王蟲の暴走や瘴気で
人々は疲弊し
―文明破壊のデタラメをした
好転反応
膿を出して元気を取り戻そうとしている。
他国の支配者は
腐海を焼き尽くそうというような
二元論を主張しますが
―向精神薬で吐き気がするから
吐き気止めを飲みましょう
食欲不振に
点滴もしときましょう
サプリメントも必要ですみたいな。
ユパさまは
腐海の謎を解きたいと
言います。
『ゲド戦記』には
ハイタカが出てきますが
―魔法(無意識)が支配している世界
2人は
よく似ています。
旅をしながら
集合的無意識を探索していて
ユング心理学の
【老賢者】のように見えます。
―ハイタカは大賢人と呼ばれていて
世界の均衡を取り戻すために
旅をしている。
誰のこころのなかにも
本当はいる
老賢者ですが
ユングも旅をしながら
そういう概念を見つけました。
ユング心理学では
フィールドワークを
大切にします。
本邦ユング派は
発達障害薬漬けの手下ですから
―トルメキア軍
異端ですね。
「ポニョ以前のジブリ」カテゴリーアーカイブ
『風の谷のナウシカ』生物兵器とPTSD否認薬物医療
『風の谷のナウシカ』無意識に暗示をかけてPTSD克服準備
『風の谷のナウシカ』PTSD性愛着障害のキツネリスの治療
PTSD癒しの物語『風の谷のナウシカ』とライフマスク
『風の谷のナウシカ』PTSDを癒す王蟲の立場で世界を観る。
『風の谷のナウシカ』PTSDに薬物治療は危険
ナウシカは
非暴力精神で
―どんな犠牲も出さないように
心がけている。
腐海と立ち向かいますが
他国のひとたちは
それを理解できていないので
虫を殺して
乗り物に大量にこびりつかれて
墜落させられたりしています。
墜落した後も
虫は仲間を呼ぶので
―髪の毛一本抜いても
全身に影響するような
縁起
PTSD負の連鎖
「一匹でも殺したら
何が起こるかわからない」と
谷の人は言います。
王蟲も
怒りのあまり
森を出て
―本来いるべき場所
「我を忘れて暴走」したりします。
―PTSD解離暴走
PTSDの諸症状も
―心身症
問題行動
ナウシカのように
対応する必要があります。
薬でコントロールできる世界ではなく
その自然に反する不届きな態度は
王蟲を暴走させるだけです。
『風の谷のナウシカ』PTSD反応の考え方
最終戦争で
文明が崩壊したことで
― 発達障害ブームとか
STAP騒動などでわかるように
学問世界は崩壊しつつあり
哲学や宗教学などは
なんちゃって科学の
隅っこに追いやられています。
腐海が発生
―集合的無意識が膿を出している。
好転反応だから
抑え込んではいけない。
それを王蟲らが守っている構図です。
―自然治癒力の護衛
腐海は
瘴気を発生させるから
―19世紀まで
ある種の病気
(現在は感染症に分類されるもの)を
引き起こすと考えられた
「悪い空気」のようなもので
例えば
マラリアは
古いイタリア語で
「悪い空気」という意味の
mal aria が語源です。
本当は
ハマダラ蚊に刺されると
発症するのですが
水が汚れていると
空気も悪く
蚊が集まってくるので
公衆衛生的には
一定の意味があるかと思います。
人々は怯えており
ナウシカの父親もこのために
弱っていますが
―現代病
生活習慣病や薬害
現代型PTSD
腐海を撲滅するのではなく
―無駄な抵抗のようですが
人類は
腐海に呑みこまれてしまう
運命なのか
―PTSD事件も蔓延し
人間は医療費の奴隷になりかけている。
知りたいと考えていて
娘である
16歳のナウシカが
その答えと
腐海の秘密を探る物語です。
―集合的無意識にある
PTSD治癒の秘密
つかめれば人類は生き延びることができる。
向精神薬で抑えようとするのが
危険な思想であるということは
30年前から
分かっていたこと
みたいです。
江戸川乱歩『蟲』はPTSD解離性ストーカー殺人の怪談
厭人病者の主人公は
―人嫌いは
統合失調症のイメージ?
初恋の相手である
人気女優に
自らの想いを
必死に伝えますが
彼女は彼を嘲笑っただけ
だったので
彼はキレ
―解離
数ヶ月に及ぶ
彼女とその恋人への
ストーキングの果てに
所有欲を押さえきれなくなり
殺害して
自室である
土蔵の二階に
その死体を置きましたが
死体は蟲に侵されて
急速に腐ってゆき
防腐処理を施そうにも
素人に上手くできるものでもなく
次第に精神が常軌を逸してゆくという
お話らしいです。
死体を腐らせる
「正体のあいまいな
極微有機物」というのが
何となく
『風の谷のナウシカ』と
重なりますね。
ストーカー事件や
バラバラ殺人事件とか
いろんな解離事件の要素も
盛り込まれています。
経験しなくても
リアルに妄想できるところが
凄いですね。
そして
PTSD物語が一番怖いんですよね。
『風の谷のナウシカ』内なる王蟲とつきあい伝説を生きるPTSD個性化の過程
最初は怒りで
赤くなっていますが
ブルーになり
癒しのイメージに
変容します。
それに必死で付き添った
ナウシカこそが
「その者
青き衣をまといて
金色の野に降り立つべし。
失われし大地との絆を結び
遂に人々を
青き清浄の地に導かん」と伝えられている
―陰陽五行説の「土気」と「木気」
伝説の人であることが
最後にわかりました。
集合的無意識にある
伝説に生きることが
PTSD克服の過程ですが
その道は
癒しと共に
最後に観えてくるもののようです。
身近にあるものに対して
―とてもネガティブなもの
捨て身で
真摯に向き合っていると
出会えるのでしょう。
「十牛図」の牛みたいなものかも
しれません。