チャングムの誓い」カテゴリーアーカイブ

『チャングム』第八話 アルコール依存症の実際

規則を破った罰として
(この主人公
 絵に描いたように
 まじめなのに
よく規則破ります)

送られた場所は
宮中の墓場のような場所

ここで一番偉い長が
飲んだくれてばかりの
ただのよっぱらい。

しかし
ここぞというとき
薬草の凄い知識が
露見したりします。

知識と正義感は
あるのです。

しかしあきらめている。

権威との確執が
原因のようです。
(心因があるのです)

みかけはただのやる気のない
アルコール依存症ですが

知識も
正義感も
勇気も
過去の記憶も
きちんと真空パックされてます。

解離させてるだけで
人格はすこしも崩れていません。

そういえば
私もそういう人から
いろいろ秘策を教わり続けています。
続きを読む

『チャングム』第八話  迷信

いつの世も試験は
大変です。
カンニングや
にわか信者

女官見習いも
迷信にまどわされて
先生に叱られてます。
「きちんと勉強してたら
迷信になど
まどわされないはずだ」

いえいえ
先生
平成日本の臨床心理士
いつか国家資格に化けるからと
数十万で護符を買い
(平成ジャンボ宝くじ!)
ドイツ精神医学を信奉する
医者の片棒担いで
PTSDを否認し
毎年違う名前つけて
遊んでます。
遊んでばっかりだから
よけい迷信にまどわされるんですね。
そこまでうちの見習いはひどくない?
そうですね。
とんだご無礼を…

『チャングム』第八話 女官の官は感官の官  

女官は
恋愛も結婚もできませんから
引退後は
尼寺に行ったりします。
なのに
引退女官に
子どもがいることが
発覚しました。
かつて
明国の使節団の
男性にレイプされたのです。
その人の人生も
その子どもの人生も
PTSDと隣り合わせの
苦悩の上にあります。
そんなことが
よくできたな!という
怒りより不安が勝った
役人の独白に
それが女官というものです
と厳かに答えている。
世の中に
ルールやおきて
常識は存在するが
それを守ろうと努力していても
人間の世界だから
かならず
そうはいかないことが
おきてくる。
たいていは
自分の責任でないところで
起こった悲劇である。
 ―自分のせいだと思い込まされて
  いる場合も相当多い。
女官の官は
感官の官
西田幾多郎もユングも
この感官と個性化の関係に
注目しています。
感官は幼い頃から
植えつけられたもの
そこから仕方なく離れてしまった人が
自己実現し
その存在に気づくのです。
そして
その問題事件は
遠い将来
悪事ではなく常識になります。

『チャングム』第八話 アルコール依存症の実際

規則を破った罰として
(この主人公
 絵に描いたように
 まじめなのに
よく規則破ります)
送られた場所は
宮中の墓場のような場所
ここで一番偉い長が
飲んだくれてばかりの
ただのよっぱらい。
しかし
ここぞというとき
薬草の凄い知識が
露見したりします。
知識と正義感は
あるのです。
しかしあきらめている。
権威との確執が
原因のようです。
(心因があるのです)
みかけはただのやる気のない
アルコール依存症ですが
知識も
正義感も
勇気も
過去の記憶も
きちんと真空パックされてます。
解離させてるだけで
人格はすこしも崩れていません。
そういえば
私もそういう人から
いろいろ秘策を教わり続けています。

『チャングム』第六話 王女の拒食

PTSD研究家翠雨の日記

王女さまが6日間
食べなくなって
大騒ぎ…

しかし
最初から
これは身体の病ではなく
おとなしく口数が少ないので
何か言えないことが
(心因)
あるのだとみな考えています。

そのうち父母(王と王妃)も
意識的にですが
拒食しだします。

娘がそうなっているのに
理解できない自分は
父としてどうかと
考えるのです。

 ―同じような状況に身をおいて
  考えることは大事な基本ですね。
  拒食・過食のケースでも
  時々そういうお母さんに会います。

これらは
今のPTSDをとりまく
家族はおろか専門職にも
消失した当たり前でありつつ
基本的な秘訣です。

食事係の女官にも二種あり
第一は
すぐに結果の出る方法を
長期的には害だとわかっていても
使おうとする人たち      ←過剰投薬を連想します

第二は
拒食の回復には
味覚や嗅覚の回復が伴うので
5日かかるというような
自然の流れを大事にしつつ
なぜ食べないかという心因を探り
それに応じた食事を作ろうと
する人たち

第一の人たちは
目の前のことだけを考え  ←解離してます
副作用は仕方がないものとし
加算しか頭になく
焦っていますが

解決は
引き算で起こりました。

梅雨で米の蔵が水につかり
普通の人が気づかない
においを敏感な王女は察知し
みんなが食べているのに
言えなかったのです。
 ―フツーの子なら威張って
  指摘しそうなことですが
  PTSDの人は奥ゆかしいのです。

シンプルな白粥を作るのが
一番難しいのです。
 ―においを消すのに
 常識はずれの秘策を用いました。
 
PTSDにとっても
いかに無用なことをせず
シンプルにできるかは
大事なことです。

病院で薬をたくさん飲んで
不要な心理検査を毎月一通り

そんなに調べてるクセに
食べればご褒美
(ほめる・評価が上がる・外出許可とか)
食べねば罰
(注意・評価が下がる・点滴とか)

というような二元論の行動療法


昔から摂食障害の人は
入院したがらないし
してもすぐ逃げ出すと言われてますが

私は当然だと言ってます。
続きを読む

『チャングム』第五話 感覚を鍛える

$PTSD研究家翠雨の日記ちょっと光ってますが、私のモバイルパソコンです

松の実に松葉を通す
訓練中です。

コツは
目を閉じること

目に頼らないことです。

指先に神経を集中し
感覚を養う方法です。

裁縫をする部署でも
使う訓練だそうですし

陰陽五行の医学
鍼灸治療は
昔は盲人が行ってました。
 ―経絡なんてのは
 瞑想的感覚でつかんだものです。

PTSD克服においても
知識や視覚的な観察
常識よりは
自分の感覚が命綱でしょう。
続きを読む

『チャングム』第六話 王女の拒食

PTSD研究家翠雨の日記
王女さまが6日間
食べなくなって
大騒ぎ…
しかし
最初から
これは身体の病ではなく
おとなしく口数が少ないので
何か言えないことが
(心因)
あるのだとみな考えています。
そのうち父母(王と王妃)も
意識的にですが
拒食しだします。
娘がそうなっているのに
理解できない自分は
父としてどうかと
考えるのです。
 ―同じような状況に身をおいて
  考えることは大事な基本ですね。
  拒食・過食のケースでも
  時々そういうお母さんに会います。
これらは
今のPTSDをとりまく
家族はおろか専門職にも
消失した当たり前でありつつ
基本的な秘訣です。
食事係の女官にも二種あり
第一は
すぐに結果の出る方法を
長期的には害だとわかっていても
使おうとする人たち      ←過剰投薬を連想します
第二は
拒食の回復には
味覚や嗅覚の回復が伴うので
5日かかるというような
自然の流れを大事にしつつ
なぜ食べないかという心因を探り
それに応じた食事を作ろうと
する人たち
第一の人たちは
目の前のことだけを考え  ←解離してます
副作用は仕方がないものとし
加算しか頭になく
焦っていますが
解決は
引き算で起こりました。
梅雨で米の蔵が水につかり
普通の人が気づかない
においを敏感な王女は察知し
みんなが食べているのに
言えなかったのです。
 ―フツーの子なら威張って
  指摘しそうなことですが
  PTSDの人は奥ゆかしいのです。
シンプルな白粥を作るのが
一番難しいのです。
 ―においを消すのに
 常識はずれの秘策を用いました。
 
PTSDにとっても
いかに無用なことをせず
シンプルにできるかは
大事なことです。
病院で薬をたくさん飲んで
不要な心理検査を毎月一通り

そんなに調べてるクセに
食べればご褒美
(ほめる・評価が上がる・外出許可とか)
食べねば罰
(注意・評価が下がる・点滴とか)
というような二元論の行動療法

昔から摂食障害の人は
入院したがらないし
してもすぐ逃げ出すと言われてますが
私は当然だと言ってます。

『チャングム』第五話 感覚を鍛える

$PTSD研究家翠雨の日記ちょっと光ってますが、私のモバイルパソコンです
松の実に松葉を通す
訓練中です。
コツは
目を閉じること
目に頼らないことです。
指先に神経を集中し
感覚を養う方法です。
裁縫をする部署でも
使う訓練だそうですし
陰陽五行の医学
鍼灸治療は
昔は盲人が行ってました。
 ―経絡なんてのは
 瞑想的感覚でつかんだものです。
PTSD克服においても
知識や視覚的な観察
常識よりは
自分の感覚が命綱でしょう。

『チャングム』第四話 秘策は盗むもの

未熟な子どもたちが
親元を離れて集団生活を
していますし

厳しい社会ですから

ストレスが相当高いです。

目立つ新人は
いじめの対象になったりも
します。
 ―私がDVシェルターで出会った
 ある施設育ちの女性は
 口では言えないような
 いじめが普通にあったと
 回想してました。

しかし
理不尽な用事の中には
いじめではなく
大事なことを悟らせる目的のものも
ありました。

先の記事の水汲みもその1つです。
 ―利発で記憶力のよいチャングムだからこそ
  与えられた高度な課題でした。

松の実と松葉がたくさん与えられ
松の実に松葉を差すように
言われます。

しかも夜なべしごと
さらには電気を消されます。

少しでも明るい場所を
求めて歩きますが
限界があります。

しかし暗闇で出会った上級生が
こっそり教えてくれました。

見ようとするのが間違いだと。
感覚で差すものだと。

上級生も女官の噂話から
こっそり仕入れた秘策でした。

目で見ることも大事ですが
感覚を最大限に呼び覚ますこと
隠された秘密を探そうとする態度は
もっと大事ですね。

PTSD克服にも
それは言えると思います。
続きを読む

『チャングム』第四話 水の汲み方がわかればO.K.  

チャングムは
指導女官に
水を汲んでくるように
言われます。

水くらい誰でも
汲めますよね。

しかし
指導女官は
怖い顔を崩さず
(失望も見せます)

「ダメ。もう一度」

お湯にしてみたり
木の葉を浮かせてみたりしても
ダメ…

泣きそうになりながら
(いじめられている
気もするし…)

わからないと
訴えているうちに

母との思い出にたどりつき

どうしたらいいか
閃きました。
  ←崖っぷちが大事ですひらめき電球

わからない
わからないと
思ってましたが

本当はちゃんとわかって
いたのです。

チャングムは女官に
のどやおなかの調子を細かく質問し
少し塩を入れたお水を
手渡し
「ゆっくり飲んでください」と
言いました。

怖い女官の顔がやさしくなりました。

チャングムは
かつて母がそのように
細かく質問した上で
いろんなおいしいものを
食べさせてくれていたことを
思い出したのです。

まずは相手ありき】ですよね。

当たり前のようで
当たり前でない
誰でも知っている簡単なことです。

しかし
心理治療にも
今これが珍しいものと
なっています。
続きを読む