも
漱石にもつながるテーマ
原作をどうしても
北海道で
日本人の子どもの物語として
描き直さねばならなかったのです。
―ポニョも人魚姫が
下敷きでした。
『思い出のマーニー』ユングを思い出して重症PTSDも治そう!
『思い出のマーニー』に逢えば喘息(PTSD)が治る。
『思い出のマーニー』幻想が癒すPTSD
当然ですが
PTSDの教科書みたいな
作品でした。
今の日本の現実を映しています。
こういう子がたくさんいますよね。
箱庭用にいろいろ買ってきました。
ジャイアンとノビタ
―『どらえもん』を見に来た
子どもだらけでした。
貝殻はついでに。
『かぐや姫の物語』からの
発展で
ジブリの解釈が大分入っています。
―ユング派の拡充法
マーニーは
存在するし
存在しないというのを
実にうまく表現してあると
感心しました。
子どもにも
幻想と向き合う力があるのに
―意味があって観る。
ユングのヴィジョン
杏奈みたいな子を
今は
親切ごかしで
薬漬けにしているのだと思います。
佐世保の高校生も
こんな感じだったんじゃないかな。