虫に食われて
片手がないのですが
そのショックで思考停止
やられらたら
やり返すという
二元論で
腐海と対峙し
巨神兵を無理に
復活させようと
しますが
ナウシカに
「あなたは腐海のことを
何もわかっていない」と
言われ
巨神兵も言うことは聞いてくれませんでした。
―知識では
象徴は動かない。
無意識の仕組みは
命を懸けて研究するものですからね。
心療内科で
PTSDを何とかしようというのも
クシャナ流でしょう。
王蟲が暴走するだけです。
―アクチベーション・シンドローム
「ポニョ以前のジブリ」カテゴリーアーカイブ
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おおばばさまは
タペストリーの
左上の
この部分を指し
「その者
蒼き衣を纏いて
金色の野に降りたつべし。
失われし
大地との絆を結び
ついに人々を清浄の地に導かん」という
伝説を
ナウシカに教え
ナウシカは
いつの間にか
その伝説を生きていました。
知っていたからといって
どうなるものでもないし
まさか自分と関係があるとは
思わなかったでしょうが
何気に聞いたことが
結末に影響しているのは
明らかでしょう。
そして
左上は
天門であり
願いなどが
込められる場所です。
谷の人たちの
悲願をどこかで読み取った行動で
ナウシカは
魔女のような存在です。
―病とすれすれの
危険な場所で
命がけの研究
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PTSD克服物語『風の谷のナウシカ』のおおばばさま
『風の谷のナウシカ』もPTSD克服物語
まるで現代のPTSD社会を
比喩したような世界に住んでいるので
―病気や解離暴走の負の連鎖が多い。
それだけでも
ストレスですが
父親を殺されたショックのなか
敵国と闘い
瀕死の重傷を負います。
母親が幻想のなかでしか
出てこないのは
亡くなったのでしょう。
―原作では
兄姉10人が母親の毒で
死亡している。
つまり
PTSD予防中に
―憎しみで何をするかわからない
自分が怖いと吐露しつつ
それを傾聴され
解離せず頑張る。
伝説の人になったのは
古典的な
PTSD克服過程における
個性化です。
迷子のキツネリスに対し
「怖くない」
「怯えてただけよね」に
言い聞かせるようなかたちで
自分に言い聞かせ
トラウマ(こころの傷)に
向き合ったのだと思います。