ドストエフスキーの
『罪と罰』も
PTSDに関しての
情報の宝庫です。
頭脳明晰ではあるが
貧しい
元大学生
ラスコーリニコフが
「一つの微細な罪悪は
百の善行に償われる」
―不徹底な
【一即多 多即一】
ポニョにも観られる華厳思想
「選ばれた非凡人は
新たな世の中の成長のためなら
社会道徳を踏み外す権利を持つ」という
独自の傲慢な
犯罪理論をもとに
金貸しの強欲狡猾な老婆を殺害し
奪った金で世の中のために
善行をしようと企てるも
殺害の現場に偶然居合わせた
その妹まで殺害してしまいます。
ラスコーリニコフは
自らが起した
思いがけない【解離殺人】から
罪の意識に目覚め
発狂していきます。
―ASD
しかし
ラスコーリニコフよりも
惨憺たる生活を送る
娼婦ソーニャの
家族のためにつくす
徹底された自己犠牲の生き方に
心をうたれ
最後には自首します。
…
PTSD克服中
自我が振り切れ(解離)
傲慢になることがあります。
しかし
自覚があれば
そこから明るい方向に
歩いて行くことは充分可能です。
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