チャングムの誓い」カテゴリーアーカイブ

『チャングム』第三十話  医女のトラウマと自己実現

気が強く
一見悪人にも見える
医女ですが

誰よりも患者のことを
考え努力しているのを
知ったチャングムは
弟子になります。

だんだん本心が
見えてくるのですが

医女は
トラウマを吐露しました。

幼い時
母親が王の側室にされ
ショックで自殺
父親も罪悪感で自殺

復讐のために
医学を学んだのだと。

チャングムも
この医女から学んで
宮中で復讐しようと
しています。

そんなこころで
医学を学ぶなと叱る
昔の師匠と
それは当人が考えることだと
見守る武官がいます。

 
PTSD研究家翠雨の日記

人間が行うことですから
トラウマに突き動かされての
ことですから

全工程
【至高善】とはいきません。

意識的努力をしているとは言っても
翻弄されているのですから。

流されないようにするので
精一杯です。
続きを読む

『チャングム』第三十話  親友の【自己実現】

チャングムの親友が
仕事場から離れ
泣いていると      ←スサノヲも仕事放棄して泣いた

王が通りかかり
なぜ泣いているのかと
聞きます。

まさか王への反逆罪で
友が島流しになったから
とは言えず
おろおろしてましたら  ←無我

着替えさせられ
爪を切られて      ←スサノヲも
側室になりました。   ←料理人が別世界へ

本人も周囲も
驚きます。

病気のお母さんに逢いたいと  ←スサノヲも
カメを持ち込み
捨てられて泣いてた子が
側室ですから。

右側に
『古事記』において
【個性化の過程】を歩む    ←自己実現モデル
基礎つくりをした
スサノヲとの共通点を書きましたが

あとは【カメ】ですね。

カメを助けて竜宮城の
モチーフもありますが

高松塚古墳の北には
玄武が描かれてますよ。

$PTSD研究家翠雨の日記

宮中には
カメを背負って
(北の方になるために)  ←正室ではないですが…
来たのです。
続きを読む

『チャングム』第三十話  五色診

この頃の
韓国の医療と言えば
東洋医学
漢方薬や鍼灸治療です。

それは陰陽五行説から
派生したものです。

宇宙のあらゆることを
説明するのが
陰陽五行説ですから叫び

PTSD研究家翠雨の日記

PTSD研究家翠雨の日記

医学を学び始めて
まず教えられたことは

人の顔色を見ること   
 ―学会の権威の顔色見て
  うつ病や発達障害だと
  言うような意味じゃなくて…

その名も「色診」

顔色が
赤いか青いか
黄色いか
白いか黒いかを
診ます。

青いと寒証と言い
 通風、おう血、ひきつけなどが疑われます。
赤いと熱証です。

そしてそれが
全体的なのか部分的なのか
虚証なのか実証なのかなど
さらに診てゆきます。

理論を
しっかり頭に叩き込んだ
チャングムは
「実際に患者さん見なきゃ!」と
診療所に走っていきます。

机上論ではだめですものね。

平成日本では
意識はアメリカンですが   ←薄っぺら!
集合的無意識の原理に
陰陽五行説生きてます。

PTSDになって
リセットしようと退行するのは
集合的無意識です。

そこには
キリスト教原理や
ユング心理学ではなく
陰陽五行説があります。
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『チャングム』第三十話  医女のトラウマと自己実現

気が強く
一見悪人にも見える
医女ですが
誰よりも患者のことを
考え努力しているのを
知ったチャングムは
弟子になります。
だんだん本心が
見えてくるのですが
医女は
トラウマを吐露しました。
幼い時
母親が王の側室にされ
ショックで自殺
父親も罪悪感で自殺
復讐のために
医学を学んだのだと。
チャングムも
この医女から学んで
宮中で復讐しようと
しています。
そんなこころで
医学を学ぶなと叱る
昔の師匠と
それは当人が考えることだと
見守る武官がいます。
 
PTSD研究家翠雨の日記
人間が行うことですから
トラウマに突き動かされての
ことですから
全工程
【至高善】とはいきません。
意識的努力をしているとは言っても
翻弄されているのですから。
流されないようにするので
精一杯です。

『チャングム』第三十話  親友の【自己実現】

チャングムの親友が
仕事場から離れ
泣いていると      ←スサノヲも仕事放棄して泣いた
王が通りかかり
なぜ泣いているのかと
聞きます。
まさか王への反逆罪で
友が島流しになったから
とは言えず
おろおろしてましたら  ←無我
着替えさせられ
爪を切られて      ←スサノヲも
側室になりました。   ←料理人が別世界へ
本人も周囲も
驚きます。
病気のお母さんに逢いたいと  ←スサノヲも
カメを持ち込み
捨てられて泣いてた子が
側室ですから。

右側に
『古事記』において
【個性化の過程】を歩む    ←自己実現モデル
基礎つくりをした
スサノヲとの共通点を書きましたが
あとは【カメ】ですね。
カメを助けて竜宮城の
モチーフもありますが
高松塚古墳の北には
玄武が描かれてますよ。
$PTSD研究家翠雨の日記
宮中には
カメを背負って
(北の方になるために)  ←正室ではないですが…
来たのです。

『チャングム』第三十話  五色診

この頃の
韓国の医療と言えば
東洋医学
漢方薬や鍼灸治療です。
それは陰陽五行説から
派生したものです。
宇宙のあらゆることを
説明するのが
陰陽五行説ですから叫び
PTSD研究家翠雨の日記
PTSD研究家翠雨の日記
医学を学び始めて
まず教えられたことは
人の顔色を見ること   
 ―学会の権威の顔色見て
  うつ病や発達障害だと
  言うような意味じゃなくて…
その名も「色診」
顔色が
赤いか青いか
黄色いか
白いか黒いかを
診ます。
青いと寒証と言い
 通風、おう血、ひきつけなどが疑われます。
赤いと熱証です。
そしてそれが
全体的なのか部分的なのか
虚証なのか実証なのかなど
さらに診てゆきます。
理論を
しっかり頭に叩き込んだ
チャングムは
「実際に患者さん見なきゃ!」と
診療所に走っていきます。
机上論ではだめですものね。
平成日本では
意識はアメリカンですが   ←薄っぺら!
集合的無意識の原理に
陰陽五行説生きてます。
PTSDになって
リセットしようと退行するのは
集合的無意識です。
そこには
キリスト教原理や
ユング心理学ではなく
陰陽五行説があります。

『チャングム』第二十九話  ひょうたんの日常使い

ひょうたんを
昔はよく使ったのですね。

水を汲むのにも(半球型)
PTSD研究家翠雨の日記

PTSD研究家翠雨の日記

料理にも(スプーンの形)
PTSD研究家翠雨の日記

空の象徴ひょうたんを   
半分にして使うところが
陰陽っぽいですね。
そのままでも
おしゃれなペットボトルですが…

PTSD研究家翠雨の日記

韓国語ってフランス語みたいな
響きありますが

ひょうたんの多用は
アフリカを思わせます。
 ―フランス語が公用の国に
  多いかも…
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『チャングム』第二十九話  ポニョとチャングム

チャングムは
反逆罪で島流しになりましたが  

あきらめず何度も
脱走しようとします。

縄をかけられたチャングムは
厄介者で
役人たちの方が
困りはて
誰も面倒みようとしません。
 ―田舎の役人は出世欲も低く    ←宮中は恐ろしい
 人情があるので
 ひどいことはしたくないのです。

すると
きつくて風変わりな印象の医者が
自分が引き取ると
名乗りをあげました。
 ―実は実力もあり
 民のために考える
 温かいこころをもった
 医者なのです。

根性と態度・知性を
観察されていたのです。
 ―誰が
 どんな視点で
 見ているかわかりませんね。

チャングムはこの人に
医学を学び
宮中に返り咲くことになります。

PTSD研究家翠雨の日記

海の底の父の家に  ←旧約聖書創世記12章「父の家を出よ」
一生閉じ込められるのを
嫌って
自力で家出し
打ち上げられ
ゴミと一緒に
ジャムの瓶をかぶって
網に掬われたポニョを思いました。

そういう人を
$PTSD研究家翠雨の日記
観音さまは掬うのです。
 ―これはこころの作用ですが…

そう言えば第二十八話では
PTSD研究家翠雨の日記
崖の上で打ちひしがれて
逃げるか
とどまるか
考えてました。

東洋のヒロイン像
(自己実現モデル)って
昔からそう変わりません。
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『チャングム』第二十九話  腰痛とイケズの原因としてのトラウマ

チャングムの養母
美人ですが
少々イケズ
 ―心底意地悪ではないのです。
  ふっと不思議な脱線を起こし
  (軽い解離・回避)
  『えっ?』と思わせるような
  言動をします。
  知ってれば可愛いものです。

チャングムに出会った頃は
重症の腰痛のため     
ほぼ寝たきりでした。

原因は何かなぁと
思ってましたら
わかりました。

懐妊がわかったとき
とても歓び
「イルトが死んでから
だめだと思ってたけど…」

お子さんを亡くしてたのですね。

なかなか本心(トラウマ)は
話されません。

ほっとしたり
うれしかったり
癒されたとき
ふと漏れ出るものなのです。

イケズだから嫌いと思わず
人間的に付き合ってたら
わかるようになります。
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『チャングム』第二十九話  予防第一

チャングムの流された島の医者は
穀物を丸めただけの薬を
貧しい患者さんたちに
売りつけています。

偽薬効果(プラシーボ)   
でしょう。
(ある程度は必要ですね)

鍼治療もある程度は
します。

しかし
それでは一時しのぎにしか
ならず
苦しむ患者さんもいます。

漢方薬による治療も
あるのですが
高額で一般には手が出ません。

この医者は
悪ぶってますが
悲哀を強烈に感じています。 ←西田哲学の出発点

そしてそれを
ひそかに【昇華】させ
きれいな湧き水をつくる工事を
始めました。
 ―塩水で食事をするから
  血液の質を悪くし
  病気になるし 
  せっかく漢方薬が買えても
  効果が台無しになっていたのです。

人間のこころの問題も同じです。
まずはこころ(水)の健康のため
予防です。

悪い流行につけこまれないように。

そして
治療をする側のこころが
重要です。

汚れていれば
薬も知識も台無しですから…
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