2009年のアメリカ映画ですが
PTSDの視座バリバリですね。
女性心理学者が
街の患者たちを診ていくうちに
―不眠症や行方不明者続出の街
そこにある共通点をつかみます。
―【一即多 多即一】ですね。
PTSDはシンプルな原理です。
不眠症患者がみな
似たような夢を見ているのを知って
―たしかにパターンがあります。
催眠療法で
その意味を突き止めようと
しましたが
みんな核心にまつわる記憶を
思い出すことができませんし
気づくことができた
一人の患者は
錯乱してしまいます。
トラウマ接近の難しさそのものですね。
しかし結末は
なんとなんと
夫の拳銃自殺を否認し
妄想の世界に生きている自分に
直面させられてます。
―目の前で謎の死を遂げたと
思っていたけれど
カメラやボイスレコーダーにより
【解離】を認めざるをえなくなります。
傷ついたこころの目という
第三の目で
世間を見ると
PTSDが見えるんですね。 ←これ自体は貴重
でもそれだけじゃ
自分さえ治せないって
ことかな?
なかなかよくできた
PTSDテキストですね。
「物語」カテゴリーアーカイブ
関西TV『フリーター、家を買う』機能不全家族のPTSD
本日の関西TV
お奨めとか
そういうのじゃなくて
日本に蔓延するパロディの
一端の紹介
大真面目に
こんなご冗談を…
一応新聞なんですよ。
ストーリーは…
商社勤務の父と
専業主婦の母
しっかりものの姉
国民に押し付けられた
旧モデル ←ここからの脱出がPTSDのテーマ
堅いお勤めの父と
家を守る母親 ←外に出すの嫌がったものです。
姉はしっかり ←アマテラスコンプレックス
(実はポリアンナを
PTSD弟に治療される)
主人公男性は
大学卒業したが
就職がうまくいかない。 ←人格・発達障害はない
父親は母親のせいにし
主人公も母親に八つ当たり
母親はサンドバック状態
真っ暗な台所で
震えながら
「ごめんなさい」と
繰り返す。
これは
【重度のうつ病】らしいです。
母親のせいにしているもの
それを考えずに
【否認】していることが
この家庭のPTSDの原因ですね。
関西TV『フリーター、家を買う』機能不全家族のPTSD
本日の関西TV
お奨めとか
そういうのじゃなくて
日本に蔓延するパロディの
一端の紹介
大真面目に
こんなご冗談を…
一応新聞なんですよ。
ストーリーは…
商社勤務の父と
専業主婦の母
しっかりものの姉
国民に押し付けられた
旧モデル ←ここからの脱出がPTSDのテーマ
堅いお勤めの父と
家を守る母親 ←外に出すの嫌がったものです。
姉はしっかり ←アマテラスコンプレックス
(実はポリアンナを
PTSD弟に治療される)
主人公男性は
大学卒業したが
就職がうまくいかない。 ←人格・発達障害はない
父親は母親のせいにし
主人公も母親に八つ当たり
母親はサンドバック状態
真っ暗な台所で
震えながら
「ごめんなさい」と
繰り返す。
これは
【重度のうつ病】らしいです。
母親のせいにしているもの
それを考えずに
【否認】していることが
この家庭のPTSDの原因ですね。
『子連れ狼』にこめられたPTSD克服の秘策
柳生一族の手により
妻・薊(あざみ)を失い
遺された息子・大五郎と共に
水鴎流剣術の達人で
胴太貫を携えた元・公儀介錯人
拝一刀(おがみ いっとう)の物語
トラウマティックなお話
だったのですね。
そして
一郎でも次郎でもよさそうなところ
大五郎と一刀とは
陰陽五行説や
仏教イメージの習合を
感じます。
【八識田中に一刀をおろす】が
リセットの秘策です。
―八識は阿頼耶識
無意識に退行しながら
最後にはそれを否定し
新しく出直します。
『子連れ狼』にこめられたPTSD克服の秘策
PTSD時代のノーベル文学賞ペルーの作家マリオ・バルガスリョサ氏
いいお顔ですね。
74歳です。
スウェーデン・アカデミーは
授賞理由を
「権力構造の『地図』を作り
個人の抵抗、反抗、挫折を鋭く描き出している」と
説明しました。
家庭に
村に
職場に
病院に
学閥に
…
あらゆる場所に
権力による
横暴が存在する可能性が
あります。
それがPTSDの根っこです。
抵抗し
反抗することが
回復の道です。
いばらの道ですが
イエスを始め
そこを歩いた
先人が多数います。
あきらめない限り
挫折はありません。
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PTSD時代のノーベル文学賞ペルーの作家マリオ・バルガスリョサ氏
『ヒルベルという子がいた』 ~発達障害の実態
施設にいた
てんかん児のお話です。
臨床心理学の学会でも
昔はこういう現実への
共感性が当たり前のように
あったのですが…
発達障害や自閉症の研究家に
読ませたいです。
「ヒルベルって、ほんとうに悪い子だよ。」
施設の子どもたちが
そう言うところから始まります。
ヒルベルは出産のときの外傷のために
原因不明の頭痛や発作を起こしたり
していると思われています。
言葉も上手く話せません。
父親は不明で
母親にも見捨てられています。
ドイツ語で
ヒルンは知能を
ヴェルベルは渦とか混乱を意味します。
本名で読んでもらえず
「クルクルパー」ぐらいの意味で
呼ばれているのです。
本当はそうではなく
普通の子たちが思いがけないほど
体験が深く
毎日冒険し哲学していて
その結果
大人のこころが読めてしまい
好きな女の子には ←傾聴上手
すらすら話ができます。
豊かな感性をもったいい子ですが
手に負えない不適応のため
(最後まで理解できるのは読者のみ)
だんだん脱走するようになり
反抗的になり
一番優しかった医者にも「発作だ」と ←先生の子になりたかった
みなされ
最後は
別のおそらくは
もっと重篤な施設に送られていきました。
救いは
「あの子はどうしてるかな」と
思い出す人がいるくらいです。
そして
読者にはヒルベルが理解できることです。
あとは
現場でも理解するようになれば
いいだけなんですが…
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『玄牝-げんぴん-』 ~こころの産婆とPTSD
愛知県岡崎市で
自然分娩を推奨している
産婦人科医
吉村正が院長を
16ミリフィルムを片手に
約1年間密着した
ドキュメンタリーです。
江戸時代の茅葺き小屋で
薪割りやぞうきん掛けなど
心身共に鍛えながら
お産を迎えるという
昔ながらの出産ですが
河瀬監督は言います。
「吉村先生のような人は
希有な存在だと思います。
日本のお産の現場は
医者が主体で
陣痛促進剤などを使い
女性の力だけで分娩を行うのは
全体の2%程度と言われています」
「(この医院で)出産した女性たちは
出産直後『ありがとう』とか
『温かい』『幸せ』と
世の中を肯定した言葉を吐くんですね。
それは素晴らしいことだと思うし
こういう選択も
女性にはあるんだということを伝えたかった」
心理療法家はよく
産婆にたとえられます。
でも
PTSDの古典的治療は
今は
2パーセントくらいかな?
そんなにないかな?
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『玄牝-げんぴん-』 ~こころの産婆とPTSD
愛知県岡崎市で
自然分娩を推奨している
産婦人科医
吉村正が院長を
16ミリフィルムを片手に
約1年間密着した
ドキュメンタリーです。
江戸時代の茅葺き小屋で
薪割りやぞうきん掛けなど
心身共に鍛えながら
お産を迎えるという
昔ながらの出産ですが
河瀬監督は言います。
「吉村先生のような人は
希有な存在だと思います。
日本のお産の現場は
医者が主体で
陣痛促進剤などを使い
女性の力だけで分娩を行うのは
全体の2%程度と言われています」
「(この医院で)出産した女性たちは
出産直後『ありがとう』とか
『温かい』『幸せ』と
世の中を肯定した言葉を吐くんですね。
それは素晴らしいことだと思うし
こういう選択も
女性にはあるんだということを伝えたかった」
←監督
心理療法家はよく
産婆にたとえられます。
でも
PTSDの古典的治療は
今は
2パーセントくらいかな?
そんなにないかな?