素直さにつけこまれ
だまされてるような
気がするのですが
二順は
仕方なく
離婚し
妊娠した日本人女性と
結婚します。
しかし
当然心の中は
葛藤だらけ…
納得いきませんし
離婚した妻からの手紙は
怖くて読めません。
夢の中では読めますが
にらんだ怖い元妻の視線に
目覚めてしまいます。
しかし
給料がいきなりアップしたから ←これがどうもあやしい
妊娠したのは料理長の愛人だから
それをためて
いつかよりを戻す可能性が
ないでもない
そう思って少し元気になります。
「獅子頭」カテゴリーアーカイブ
朝日新聞『獅子頭』第百十ニ・三話 PTSDの呪縛
PTSDの呪縛は
おそろしいもので
開放されない
苦しみから
悪夢にうなされ
その苦しみに耐えかねる
レヴェルになると
言動が
トンチンカンになります。
客観的にみれば
起こったことを
そのまま伝えて
みんなで考えるしかないのですが
手紙を書こうにも
うわっつらのきれいごとしか
書けません。
そうなると
離婚か刑務所かという
極端な選択肢しか
残らず
離婚の方が
よりましだろうという
ことになり
そうなると
未練を断ち切るために
こころがわりした
薄情ものとして
悪人になるしかないと
思いこまされます。
不幸へまっしぐら!です。
こういうときに
誰に出会うかが
明暗を決めます。
主人公の場合は…
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朝日新聞『獅子頭』第百十ニ・三話 PTSDの呪縛
PTSDの呪縛は
おそろしいもので
開放されない
苦しみから
悪夢にうなされ
その苦しみに耐えかねる
レヴェルになると
言動が
トンチンカンになります。
客観的にみれば
起こったことを
そのまま伝えて
みんなで考えるしかないのですが
手紙を書こうにも
うわっつらのきれいごとしか
書けません。
そうなると
離婚か刑務所かという
極端な選択肢しか
残らず
離婚の方が
よりましだろうという
ことになり
そうなると
未練を断ち切るために
こころがわりした
薄情ものとして
悪人になるしかないと
思いこまされます。
不幸へまっしぐら!です。
こういうときに
誰に出会うかが
明暗を決めます。
主人公の場合は…
朝日新聞『獅子頭』~第百十一話 堂々めぐり
自分は
性犯罪者で
国家反逆罪になる
それだけではすまず
祖国で待っている
大切な家族が
性犯罪者の家族として
世間から扱われる。
そう脅され
離婚を決意したものの
家族を傷つけないように
離婚する方法が
思いつかず
混乱しているうちに
なぜ離婚しなきゃならないんだ
という振り出しに返り
堂々巡りです。
そんな精神状態では
料理もめちゃくちゃです。
大雑把なやつと
言われ
そうじゃないんだ!って
思いますが
反論する元気も
なくなりました。
PTSDになると
性格が悪く
仕事ができない
どうしようもない人のように
見えることが
あります。
続きを読む
朝日新聞『獅子頭』~第百十一話 堂々めぐり
自分は
性犯罪者で
国家反逆罪になる
それだけではすまず
祖国で待っている
大切な家族が
性犯罪者の家族として
世間から扱われる。
そう脅され
離婚を決意したものの
家族を傷つけないように
離婚する方法が
思いつかず
混乱しているうちに
なぜ離婚しなきゃならないんだ
という振り出しに返り
堂々巡りです。
そんな精神状態では
料理もめちゃくちゃです。
大雑把なやつと
言われ
そうじゃないんだ!って
思いますが
反論する元気も
なくなりました。
PTSDになると
性格が悪く
仕事ができない
どうしようもない人のように
見えることが
あります。
朝日新聞『獅子頭』第百三話 トラウマとの深夜の苦闘
中国で待っている妻子と
離別するなんて
考えられないが
そうしないと
政治犯になる
おそれがある。
困りました。
難問です。
二元論では解けない
公案みたいなものです。
―ゲームの攻略ではなく
現実の死活問題ですから…
昼間忙しいとまぎれるようですが
深夜一気にストレスがのしかかります。
食欲はなく
頭が混乱し
妙に冴えて
眠れません。
夢かうつつか
妙な感覚に襲われ
そのうち
呼吸がしにくくなり
窒息しそうになって
叫びました。
もう限界です。
続きを読む
朝日新聞『獅子頭』第百三話 トラウマとの深夜の苦闘
中国で待っている妻子と
離別するなんて
考えられないが
そうしないと
政治犯になる
おそれがある。
困りました。
難問です。
二元論では解けない
公案みたいなものです。
―ゲームの攻略ではなく
現実の死活問題ですから…
昼間忙しいとまぎれるようですが
深夜一気にストレスがのしかかります。
食欲はなく
頭が混乱し
妙に冴えて
眠れません。
夢かうつつか
妙な感覚に襲われ
そのうち
呼吸がしにくくなり
窒息しそうになって
叫びました。
もう限界です。
朝日新聞『獅子頭』~第百二話 二度目の試練
舞台恐怖症という名の
PTSDを
相当なレヴェルで
克服したのですが
またもや
危機的な状況に
まきこまれています。
誰も理解してくれず
どちらかと言えば
悪者です。
国家反逆罪に
なるかもとさえ
脅されてます。
時代が時代ですから
あながち
冗談ではないかもしれません。
しかし
PTSD克服の過程では
このようなことが
起こりがちです。
自分の非とは思えないような
ところで
トラウマ事件に巻き込まれ、
悪者扱いされる
理不尽さに耐えながら
世間の常識を超えていきます。
考えてみれば
本国での結婚や
今回の誘惑にみられる
二順の受身が
―今までは無欲の勝利!で
うまくきたのですが…
問われているのかも
しれません。
運命は
その人の弱点のうち
そのとき克服できそうなところを
ついてきますから。
しかし
この困難
どう乗り越えるのか。
楽しみです
続きを読む
朝日新聞『獅子頭』~第百二話 二度目の試練
舞台恐怖症という名の
PTSDを
相当なレヴェルで
克服したのですが
またもや
危機的な状況に
まきこまれています。
誰も理解してくれず
どちらかと言えば
悪者です。
国家反逆罪に
なるかもとさえ
脅されてます。
時代が時代ですから
あながち
冗談ではないかもしれません。
しかし
PTSD克服の過程では
このようなことが
起こりがちです。
自分の非とは思えないような
ところで
トラウマ事件に巻き込まれ、
悪者扱いされる
理不尽さに耐えながら
世間の常識を超えていきます。
考えてみれば
本国での結婚や
今回の誘惑にみられる
二順の受身が
―今までは無欲の勝利!で
うまくきたのですが…
問われているのかも
しれません。
運命は
その人の弱点のうち
そのとき克服できそうなところを
ついてきますから。
しかし
この困難
どう乗り越えるのか。
楽しみです
朝日新聞『獅子頭』~九十九話 性的被害の苦悩と二次被害
加害者への
怒りと怖れもあるし
置かれた状況を
どう解釈していいのか
頭が迷路に
はまります。
こころが
完全に恐怖でのっとられてますから
加害者が
やってくるのも
嫌だし
来ないと不安になります。
さらには加害者が
懐妊したことを
知らされ
かつて
空中ブランコから
落ちたときのような ←トラウマ再燃の危機
めまいに
襲われ
目の前が真っ暗になり
倒れこみました。
加害者の顔を
意識から追い出そうとしますが
そうすればするほど
懐妊という二文字が
鮮明になり
家族や送り出してくれた
祖国の仲間に
にらみつけられる幻影に
苦しみます。
涙があふれ
我慢できず
泣き出すと
世話役の男性は
おかしなやつだとは
知っていたが
精神病の薬が必要かと
迷惑そうです。 ←平成の日本人と同じですね!
かろうじて
事情を話しましたが
信じてもらえません。
男性が女性に
レイプされるなんて
なかなか理解されない
でしょうね。
被害者の二次被害が
リアルに表現されてます。
続きを読む