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『風の谷のナウシカ』PTSD流行で生存を脅かされる世界


腐海の瘴気が
衰退した人間の生存を脅かす
世界が描かれていますが
今の日本と一緒ですね。
東日本には怪死が多いし

子どもたちも怯えています。
なのに
専門家たちが

言論統制し
自然発生的に生まれた
傾聴システムの邪魔をしています。

米国の高校でPTSD解離事件20人負傷

米CNNテレビによると
北東部ペンシルベニア州
マリーズビルの高校で
9日朝
(日本時間同日夜)
少なくとも生徒20人が
何者かに刺され
負傷したそうです。
アメリカで無差別解離事件と言えば
銃乱射ですが
日本の通り魔と
リンクしてますね。

支配し
支配されながら
単に国家的な次元ではなく
人類の問題としての
 ―非暴力
PTSD問題へと
深まっているのでしょう。

腐海が
広がっています。

『風の谷のナウシカ』伝説と自己実現の陰陽五行説

おおばばさまは
タペストリーの
左上の
この部分を指し

「その者
蒼き衣を纏いて
金色の野に降りたつべし。
失われし
大地との絆を結び
ついに人々を清浄の地に導かん」という
伝説を
ナウシカに教え
ナウシカは
いつの間にか

その伝説を生きていました。

知っていたからといって
どうなるものでもないし
まさか自分と関係があるとは
思わなかったでしょうが
何気に聞いたことが
結末に影響しているのは
明らかでしょう。
そして
左上は
天門であり
願いなどが
込められる場所です。
谷の人たちの
悲願をどこかで読み取った行動で
ナウシカは
魔女のような存在です。
 ―病とすれすれの
  危険な場所で
  命がけの研究

PTSD物語『風の谷のナウシカ』と箱庭療法イメージ

物語が始まったばかりで
 ―数分
屍が現れ
 ―死の物語は
 PTSD物語です。

人形を拾いあげると

崩れました。
腐海のせいで
「また一つ村が死んだ」と
ユパさまが言います。
人とミニチュアと世界が
対応しているのは

箱庭療法の世界です。

ナウシカも
地下の秘密の部屋で
清浄な水と砂で
 ―箱庭の基本
腐海の植物を
育てていました。

PTSD否認
薬漬けの毒も
抜けるような
研究につながると
思います。

『風の谷のナウシカ』PTSDのトラウマ「悔」「悔い」陰陽五行説


ユパさまの連れている
この動物は
トリウマというのだそうです。
名前は
カイとクイ
「悔」と「悔い」で
腐海を創り出した後悔の象徴じゃないかと
書いている人がいました。
それはトラウマでもあるから
無意識特有の駄洒落として
あり得るような
気がします。
原作によると
トリウマは
片方が死ぬと
もう片方が
卵を産むのだそうです。
 ―カイが死んでクイが卵を産む。
トラウマも
死の体験のあと
生まれますよね。
『風の谷のナウシカ』も
PTSD原理で貫かれてました。

PTSD克服物語『風の谷のナウシカ』のおおばばさま


おおばばさまは
100歳を超えているそうですが
智恵があり
伝説を知っています。
 ―ユングなどかつての心理学者の属性
目は観えないそうですが

宮崎駿の好きな
サン=テグジュペリにも出て来る
思想ですね。
見かけは

湯婆婆みたいですが

子どもたちを
保護し
教え導き
銭婆的かもしれません。
 ―銭婆は魔法を使わず
 おおばばさまは非暴力
 暴力も魔法みたいなものですからね。
湯婆婆も
全くの悪人ではなく
神々が
PTSD流行でお疲れだから
 ―寝ている間にも
 心身霊のメンテナンスを
 無料でしてくれる
 有難さ
必要な仕事を任され
ひずみが生じているのですけどね。
 ―油屋はブラック企業

『風の谷のナウシカ』もPTSD克服物語

まるで現代のPTSD社会を
比喩したような世界に住んでいるので
 ―病気や解離暴走の負の連鎖が多い。
それだけでも
ストレスですが
父親を殺されたショックのなか
敵国と闘い
瀕死の重傷を負います。
母親が幻想のなかでしか
出てこないのは
亡くなったのでしょう。
 ―原作では
 兄姉10人が母親の毒で
 死亡している。
つまり
PTSD予防中に
 ―憎しみで何をするかわからない
 自分が怖いと吐露しつつ
 それを傾聴され
 解離せず頑張る。
伝説の人になったのは
古典的な
PTSD克服過程における
個性化です。

迷子のキツネリスに対し
「怖くない」
「怯えてただけよね」に
言い聞かせるようなかたちで
自分に言い聞かせ
トラウマ(こころの傷)に
向き合ったのだと思います。

『風の谷のナウシカ』と『古事記』のPTSD哲学


王蟲の抜け殻を見つけて
感動し
刀を刺そうとしますが
刃がこぼれます。

『借りぐらしのアリエッティ』では
 ―スサノヲモチーフ
つき刺し
お母さんを助けることができましたが
物語の最初で
まだそのパワーがないのでしょう。
 ―セラミックの刀ですしね。

PTSDを
うつ病とか
発達障害と誤診して
薬漬けにしている今の世界は
腐海だと思いますが
焼き払うことはできないのです。
 ―自然治癒力で治すしかない。

まずは
膿(臨床心理士とか精神科医とか)を
出すことです。
日本が健全さを
取り戻しますよ。

『風の谷のナウシカ』アフリカの砂漠の民とPTSD哲学

ナウシカの
不思議な乗り物は
プロペラ機を
連想させます。
サン=テグジュペリは
戦争PTSDで
 ―戦争が終わっているのに
 わざと危険なところに
 志願して出向く。
『夜間飛行』で
プロペラ機で
フランスからアフリカ大陸に
渡るという
危険な時代の話を書いています。
トルメキア軍は
不時着しましたが
サン=テグジュペリも
『星の王子様』で
そういう話を描き

実際
飛行中に命を落としました。
『風の谷のナウシカ』の最初は
サハラ砂漠を連想させますし
谷は
グレートリフトバレーかなと
 ―大地溝帯
思いました。
ジブリは
サハラの熱風の意味でしたね。
 ―初期の作品には
 背景にある哲学や
 その後の作品群のモチーフが
 詰まっているように思います。
砂漠の民には
智恵があり
 ―トアレグ族やブッシュマン(サン族)
非暴力哲学です。
 ―ブッシュマンは
 最初北にいたのに
 迫害されて
 今は南部に居住

何気に描かれた
建物の1つ1つを見ても
いろいろ思い出します。
懐かしい~ドキドキ