王は腸閉塞で亡くなります。
―腸って大事ですネ。
命の要です。
第二の脳です。
(個人的には第一と
考えてます)
チャングムとの
最後のお別れの言葉は
恐れや淋しさ
悲しみの多い人生だったが
チャグムのおかげで
耐えられた
でした。
チャングムもまた
恐れや淋しさ
悲しみの多い人生ですが
王のおかげで
耐えることができましたと
返します。
ユングも
心理療法の目的は
ありえない幸福状態に導くことではなく
哲学的忍耐力をつけることだと
言っています。
キューブラー・ロスも
書いてます。
「つらい経験をすればするほど
人はそこから学び
成長する」
そして
「教訓を学んだとき
苦痛は消えうせる」
哲学こそが緩和薬なのです。
「チャングムの誓い」カテゴリーアーカイブ
『チャングム』第五十三話 失恋のストレス
王はチャングムを
後宮に入れたかったのですが
チャングムの意思や
命がけで
チャングムの自己実現を支える
恋人の姿勢を前に
負けを認めました。
―二人が死刑になっても
仕方がないような
この時代に
立派な王であると思います。
しかし
これは一応失恋ですから
病弱だった王は
一気に弱り
死の床に横たわります。
―失恋って馬鹿にできませんね。
恋人は
(チャングムを応援したために
役人たちの反感を買い)
流刑になり
チャングムは
悲痛な思いをコントロールしながら
全身全霊で
流刑を命じた王の看病を
しています。
死を悟った王は
チャングムの無私の
献身に感動し
チャングムが恋人と
国外に脱出できるように
配慮します。
チャングムは悲恋に勝ち
王は負けたとも言えるかと
思います。
限界の限界を超えるチャングムは
凄いと思います。
続きを読む
『チャングム』第五十三話 甘えは禁物
治療関係は
微妙なもので
油断すれば
そこに
擬似母子関係や
擬似恋愛関係が
紛れ込みます。
王は知らず知らず
チャングムを思慕し
後宮に迎えたいくらいに
なっていたので
つい甘えが出て ←東洋的な問題です。
チャングムにぴしゃりと
注意されます。
「病を治すのは
医官でなく
本人自身です」
「心がけが
健康を保つ秘訣です」
最高のものを与えられても
本人に自覚がなければ
どうしようもないですね。
子どもには
優しく示さねばなりませんが
もう大人ですからね
続きを読む
『チャングム』第五十三話 病は腸から
チャングムの物語は
医療的には
相当しっかりしたものらしいです。
腸って要みたいですよ。
王は生まれつき
腸が弱く
ストレスから気弱になることもあって
最後はそのために
命を落とします。
養生もしたので
老衰に限りなく近いですが
王でなければ
―ちょっと美食もたたって…
もう少し長生きしたでしょう。
断食などするのは
腸を健康に保ち
腸で思考するためです。 ←第二の脳
普通には
意味不明だと思いますが
感官と言いまして
思考と感情が一緒になった
具体的な場だからです。
二元論を超える哲学をする場合
お坊さんは断食瞑想しますし
PTSDが摂食障害の形をとれば
食べられなくなります。
―自然治癒力が
作動し始めているのですが
舵取りが自力では難しいのです。
続きを読む
『チャングム』第五十三話 大長今
チャングムは
【長今】と書くようですが
実力や功績が
王から認められ
【大長今】という
称号を贈られました。
―これは凄い称号らしく
天敵たちが必死で反対していました。
…
禅などから
集団精神療法に至るまで
いろんなところで
「今・ここ」の精神が
謳われています。
「今・ここ」は
時間と空間が一緒になった
心理的な場です。
―タイミングや
トキ(カタカナで)と言ったりします。
タイミングは英語圏の人たちより
日本人がよく使う英語です。
チャングムの人生には
これまで
本当に過酷なことが
いろいろありましたが
目の前にやってくる
そのとき
その場を
人のせいにせず
泣き言を言わず
言い訳をせず
必死でとりくんできました。
名前のとおり
まさしく
【大長今】だなぁと思います。
続きを読む
『チャングム』第五十三話 失恋のストレス
王はチャングムを
後宮に入れたかったのですが
チャングムの意思や
命がけで
チャングムの自己実現を支える
恋人の姿勢を前に
負けを認めました。
―二人が死刑になっても
仕方がないような
この時代に
立派な王であると思います。
しかし
これは一応失恋ですから
病弱だった王は
一気に弱り
死の床に横たわります。
―失恋って馬鹿にできませんね。
恋人は
(チャングムを応援したために
役人たちの反感を買い)
流刑になり
チャングムは
悲痛な思いをコントロールしながら
全身全霊で
流刑を命じた王の看病を
しています。
死を悟った王は
チャングムの無私の
献身に感動し
チャングムが恋人と
国外に脱出できるように
配慮します。
チャングムは悲恋に勝ち
王は負けたとも言えるかと
思います。
限界の限界を超えるチャングムは
凄いと思います。
『チャングム』第五十三話 甘えは禁物
治療関係は
微妙なもので
油断すれば
そこに
擬似母子関係や
擬似恋愛関係が
紛れ込みます。
王は知らず知らず
チャングムを思慕し
後宮に迎えたいくらいに
なっていたので
つい甘えが出て ←東洋的な問題です。
チャングムにぴしゃりと
注意されます。
「病を治すのは
医官でなく
本人自身です」
「心がけが
健康を保つ秘訣です」
最高のものを与えられても
本人に自覚がなければ
どうしようもないですね。
子どもには
優しく示さねばなりませんが
もう大人ですからね
『チャングム』第五十三話 病は腸から
チャングムの物語は
医療的には
相当しっかりしたものらしいです。
腸って要みたいですよ。
王は生まれつき
腸が弱く
ストレスから気弱になることもあって
最後はそのために
命を落とします。
養生もしたので
老衰に限りなく近いですが
王でなければ
―ちょっと美食もたたって…
もう少し長生きしたでしょう。
断食などするのは
腸を健康に保ち
腸で思考するためです。 ←第二の脳
普通には
意味不明だと思いますが
感官と言いまして
思考と感情が一緒になった
具体的な場だからです。
二元論を超える哲学をする場合
お坊さんは断食瞑想しますし
PTSDが摂食障害の形をとれば
食べられなくなります。
―自然治癒力が
作動し始めているのですが
舵取りが自力では難しいのです。
『チャングム』第五十三話 大長今
チャングムは
【長今】と書くようですが
実力や功績が
王から認められ
【大長今】という
称号を贈られました。
―これは凄い称号らしく
天敵たちが必死で反対していました。
…
禅などから
集団精神療法に至るまで
いろんなところで
「今・ここ」の精神が
謳われています。
「今・ここ」は
時間と空間が一緒になった
心理的な場です。
―タイミングや
トキ(カタカナで)と言ったりします。
タイミングは英語圏の人たちより
日本人がよく使う英語です。
チャングムの人生には
これまで
本当に過酷なことが
いろいろありましたが
目の前にやってくる
そのとき
その場を
人のせいにせず
泣き言を言わず
言い訳をせず
必死でとりくんできました。
名前のとおり
まさしく
【大長今】だなぁと思います。
『チャングム』第五十二話 法則を超える
王はよく風邪をひくので
冬が寒いのは苦手ですが
チャングムは諭します。
―自分中心にものを考えると
視野が狭くなりますね。
未治療の古い
PTSDの人の頑固によく
見られます。
寒い冬は
風邪が流行するが
麦がよく育つし
続く春・夏・秋の疫病が少なくなる。
暖かい冬は
風邪の患者が少ないが
麦の生育が悪く
春以降疫病が流行する。
だから
寒い冬には風邪対策をし
温かい冬のあとは
疫病対策をする。
自然の法則をつかんだ上で
先に先に
手をうつ姿勢が大事だと
教えます。
誤解されてますが
東洋思想で
自然をありのままに
受け入れるというのは
こういうことです。
うつ病をだましだまし ←自然に乗っ取られてる。
生きていくのとは ←こころは死んでる。
違います。
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