自覚のメカニズムなどを
把握することが容易でないのは
我々が感官から得た
幼時から馴らされた
種々なる先入観と
一致しないように見えるものから
非常に注意深く
精神をできるだけ
感官から
引き離そうと努力する人によってのみ
理解されるからである。
人間は無意識のうちに
常識にとらわれてしまうのです。
小さいときから
マインドコントロールを
受けています。
そこから自由になり
もっと広い視野から
客観的に
自分の問題を捉えなおそうとするとき
食べられなくなるのです。
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自覚のメカニズムなどを
把握することが容易でないのは
我々が感官から得た
幼時から馴らされた
種々なる先入観と
一致しないように見えるものから
非常に注意深く
精神をできるだけ
感官から
引き離そうと努力する人によってのみ
理解されるからである。
人間は無意識のうちに
常識にとらわれてしまうのです。
小さいときから
マインドコントロールを
受けています。
そこから自由になり
もっと広い視野から
客観的に
自分の問題を捉えなおそうとするとき
食べられなくなるのです。
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ビリー・ミリガンは
多重人格を世界に知らしめた
最初の人です。
生育歴が悲惨で
父親が自殺
―コメディアンだったそうです。
マニックディフェンス
(躁的防衛)を生業とするほどの
トラウマがあり
ビリーはPTSD二世です。
母が夜歌って彼を養います。
淋しかったでしょう。
そして再婚により
養父が彼を虐待します。
そこで自分を守るために
さまざまな人格を
作り出す必要が生まれ
多重人格となり
犯罪を犯し
逮捕されます。
いろんな治療を受けますが
もう一歩のところで
挫折します。
そして彼はいよいよ絶望し
収容された病院で
34日間拒食しました。
そこで人格が統合され
どこかで名前を変えて
普通に生活しているということに
なっています。
【解離】を克服するヒントが
断食にはあります。
―もちろん断食しなければ
治癒しないというわけではありません。
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摂食障害はPTSDであるというのは
だんだん知られてきています。
そのうち常識となるでしょう。
まさか
今まで食事できてたのが
できなくなったのを
発達障害とは言えないですから。
何らかの心因があって
退行しているのが
明らかだからです。
―人間は問題が起こると
ふさわしい年齢に退行して
考え直す習性があります。
精神分析で【固着と退行】と言います。
赤ちゃんがえりや
先祖がえりと言うような
ネガティブな退行ではなく
創造的退行という
芸術家が行うポジティブな
退行です。
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摂食障害
とくに拒食症がなぜ起こるか?
食べられなくなるほどの
心因=トラウマがあるからです。
それを克服するために
無意識のなかに
溜め込まれた情報
―お釈迦さまも ←仏教開祖
マホメッドも ←イスラム教開祖
イエスも ←キリスト教開祖
ガンジーも ←インドを独立に導いた
偉業を成し遂げた人はみな断食をしているのです。
それを無意識のうちに
自分にも取り込もうとするからです。
つまり自然治癒は始まっているのです。
―拒食しようとすること自体は
健全な反応です。
ただ過去の天才と違い
それが充分正しく行われきれていないところに
問題があります。
この点が理解されていないので
なかなか治癒に至らないのです。
―絵を描かせたり
箱庭を置かせたりしときながら
その意味を掬い取ろうとせず
病院ぐるみで食べさせようとするのが
普通です。
箱庭の学会では
そういう論文が奨励賞取るんです。
やめるかやめないか
二元論では解決しないんです。
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ユング研究所門外不出の図
だったのですが
秘密というものは
だんだん漏れるもの
10年前には
教科書なんかにも
使われるように
なりました。
人間のこころは
人ゾレゾレに見えますが
無意識の深いところでは
繋がっています。
―この図だと3人の人のこころが
深層で繋がっています。
共通の常識を
もっているのです。
だから
その深層で繋がれば
会話はスムーズになるし
PTSDだって
克服できるんです。
見えにくいと思いますが
Hと書いてあるのは
地球で言えばマグマみたいな
エネルギーです。
敵にまわせば
精神の統合を失調してしまいますが
見方につければ
百人力です。
―禅画【十牛図】でいえば牛です。
Hと人間の表層意識をつなぐのが
真ん中にある管みたいな場所
感官と言います。
ここをコントロールすれば
マグマみたいなエネルギーを
見方につけることができるのです。
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よくある間違い
①断食しても痩せない
断食は痩せるためにするのでは
ありません。
②身体を壊す
正しく行えば
健康になります。
③妙な自信から我が強くなる。
おしゃかさんにも
ガンジーにも
慈悲心や忍耐心が
生まれました。
④空腹感がないのは【解離】である。
人間のたましいは
西洋二元論ではできていません。
空腹感があるのでもなく
ないのでもなく
色即是空 空即是色
誤解はだいたい
その人の無意識的な
防衛機制そのままです。
【合理化】
【投影】などによって
変化したい気持ちを
【否認】している人に
多いです。
フツーの人は
ただやりたくないとか
自分にはできないとだけ
言うものです。
主は
あなたを苦しみ、飢えさせ
あなたも先祖も味わったことのない
マナを食べさせられた。
人は
パンだけで生きるのではなく
人は主の口から出る
すべての言葉によって
生きることを
あなたに知らせるためであった。
主は
キリスト教の神ですが
普遍的無意識にある
知恵や
マグマのような
エネルギーのことでしょう。
PTSDで参っていると
感官から
「食を断て!
そして考えろ!」
とメッセージが
こころに
響いてくるのだと思います。
自分の個人的な
無意識レヴェルで
トラウマを
客観視しようとすることが
魂にとって
統合の失調になるのです。
だから
一見統合失調症のように
見えるのです。
孤独と断食は
無意識への門を開くための
瞑想を支える
昔からよく知られた
手段である。
あらゆる彼の感官の中で
ゆらゆらとする
「むしろ死にたい
ここに生きるよりは」
そう命令的な声や誘惑がひびく
しかも
この「ここに」
この「家に」は
自分がこれまで愛してきた
すべてなのだ!
この声が
響くようになった人は
常識を超え
変容しようとしているのです。
常識で
押さえつけては
なりません。
もちろん
薬物で押さえつけても
なりません。