ポニョ以前のジブリ」カテゴリーアーカイブ

江戸川乱歩『蟲』はPTSD解離性ストーカー殺人の怪談

厭人病者の主人公は
 ―人嫌いは
 統合失調症のイメージ?
初恋の相手である
人気女優に
自らの想いを
必死に伝えますが
彼女は彼を嘲笑っただけ
だったので
彼はキレ
 
 ―解離
数ヶ月に及ぶ
彼女とその恋人への
ストーキングの果てに
所有欲を押さえきれなくなり
殺害して
自室である
土蔵の二階に
その死体を置きましたが
死体は蟲に侵されて
急速に腐ってゆき
防腐処理を施そうにも
素人に上手くできるものでもなく
次第に精神が常軌を逸してゆくという
お話らしいです。
死体を腐らせる
「正体のあいまいな
極微有機物」
というのが
何となく
『風の谷のナウシカ』と
重なりますね。
ストーカー事件や
バラバラ殺人事件とか
いろんな解離事件の要素も
盛り込まれています。
経験しなくても
リアルに妄想できるところが
凄いですね。
そして
PTSD物語が一番怖いんですよね。

『風の谷のナウシカ』内なる王蟲とつきあい伝説を生きるPTSD個性化の過程


最初は怒りで
赤くなっていますが

ブルーになり

癒しのイメージに
変容します。
それに必死で付き添った
ナウシカこそが
「その者
青き衣をまといて
金色の野に降り立つべし。
失われし大地との絆を結び
遂に人々を
青き清浄の地に導かん」と伝えられている
 ―陰陽五行説の「土気」と「木気」
伝説の人であることが
最後にわかりました。
集合的無意識にある
伝説に生きることが
PTSD克服の過程ですが
その道は
癒しと共に
最後に観えてくるもののようです。
身近にあるものに対して
 ―とてもネガティブなもの
捨て身で
真摯に向き合っていると
出会えるのでしょう。
「十牛図」の牛みたいなものかも
しれません。

『風の谷のナウシカ』PTSD克服過程における変容の象徴としての「王蟲」


オームは
王蟲と表記されています。
蟲は
虫の旧字で
虫を3つ書くところが
面白いです。

一太極二陰陽で
3の強調が大事ですから。
 ―手塚治虫 『三つ目がとおる』
あと虫は
マムシの象形文字で
オームは
脱皮するみたいですから
蛇信仰も混ざっています。
 ―日本は蛇信仰のメッカ
蛇は脱皮しないと死んでしまうので
断食して必死で脱皮します。
PTSDの克服も同じ状況ですし
 ―PTSD問題は
 生老病死が避けられない
 人類の問題
修行僧みたいだから
無意識のうちに
お手本みたいに感じながらも
目は鑑みたいで
投影を起こすから
畏れられ
 ―人間は自分を知るのが一番怖い。
神格に収まったようです。
ヘビを見てぞくっとするのが
変容の象徴である証です。
そういう集合的無意識層にあるものが
オームとして結集したのだと思います。
オームの法則なんてのも
駄洒落的に
含まれていると思います。
こころには
一貫した法則があります。
内なるオームと
どう付き合うかが
PTSD克服の要なのでしょう。

リアルカオナシ女「PTSD解離性昏睡強盗犯」の映像公開

警察が
昏睡強盗女の映像公開しました。
楽しそうに
買い物してますが
相談をもちかけて
呼び出した
男性の
 ―プライバシー保護のため
  隠されている。
現金と高級時計を奪いました。

カオナシが
うようよする
危険なPTSD流行社会です。
フツーに存在してますから
映像をよく見て
被害に遭わないように
お勉強しましょう。

『風の谷のナウシカ』『エリジウム』PTSD否認の神話の世界

文明を崩壊させた
「火の7日間」という
最終戦争から1000年
激しく汚染された大地に
異形の生態系

巨大な菌類の森
「腐海」や
腐海を守る
「王蟲」と呼ばれる
巨大昆虫たちが出現し
腐海の放つ瘴気に
人々が怯える荒廃した世界

描かれている。


最近では
『エリジウム』が公開されましたが
 ―地球は
 チェルノブイリのような
 廃墟の世界
ジブリは
30年前に
こういう世界を描いてたのですね。

重大なのは
暴走する
こころの汚染です。

『千と千尋の神隠し』油屋と湯婆婆の示すPTSD癒しの場所


なぜ
油屋であり

湯婆婆なのか
ですが…。
北山修の
『意味としての心』
「私」の精神分析用語辞典によると
 ―心には台本があって
 悲劇やマズイ筋書き
 要するに失敗や転倒を
 反復しているうちに
 ひどくこじれて
 問題行動や症状になるという
 考え方
「ゆ」の語源は
 ―「あい」に始まり「わたし」で終わる。
湯で
「ゆるむこと」
「ゆるし」
「遊」
「裕」「優」「雄」「有」「由」などからなる
コンプレックスだそうですが
 ―確かに
 癒しの場所に大事な1つ1つであるような。
温泉好きで
ひらめいたのだそうです。

無意識は
ダジャレでできているから
心身を使い
 ―温泉につかる。
連想していると
普遍的な意味にたどり着きます。
 ―宮崎駿と北山修は
 無意識の同じ層を共有している。
精神分析のやり方ですね。

理研STAP会見でも『千と千尋の神隠し』PTSD解離性失読

「STAP細胞理研会見
:センター長
「STAP現象のゆうむ(有無)について・・・」と二度も言ってた」
 ―Twitter
  Sukuitohananika
 (森岡正博)

小保方さんが
神隠し状態の会見で
 ―千尋の行った
 魔境におられる。

理研のお偉い方々にも
PTSD負の連鎖し
瀕死の状態ですから

書き慣れた字を間違うこともあれば
読み間違うこともあるのです。
STAP細胞は
あるのかないのか
核心がコンプレックスですから
有無をゆうむと
読んでしまったのでしょう。

日本の信用にもかかわる問題で
若い女性の記者が
「イエスかノーかで
お答えいただきたいのですが」と
詰め寄ってましたが
東条英機の
「イエスかノーか!」を彷彿とさせる
戦後処理みたいな
ストレスフルな場の雰囲気が
そうさせたのでしょう。
未曾有のを
「みぞうゆうの」と
言い間違えた元首相もいましたね。
混乱すると
意味が崩壊するのです。

こういうのも
たいていそうですから
本当は治るんです。

『千と千尋の神隠し』感情コントロールから始まるPTSD治療


油婆婆は
「もういやだ」と言うように
いろいろ仕向けてくるが
そこに居続けろと
ハクは予め
千尋に教えます。
PTSDを発症したら
こころの中に
湯婆婆が現れます。
否認したり
解離したりせず
踏ん張ることが
大事です。

そうすると
湯婆婆も
力を失い
折れてきて
 ―ネガティブグレートマザー

銭婆が現れます。
 ―ポジティブグレートマザー

『千と千尋の神隠し』離人症から始まるPTSD


気力が衰え
対人関係が希薄になり
身体が透明になってゆき
恐怖心を覚えます。
離人感ですね。
これを強く経験した人は
発狂しそうになります。
しかし
なんとか持ちこたえ

 ―よく見ること
観察し
言語化していると
自己治癒力が
作動し始めます。
千尋には
失立という
ヒステリー症状が出ますが
 ―離人症が中核で
 いろんな症状に移行する。
ハクは
そなたの
内なる
風と水の名において
解き放て
」というような
暗示をかけて
あくまで
自己治癒力が
作動するような援助をします。


こういう
専門家はダメです。

人を豚箱送りにしているだけです。

『千と千尋の神隠し』PTSDの失意の時近づいてくる自己治癒力の世界

引っ越しの心細さを
1人で抱えていると
さらに悪いことに
両親がブタにされ
 ―いじめとかいろんなことがあった時
 両親が
 PTSDを発症していたり
 向精神薬を飲んでいると
 子どものS.O.Sが
 聴こえません。
魔境に迷い込んだような
恐怖心を覚えます。

しかし
それは
実は癒しの使節団での訪れであり
 ―無意識にあるセルフが
 動き出した印としての
 一太極二陰陽

神々の世界で
 ―日本は
 『古事記』の八百万の神々の国だから
試練を受け

PTSDを克服するように
出来ているのです。
「なんで名前を知っているの?」と
驚く千尋に
ハクは
「そなたの小さいときから
知っている」と言っていますから

彼らは
集合的無意識の中の
住人なのです。