日本は剣で創られた国だと
終始強調された物語です。
『古事記』の
創世記しかり
スサノヲの活躍しかり
武士の命は刀です。
しかし
時代が変わり
法治国家となり
廃刀令が出ます。
抵抗を続ける武士に対し
役人は容赦なく
暴言を吐きます。
武士は名誉を食べて
生きています。
屈辱は死を意味します。
しかし
刀を抜くこともできず
葛藤を抱えながら
矛を収めました。
まげを切られ
なぐられますが
無抵抗です。
矛を収めるというのが
武の意味です。
兵士でありながら
矛盾の哲学を抱えているのです。
それが具現化したのが ←予知があったのでしょう。
この時代なのです。
武士はいませんし
刀もありませんが
武士道は生きています。
PTSDになったら
非暴力の哲学を生きさせられます。
言葉や拘束も含めて
何らかの暴力を受けながら
非暴力で対応するのは
武士道です。
暴力を振るわないのが
非暴力ではなく
葛藤を抱えながら
直接即座的暴力でない方法で
解決することを考えるのが
非暴力の哲学です。
もちろんあきらめでも
ありません。
西洋人であっても
そこを通らないと治らないと
教えてくれた作品です。
「物語」カテゴリーアーカイブ
『ラストサムライ』とガンダーラ
トム・クルーズは
罪のないインディアンを惨殺した
罪悪感から
アルコール依存症になりました。
「悪夢に悩まされるのは
兵士の常」
「報酬で一生酒びたりになれる」
やるせなさを
そんな風に【否認】してましたが
同じ兵士でありながら
昨夜の夢を
詩に詠みたいと言い
教会にも行かない
不可解な武士に
神聖と力を感じ
付き合っているうちに
眠れるようになり
(武士は死にましたが)
生き延び
稀な安らぎを得て
どこかで暮らしているという
結末です。
…
アメリカ人であっても
トラウマティックな現代は
東洋的な自己実現モデルで癒されるのです。
二元論ではなく
一太極二陰陽です。
―敵も味方もなく
加害者も被害者もなく
罪も罰もなく
古きものに新しきものを
和ませたという意味の銘の刀を
受け取りました。
ゴダイゴのガンダーラを
想い出しました。
そこに行けばどんな夢も
かなうと言うよ
誰もみな行きたがるが
遙かな世界
その国の名はガンダーラ
何処かにあるユートピア
どうしたら行けるのだろう
教えて欲しい
*)In Gandhara, Gandhara
They say it was in India
Gandhara, Gandhara
愛の国ガンダーラ
生きることの苦しみさえ
消えないと言うよ
旅立った人はいるが
あまりに遠い
自由なそのガンダーラ
素晴らしいユートピア
心の中に生きる
幻なのか
婦人公論 ~柳美里的暴露ではPTSDは治らない
特集は
「女の実話スペシャル
泣いて、もがいて
それでも生きていく」
数百におよぶ読者の投稿の中から
編集部が選んだ
傑作ノンフィクションってのは
PTSD問題にマッチしてるし
西原理恵子と柳美里の対談
「『書く』ことを手放さなければ
生きていけるから」とは
なかなかいい感じですが…
結論として
悪書に成り下がりました
不幸自慢大会に終始してます。
以下反面教師として ←読まなくてもリアルに知ってるか…
ご参考に…
柳さんは
「つらい、痛い、苦しい目に遭うと
書かないと帳尻が合わないというか
生きていけない。
それは
父親から殴られまくって
鼻の骨折られたり
親から鼓膜を破られたりした
小学生のときから同じで
全部日記に書いてたからね」
西原さんは
「私も
お母さんと父さんが
喧嘩してるときに
耳を塞ぐ代わりに
絵を描いていた」
しかし
自殺防止くらいにしか
なっていなかったらしく… ←まあ大事ですが
柳さんは
「東(由多加)さんを
「好きだ」と思ったのは
飲んだくれてドブにはまって
顔が半分ドブ水に浸かってるのを
見たときだもんね
救いようがなさ過ぎる(笑)」
西原さんは
「私の実の父親
そうやって死にましたことよ。(笑)」と
美しいフォロー ←勝手にやってくれ…
さらには
柳さん
「今年に入って
酒漬け薬漬けの日々で
生理も止まりましたね。
薬は抗うつ剤と睡眠薬なんだけど
量も増えていって……」 ←ダメじゃないですか!
西原さん
「薬と一緒にやると
アルコールの症状が
余計ひどくなるんだよね」
柳さん
「幻覚幻聴との闘いでした。
ベッドの傍らで
仏壇のてんこもりの白米を食べてる女や
頭が焼け焦げたキューピーが
大量に出てきたり……」 ←子どもさん大丈夫か?
西原さん
「そうそうそう
あった、あった、鴨ちゃん
(元夫の故・鴨志田穣さん)にも
幻聴と幻視が」
…
要するに
PTSDですと
カミングアウトしたり
トラウマティックなエピソードを
いくら思い出しても
PTSDは治らないということの
動かぬ証拠です。
下手するとただの
恥知らずになります。
いかんなぁ
婦人公論…
続きを読む
『霊能力者 小田霧響子の嘘』で脱催眠商法しましょう!
10月からスタートする
テレビ朝日系ドラマ」
(日曜後11時)に主演する
女優・石原さとみ(23)が
劇中での
霊能力者ファッションを
初披露しました。
地道な事前調査と
鋭い洞察力
そして
一か八かのハッタリで
超常現象の謎を解く
ミステリーコメディです。
にせ催眠術師にも ←自分もだまされてますから…
お客さん
(信者)にも
PTSD多いです。
ドラマを見て
よく学習し
被害を予防しましょうね
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婦人公論 ~柳美里的暴露ではPTSDは治らない
特集は
「女の実話スペシャル
泣いて、もがいて
それでも生きていく」
数百におよぶ読者の投稿の中から
編集部が選んだ
傑作ノンフィクションってのは
PTSD問題にマッチしてるし
西原理恵子と柳美里の対談
「『書く』ことを手放さなければ
生きていけるから」とは
なかなかいい感じですが…
結論として
悪書に成り下がりました
不幸自慢大会に終始してます。
以下反面教師として ←読まなくてもリアルに知ってるか…
ご参考に…
柳さんは
「つらい、痛い、苦しい目に遭うと
書かないと帳尻が合わないというか
生きていけない。
それは
父親から殴られまくって
鼻の骨折られたり
親から鼓膜を破られたりした
小学生のときから同じで
全部日記に書いてたからね」
西原さんは
「私も
お母さんと父さんが
喧嘩してるときに
耳を塞ぐ代わりに
絵を描いていた」
しかし
自殺防止くらいにしか
なっていなかったらしく… ←まあ大事ですが
柳さんは
「東(由多加)さんを
「好きだ」と思ったのは
飲んだくれてドブにはまって
顔が半分ドブ水に浸かってるのを
見たときだもんね
救いようがなさ過ぎる(笑)」
西原さんは
「私の実の父親
そうやって死にましたことよ。(笑)」と
美しいフォロー ←勝手にやってくれ…
さらには
柳さん
「今年に入って
酒漬け薬漬けの日々で
生理も止まりましたね。
薬は抗うつ剤と睡眠薬なんだけど
量も増えていって……」 ←ダメじゃないですか!
西原さん
「薬と一緒にやると
アルコールの症状が
余計ひどくなるんだよね」
柳さん
「幻覚幻聴との闘いでした。
ベッドの傍らで
仏壇のてんこもりの白米を食べてる女や
頭が焼け焦げたキューピーが
大量に出てきたり……」 ←子どもさん大丈夫か?
西原さん
「そうそうそう
あった、あった、鴨ちゃん
(元夫の故・鴨志田穣さん)にも
幻聴と幻視が」
…
要するに
PTSDですと
カミングアウトしたり
トラウマティックなエピソードを
いくら思い出しても
PTSDは治らないということの
動かぬ証拠です。
下手するとただの
恥知らずになります。
いかんなぁ
婦人公論…
『霊能力者 小田霧響子の嘘』で脱催眠商法しましょう!
芥川龍之介『蜘蛛の糸』 ~PTSD集団療法の難しさ
奈良県立医大の教授が
蜘蛛の糸を1万本束ねた
バイオリンの弦をつくることに
成功しました。
芸術的で夢のある
科学者ですね
ガット(羊の腸)弦より
やわらかい音になりますが
やはり強度は
3分の2
長くて均一な糸が欲しいので
蜘蛛さんが糸を切らないように
さらなる工夫をするそうです。
蜘蛛の糸って
思いのほか強く
思いのほか弱いのですね。
PTSD克服し始めると
人が後についてきますよね。
治療の秘儀は
独占しちゃいけませんからね。
でもその糸は繊細だから
そこで大騒ぎしちゃ
切れてしまうのですネ。
―謙虚に静かに学ぶものです。
土足でズカズカはいけません。
自慢や上から目線も禁止です。
ドストエフスキーの
『カラマーゾフの兄弟』でも
ひどい解離性同一性障害の女性が
『一本のねぎ』という
似たようなお話を語ってます。
そういう境地にいるから
ソラ(何も見ない)で
治療の難しさを
語れるのです。
―作者はドストエフスキーだから
彼が知っていたということか…?
つらいときこそ
科学と芸術と夢が
融合した世界で
優雅さを失わないように
しなければなりません。
続きを読む
芥川龍之介『蜘蛛の糸』 ~PTSD集団療法の難しさ
奈良県立医大の教授が
蜘蛛の糸を1万本束ねた
バイオリンの弦をつくることに
成功しました。
芸術的で夢のある
科学者ですね
ガット(羊の腸)弦より
やわらかい音になりますが
やはり強度は
3分の2
長くて均一な糸が欲しいので
蜘蛛さんが糸を切らないように
さらなる工夫をするそうです。
蜘蛛の糸って
思いのほか強く
思いのほか弱いのですね。
PTSD克服し始めると
人が後についてきますよね。
治療の秘儀は
独占しちゃいけませんからね。
でもその糸は繊細だから
そこで大騒ぎしちゃ
切れてしまうのですネ。
―謙虚に静かに学ぶものです。
土足でズカズカはいけません。
自慢や上から目線も禁止です。
ドストエフスキーの
『カラマーゾフの兄弟』でも
ひどい解離性同一性障害の女性が
『一本のねぎ』という
似たようなお話を語ってます。
そういう境地にいるから
ソラ(何も見ない)で
治療の難しさを
語れるのです。
―作者はドストエフスキーだから
彼が知っていたということか…?
つらいときこそ
科学と芸術と夢が
融合した世界で
優雅さを失わないように
しなければなりません。
三浦哲郎さん『しのぶ川』はPTSD的自伝
青森県八戸市生まれ
6人兄弟の末弟で
20歳になるまでに
2人の姉が自殺
2人の兄が失踪
こういう立場におかれたら
子どもの頃から
考えることが違ってしまうでしょうね。
死に近いからです。
【滅びの血】なんて
哲学と闘われた人生でした。
その昇華の象徴が
芥川賞受賞のこの作品
家系を呪われた血筋と
忌み嫌って恐れる青年と
極貧と死の中で育ちながらも
清純な気品を持った
仲居との出会いと
幸せに結ばれるまでを
描いた作品です。
忍ぶ川なんて
PTSDの象徴みたいです。
川はこころの流れ
そこに忍びがあります。
(虐待・DV・いじめ)
間違うと氾濫しますが…
これを描かずには
生きてゆけなかったのでしょうね。
そしてそういう作品が
みんなのこころに
響きます。
雪国での出来事というのも
象徴的です。
冬ソナなども
雪がなければ
あんなに共感を呼ばなかったでしょう。
(枯れ葉を雪に見立てたり…)
癒しの原理がそこにあります。
続きを読む
三浦哲郎さん『しのぶ川』はPTSD的自伝
青森県八戸市生まれ
6人兄弟の末弟で
20歳になるまでに
2人の姉が自殺
2人の兄が失踪
こういう立場におかれたら
子どもの頃から
考えることが違ってしまうでしょうね。
死に近いからです。
【滅びの血】なんて
哲学と闘われた人生でした。
その昇華の象徴が
芥川賞受賞のこの作品
家系を呪われた血筋と
忌み嫌って恐れる青年と
極貧と死の中で育ちながらも
清純な気品を持った
仲居との出会いと
幸せに結ばれるまでを
描いた作品です。
忍ぶ川なんて
PTSDの象徴みたいです。
川はこころの流れ
そこに忍びがあります。
(虐待・DV・いじめ)
間違うと氾濫しますが…
これを描かずには
生きてゆけなかったのでしょうね。
そしてそういう作品が
みんなのこころに
響きます。
雪国での出来事というのも
象徴的です。
冬ソナなども
雪がなければ
あんなに共感を呼ばなかったでしょう。
(枯れ葉を雪に見立てたり…)
癒しの原理がそこにあります。