ポニョ以前のジブリ」カテゴリーアーカイブ

PTSD物語『風の谷のナウシカ』と箱庭療法イメージ

物語が始まったばかりで
 ―数分
屍が現れ
 ―死の物語は
 PTSD物語です。

人形を拾いあげると

崩れました。
腐海のせいで
「また一つ村が死んだ」と
ユパさまが言います。
人とミニチュアと世界が
対応しているのは

箱庭療法の世界です。

ナウシカも
地下の秘密の部屋で
清浄な水と砂で
 ―箱庭の基本
腐海の植物を
育てていました。

PTSD否認
薬漬けの毒も
抜けるような
研究につながると
思います。

『風の谷のナウシカ』PTSDのトラウマ「悔」「悔い」陰陽五行説


ユパさまの連れている
この動物は
トリウマというのだそうです。
名前は
カイとクイ
「悔」と「悔い」で
腐海を創り出した後悔の象徴じゃないかと
書いている人がいました。
それはトラウマでもあるから
無意識特有の駄洒落として
あり得るような
気がします。
原作によると
トリウマは
片方が死ぬと
もう片方が
卵を産むのだそうです。
 ―カイが死んでクイが卵を産む。
トラウマも
死の体験のあと
生まれますよね。
『風の谷のナウシカ』も
PTSD原理で貫かれてました。

PTSD克服物語『風の谷のナウシカ』のおおばばさま


おおばばさまは
100歳を超えているそうですが
智恵があり
伝説を知っています。
 ―ユングなどかつての心理学者の属性
目は観えないそうですが

宮崎駿の好きな
サン=テグジュペリにも出て来る
思想ですね。
見かけは

湯婆婆みたいですが

子どもたちを
保護し
教え導き
銭婆的かもしれません。
 ―銭婆は魔法を使わず
 おおばばさまは非暴力
 暴力も魔法みたいなものですからね。
湯婆婆も
全くの悪人ではなく
神々が
PTSD流行でお疲れだから
 ―寝ている間にも
 心身霊のメンテナンスを
 無料でしてくれる
 有難さ
必要な仕事を任され
ひずみが生じているのですけどね。
 ―油屋はブラック企業

『風の谷のナウシカ』もPTSD克服物語

まるで現代のPTSD社会を
比喩したような世界に住んでいるので
 ―病気や解離暴走の負の連鎖が多い。
それだけでも
ストレスですが
父親を殺されたショックのなか
敵国と闘い
瀕死の重傷を負います。
母親が幻想のなかでしか
出てこないのは
亡くなったのでしょう。
 ―原作では
 兄姉10人が母親の毒で
 死亡している。
つまり
PTSD予防中に
 ―憎しみで何をするかわからない
 自分が怖いと吐露しつつ
 それを傾聴され
 解離せず頑張る。
伝説の人になったのは
古典的な
PTSD克服過程における
個性化です。

迷子のキツネリスに対し
「怖くない」
「怯えてただけよね」に
言い聞かせるようなかたちで
自分に言い聞かせ
トラウマ(こころの傷)に
向き合ったのだと思います。

『風の谷のナウシカ』と『古事記』のPTSD哲学


王蟲の抜け殻を見つけて
感動し
刀を刺そうとしますが
刃がこぼれます。

『借りぐらしのアリエッティ』では
 ―スサノヲモチーフ
つき刺し
お母さんを助けることができましたが
物語の最初で
まだそのパワーがないのでしょう。
 ―セラミックの刀ですしね。

PTSDを
うつ病とか
発達障害と誤診して
薬漬けにしている今の世界は
腐海だと思いますが
焼き払うことはできないのです。
 ―自然治癒力で治すしかない。

まずは
膿(臨床心理士とか精神科医とか)を
出すことです。
日本が健全さを
取り戻しますよ。

『風の谷のナウシカ』アフリカの砂漠の民とPTSD哲学

ナウシカの
不思議な乗り物は
プロペラ機を
連想させます。
サン=テグジュペリは
戦争PTSDで
 ―戦争が終わっているのに
 わざと危険なところに
 志願して出向く。
『夜間飛行』で
プロペラ機で
フランスからアフリカ大陸に
渡るという
危険な時代の話を書いています。
トルメキア軍は
不時着しましたが
サン=テグジュペリも
『星の王子様』で
そういう話を描き

実際
飛行中に命を落としました。
『風の谷のナウシカ』の最初は
サハラ砂漠を連想させますし
谷は
グレートリフトバレーかなと
 ―大地溝帯
思いました。
ジブリは
サハラの熱風の意味でしたね。
 ―初期の作品には
 背景にある哲学や
 その後の作品群のモチーフが
 詰まっているように思います。
砂漠の民には
智恵があり
 ―トアレグ族やブッシュマン(サン族)
非暴力哲学です。
 ―ブッシュマンは
 最初北にいたのに
 迫害されて
 今は南部に居住

何気に描かれた
建物の1つ1つを見ても
いろいろ思い出します。
懐かしい~ドキドキ

『風の谷のナウシカ』集合的無意識にあるPTSD治療原理を探るユパさま


王蟲の暴走や瘴気で
人々は疲弊し
 ―文明破壊のデタラメをした
 好転反応
 膿を出して元気を取り戻そうとしている。
他国の支配者は
腐海を焼き尽くそうというような
二元論を主張しますが
 ―向精神薬で吐き気がするから
 吐き気止めを飲みましょう
 食欲不振に
 点滴もしときましょう
 サプリメントも必要ですみたいな。

ユパさまは
腐海の謎を解きたいと
言います。

『ゲド戦記』には
ハイタカが出てきますが
 ―魔法(無意識)が支配している世界
2人は
よく似ています。
旅をしながら
集合的無意識を探索していて
ユング心理学の
【老賢者】のように見えます。
 ―ハイタカは大賢人と呼ばれていて
 世界の均衡を取り戻すために
 旅をしている。
誰のこころのなかにも
本当はいる
老賢者ですが
ユングも旅をしながら
そういう概念を見つけました。
ユング心理学では
フィールドワークを
大切にします。

本邦ユング派は
発達障害薬漬けの手下ですから
 ―トルメキア軍
異端ですね。

『風の谷のナウシカ』生物兵器とPTSD否認薬物医療


巨神兵も
ドルクが作り出した
植物も
 ―植物が暴走すると
 蟲たちも連鎖して暴走
生物兵器なんだそうです。
流感の一部が
生物兵器じゃないかなんて
噂されてて
えーっ?!と思ったりしますが
30年前から
存在した疑惑みたいですね。

こういう流行は

あきらかに
専門家誘導でしたから
そりゃわかりません。

『風の谷のナウシカ』無意識に暗示をかけてPTSD克服準備


ナウシカは
飛行機乗りで
風遣いなのですが
 ―ユパは褒めるが
 本人はまだまだと謙遜
蟲たちに
 ―集合的無意識
暗示をかけるのも上手です。

こういうのを目で追わせるのが
EMDRですが
 ―最新の認知行動療法
ナウシカは
360度振り回し
円を描きながら
音波を発生させ
「いい子だから
森へお帰り」と
 ―森は無意識
 あるべきところに帰らせる。
暗示をかけます。
大きな変化は
自己治癒力の
大いなる力に任せるしか
ないですが
つまらない暴走を
暗示をかけてやめさせ
エネルギーの消耗を防止させ
 ―必要なところに使うために。
負の連鎖を防止します。
 ―巨大な蟲が暴れると
 人々が戸惑いますから。

『風の谷のナウシカ』PTSD性愛着障害のキツネリスの治療


羽虫にさらわれたのが
人の子に見えて
ユパが
銃を使ったので
音にショックを受け
不安で怯えているところに
ナウシカが近づいたので
指を咬みましたが
「怖くない。
大丈夫」と言ってもらって
傷口を舐め始め
以来仲良しになります。
人間も一緒ですね。