冬ソナの
主人公は
突然ヒロインの前から
姿を消して
行方不明になったあと
別人格になって
現れて
同窓生らの対人関係を混乱させ
悲しませました。
出生の秘密にショックを受けての
―誤解だったようですが
記憶喪失だったのですよね。
(解離性健忘)
ショックが大きかったので
急性ストレス障害になり
―解離性遁走し
PTSDとして定着したあと
対人関係の中で
治癒しました。
―普通は
ショックを受けてから
大分後に
PTSDというかたちを
とりはじめる方が
多いですよね。
そして自然には治りにくい。
寅さんは
もう少し軽症ですが
失恋するたび ←実はデリケート
頻繁に繰り返します。
―確かに
子どものときは
この人を発達障害のように感じ
性格も悪いのに
なぜ親しまれてるのかな?と
思ってました。
あの頃の大人は
今の専門家より
感性が高かったのかな?
もう時代劇みたいですが
今でも
多い病気ですよね。
「物語」カテゴリーアーカイブ
被災地の集落解散で繰り返される柳田国男『遠野物語』に学ぶこころのケア
宮城の牡鹿半島で
津波被害のため
集落が相次いで
解散しているそうです。
生まれたときから
波の音を聴き
朝日を見て育った
―こんな素晴らしい環境から
出たくて出る人はいません。
ご老人は
他の地では
落ち着かないと思いますが
―関西のごちゃごちゃは
(私にとってはフツーでも)
これだけで
凄いストレスでしょう。
疎開してもストレス
しなくてもストレスです。
(二元論ではないです)
仕方なく出ることを選択されます。
『遠野物語』みたいですね。
PTSD予防と治療のために生まれた
幻想物語です。
常識で読むと
摩訶不思議な話ばかりですが
PTSD解離行動を知っていれば
活き活きとした
魂のテキストです。
―発達障害研究家が
「出会いしかない」
「出会って殺してそれだけとか
深まりがない」
発達障害の物語ですか?
コンサータ勧めますか?
(大事なのはコンサートです。
一字違いが大違い!)
天下の柳田国男も
馬鹿御用学者にかかれば
形無しです
震災前から
多発してましたね
日本人の幸福をテーマにした ←こころのケア
民俗学者
柳田国男は
この物語の発表に先駆け
東北全体の
トラウマティックな苦難の歴史と
村が廃れたことによる
その忘却を訴えていました。
学ばないと
歴史は繰り返します。
放射能やPTSDは目に見えないから『星の王子さま』もコミック版に
今風王子
「ものは心で見る。
肝心なものは
目では見えない」
有名な言葉ですね。
―科学狂信の時代
馬鹿にされてきましたが
今これを否定する人は
もういません。
普通に生活してたら
アルコール依存や
仕事中毒なんか
あふれてるのわかりますよね。
―依存症はPTSDです。
星の王子に
ヨッパライの証言があります。
作者も戦闘依存症でした。 ←お札の右が肖像
王子は
まだ子どもで
愛するということがわかっていなかったと
学んでいくのですね。
自分しか愛せない
偏狭な
世界を脱するのが
PTSD治療の航海図であることを ←元祖王子
有名な挿絵は示しています。
(小さな地球の上に立ってます)
ポニョみたいに
自力で駆け上がる
気概が必要なのです
PTSDの時代にカンヌで『メランコリア』暴れ立ち入り禁止に
『ブラック・スワン』はPTSD時代の『白鳥の湖』
『マルモのおきて』陰陽五行説的心のケアの物語
主人公は
高木護
―マモルだから
マルちゃんなんだろうけど
マル秘的なニュアンスで
守るべき掟が
描かれているように
推測します。
高木は
ポニョや漱石的な
普遍的な意味があります。
―いろいろあるけど
ここでは
客観性という意味にしておくかな。
主観が集まると
集団ヒステリー(PTSD)に
なります
海老蔵バッシング
怖かったですからね
―こういう人が正義みたいな
だから海老蔵なんか死んでも
当然みたいな風潮がありました。
物語の始まりも
友人の突然死
韓国ドラマの定石ですね。
―冬のソナタも
恋人の死からです。
しかも記憶喪失で
別人になって目の前に
現れますから
ヒロインにはPTSD予防が必要です。
亡くなっただけなら
偲び方が
足りなくなる恐れがあるから
神さまは
双子を授けます。
―親友の忘れ形見
逃げようのない
現実として
考えさせます。
しっかりものの女の子と
甘えん坊の男の子も
陰陽ですね。
いろいろあって
途方に暮れていると ←無我・空
ムックという犬に出会い ←無垢
この犬を交えた4人で
―話す犬らしい。
本音で向き合ってゆきます。
陰陽五行的な
PTSDのフセンがある物語です
『ビルマの竪琴』 ~被災地の自衛隊員にこころのケア
自衛隊の方々の
遺体処理
大変なお仕事のようです。
―考えてみれば
当たり前でした。
逃げ出す人がいるのは
当たり前でしょう。
―すでに2名
PTSD解離犯罪を
犯してしまいました。
ふと
この作品を思い出しました。
お話の最後で
主人公は
―外地で
殺されそうになり
命拾いしています。
戦争が終わったら
すぐ帰国したいと思うと
思うのですが…
道々で
無数の日本兵の死体を目にします。
葬るものとておらず
無残に朽ち果て
蟻がたかり
蛆が涌く遺体の山。
衝撃を受け
英霊を葬らずに
自分だけ帰国することが申し訳なく
この地に留まろうと決心し
出家し
本物の僧侶となりました。
…
あまりの惨状と
死の世界を見てしまうと
出家するくらいの
意識改革が
起ってしまうのではないでしょうか。
出家しないで
日常世界のなかで
その作業を行なうのは
誰にだって
容易なことではないと思います。
せめて
こころのケアはしなくては
ならないでしょう。
『ラストサムライ』でPTSD治療の未来を提示した小雪さん結婚
「ラストサムライ」での
演技が
好評でしたね。
戦争で
こころの傷を負い
(トラウマですネ)
悪夢と
アルコール依存症に苦しむ
トムクルーズを
癒すのでしたね。
―アルコール依存症は
PTSDです
癒すつもりなど
毛頭なかったのですがね。
自分の夫を殺した捕虜ですから。
こころの中にある
理不尽な葛藤を
相手の世話をしながら ←直視
昇華し
自分なりの答えを見つけていきます。
PTSD問題の
未来系が
提示されていますね。
―過去の出来事ですが
集合的無意識としては
まだまだ
そこに到達していません。
サムライの精神
―ケンカするのではないですよ。
非暴力の精神です。
取り戻さねばなりませんね。
『謎解きはディナーのあとで』PTSD解離メカニズムは節穴では見えない
草彅 剛は『月の街 山の街』を翻訳しながらこころのケア
韓国の
貧しい街のお話ですが
山の高いところにあり
お月さまに近いのです。
家族のつながりなど
日本では希薄になるばかりなので
―場合によっては
DVですしね。
豊かなものがそこにあるように
感じますね。
「僕は
冷めているので
韓国の情熱に憧れる部分がある。
ハマると
想像できないくらい
感動してしまい
それにまた驚く自分がいる」
…
やはり
抑圧の強い人みたいですね。
韓国人からみれば
日本人は
だいたい抑圧的ですが
この人は
自分でもその傾向が強いことを
認めています。
それで
お酒に酔って
公園で発散する必要があったのですね。
―あの時は完璧に解離してましたね。
警官に向かって
「裸で何が悪い!」ですからね。
ただ読むのもよいですが
―カタルシスがあるので
翻訳するという作業で
冷静に
感情と向き合うのは
より
心理療法的だと思います