陰陽五行説では
水・火・木・金・土の
5気が宇宙を構成している
と考えます。
それぞれの気は
以下のような
決まった数字に対応
しています。
水=1 火=2
木=3 金=4 土=5
一通りの和
つまり
水 火 木 金 土
1+2+3+4+5 =15
これを生の数
生数と言います。
水と金は陰
火と木は陽
ですが
土は
その陰陽を
司さどりますから
それぞれの数に
土気の5を足した数で
それぞれの気は作用し始めます。
水は
1+5=6
火は
2+5=7
木は
3+5=8
金は
4+5=9
土は
5+5=10
その和
6+7+8+9+10=40
これを成数と言います。
生数+成数
15+40=55
長くなりましたが
55が陰陽五行で
宇宙を表す数です。
源氏物語は
紫式部の著した
架空の物語です。
しかし
架空だからって
現実と全くかけ離れた
絵空事だったら
時空を超えて
こんなに長らく
読みつがれることは
ないでしょうね。
ユング心理学では
童話や神話など
物語の分析をして
そこから
クライエントさんの
夢や作品にこめられた
意味を
分析するのですが
紫式部って
そんなこと
百も承知で
宇宙の数55に
1つ足りない54帖に
仕上げているんですよ。
架空ったって
ほんの1つ足りないだけの
差なのだという
主張です。
フロイトの無意識発見より
気が遠くなるほど昔に
唯識の阿頼耶識研究が
あったように
無意識の研究は
東洋の方が
はるかに
先行していたんですよ。
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