物語が始まったばかりで
―数分
屍が現れ
―死の物語は
PTSD物語です。
人形を拾いあげると
崩れました。
腐海のせいで
「また一つ村が死んだ」と
ユパさまが言います。
人とミニチュアと世界が
対応しているのは
箱庭療法の世界です。
ナウシカも
地下の秘密の部屋で
清浄な水と砂で
―箱庭の基本
腐海の植物を
育てていました。
PTSD否認
薬漬けの毒も
抜けるような
研究につながると
思います。
「ポニョ以前のジブリ」カテゴリーアーカイブ
『風の谷のナウシカ』PTSDのトラウマ「悔」「悔い」陰陽五行説
PTSD克服物語『風の谷のナウシカ』のおおばばさま
『風の谷のナウシカ』もPTSD克服物語
まるで現代のPTSD社会を
比喩したような世界に住んでいるので
―病気や解離暴走の負の連鎖が多い。
それだけでも
ストレスですが
父親を殺されたショックのなか
敵国と闘い
瀕死の重傷を負います。
母親が幻想のなかでしか
出てこないのは
亡くなったのでしょう。
―原作では
兄姉10人が母親の毒で
死亡している。
つまり
PTSD予防中に
―憎しみで何をするかわからない
自分が怖いと吐露しつつ
それを傾聴され
解離せず頑張る。
伝説の人になったのは
古典的な
PTSD克服過程における
個性化です。
迷子のキツネリスに対し
「怖くない」
「怯えてただけよね」に
言い聞かせるようなかたちで
自分に言い聞かせ
トラウマ(こころの傷)に
向き合ったのだと思います。
『風の谷のナウシカ』と『古事記』のPTSD哲学
『風の谷のナウシカ』アフリカの砂漠の民とPTSD哲学
ナウシカの
不思議な乗り物は
プロペラ機を
連想させます。
サン=テグジュペリは
戦争PTSDで
―戦争が終わっているのに
わざと危険なところに
志願して出向く。
『夜間飛行』で
プロペラ機で
フランスからアフリカ大陸に
渡るという
危険な時代の話を書いています。
トルメキア軍は
不時着しましたが
サン=テグジュペリも
『星の王子様』で
そういう話を描き
実際
飛行中に命を落としました。
『風の谷のナウシカ』の最初は
サハラ砂漠を連想させますし
谷は
グレートリフトバレーかなと
―大地溝帯
思いました。
ジブリは
サハラの熱風の意味でしたね。
―初期の作品には
背景にある哲学や
その後の作品群のモチーフが
詰まっているように思います。
砂漠の民には
智恵があり
―トアレグ族やブッシュマン(サン族)
非暴力哲学です。
―ブッシュマンは
最初北にいたのに
迫害されて
今は南部に居住
何気に描かれた
建物の1つ1つを見ても
いろいろ思い出します。
懐かしい~
『風の谷のナウシカ』集合的無意識にあるPTSD治療原理を探るユパさま
王蟲の暴走や瘴気で
人々は疲弊し
―文明破壊のデタラメをした
好転反応
膿を出して元気を取り戻そうとしている。
他国の支配者は
腐海を焼き尽くそうというような
二元論を主張しますが
―向精神薬で吐き気がするから
吐き気止めを飲みましょう
食欲不振に
点滴もしときましょう
サプリメントも必要ですみたいな。
ユパさまは
腐海の謎を解きたいと
言います。
『ゲド戦記』には
ハイタカが出てきますが
―魔法(無意識)が支配している世界
2人は
よく似ています。
旅をしながら
集合的無意識を探索していて
ユング心理学の
【老賢者】のように見えます。
―ハイタカは大賢人と呼ばれていて
世界の均衡を取り戻すために
旅をしている。
誰のこころのなかにも
本当はいる
老賢者ですが
ユングも旅をしながら
そういう概念を見つけました。
ユング心理学では
フィールドワークを
大切にします。
本邦ユング派は
発達障害薬漬けの手下ですから
―トルメキア軍
異端ですね。