夢のなかで
屋根に上っていく
シーンから
始まりますが
―『コクリコ坂から』は
カメラ目線で
坂を上っていく。
ゼロ戦は
―夢を見て
ゼロ戦を作ろうと
思うようになった。
夢は人を動かす力がある。
高度3000mまでを
3分30秒以内で
上昇できるように
しなければなりませんでした。
なんと
如人千尺懸崖上樹であり
―崖の上のポニョという
公案
あくまで
3の強調になっています。
テスト飛行のシーンで
飛行機が
一斉に
横向きに
―当たり前ですが
猛スピードで
飛び出すシーンで
「3000m飛ぶ」と
いうようなことを
言っていて
―多分下巻
未発売
飛び上がりそうになりました。
航続力と
速度と
格闘力が大事だそうですが
―そう言えば
柔道の素養があるらしかった。
ゼロ戦では
操縦の能力
飛び続けることができるように
するのが
一番の難関で
それは
人生も同じではないでしょうか。
―PTSD克服も
コツコツ続ける力が大事
『無門関』を
―禅書
アニメにしたような
作品です。
「ジブリ『風立ちぬ』」カテゴリーアーカイブ
『風立ちぬ』PTSD予防には「よく愛しよく働く」
『風立ちぬ』PTSD問題への無神経がもたらす日本の危機
『風立ちぬ』PTSDにはユングのヴィジョン
『風立ちぬ』ヴィジョンを観させて形にするのがPTSD治療
『風立ちぬ』妄想力でPTSD予防して生きめやも
やっと
観ることが
できました。
例によって
書籍を買い込み
これから
作品分析にかかります。
小さい本が
いつも使う全カット版だけど
下巻はまだのようです。
右のは
二郎の鳥形飛行機や
紙飛行機です。
箱庭に使います。
妄想族みたいです。
『コクリコ坂から』では
こういう幻覚とかみて
PTSD予防してましたが
夢と幻想のシーンが
とても多いです。
でっちあげ発達障害の
心的世界かもしれません。
治ろうとしている力で
専門家は
これを活かすように
働きかけます。
―治療者がいない人は
主人公のように
自分で活かすことを
考えて下さい。
ユングは
ヴィジョンと呼びました。
確かに
美しくて
幻想的
しかし
力を与える
映画でした。
インナーチャイルドを大切にしたらPTSD克服哲学が出てきて『風立ちぬ』
司馬遼太郎さんが
「ご自分のなかの
子どもを
実に大切になさってますね」と
ほめていたらしい。
漱石に倣って
描いた3部作は
鑑みれば
ポニョまで退行
―魚で原理
アリエッティに成長し
―自然治癒力として作動
コクリコ坂の海ちゃんを
癒し
個性化させました。
―医者になりたいと言わせたのも
宮崎駿の大事なメッセージ
昔は医院だった下宿屋の復活
今ほど出鱈目ではなかった時代
宮崎駿の
アニマが成長しています。
―男性のなかの女性性
人間は心理的には
両性具有
内実としては
金曜日には
『紅の豚』が放送されるそうだけど
―引退を惜しんで
急きょ変更された。
『風立ちぬ』に
昇華した過程が
あるのでしょうね。
―戦争トラウマ
宮崎駿PTSD哲学3つに示して『風立ちぬ』
『風立ちぬ』時空を超えて伝承されるPTSD克服原理の奇跡
零戦の設計者
堀越二郎と
イタリアの先輩
ジャンニ・カプローニとの
同じ志を持つ者の
時空をこえた友情が
美しく描かれています。
どんな世の
どんな場所に生まれようとも
いくたびもの挫折をこえて
少年の日の夢にむかい
力を尽す人が
世の中にはいます。
崖の上のポニョ状態でも
―如人千尺懸崖上樹
二元論や常識では解けない
崖っぷち
後の世のために
大事なことを
伝える人がいたから
―達磨大師や
三蔵法師
道元
PTSD原理が
時空を超えて
宮崎駿の
傷ついた少年の
こころに
宿っているのです。
―素直さが
この人の命綱
目に見えない奇跡を
大事にする人が
癒されながら
伝承してゆきます。
飛行機雲を見て
こころの持ってゆきようによっては
奇跡が起こることを
信じることから
始めたらどうでしょう。
前作に流れていた
原理
上を向いて歩こう♪
毎日上を向くことも
行です。
―修行
『風立ちぬ』力を尽くしてPTSD克服
カプローニのセリフには
「力を尽くして」という言葉が
多く出てくるそうです。
スタッフの一人は
堀田善衛の
「空の空なればこそ」からの一文
―これも
前記事の
「らしく」の追及
個性化の過程の
問題ですね。
『凡て汝の手に堪うることは
力を尽くしてこれを為せ』に由来
宮崎監督は
「目の前にあることは
力を尽くしてやろう」という想いを
込めているのでは?と
思うんですと
書いています。
公案
如人千尺懸崖上樹の
(崖の上のポニョ)
模範解答としての
「チンチロリン戦法」
―追い込みには
これで発破をかけるらしい。
でもあります。
大事なことは1つです。
他力本願で
―本来は
自力を尽くしたら
他力が涌いてくるという
宗教哲学の本質ですが
他人任せという意味に
堕している。
まっすぐ頑張ることを
忘れたら
ダメですよね。
この作品も
『崖の上のポニョ』の
公案から
―アリエッティとコクリコ坂との
3部作で
漱石をまねて
こころの本質を表現した。
一続きだと思います。