治療開始後
症状はますます悪くなり
そのうち
視点が定まらなくなり
ついには
寝込んでしまった。
後頭部の痛み
奇妙な視覚障害
四肢の麻痺
感覚の消失など
さまざまな症状がおこってきた。
さらには
彼女の意識状態は
分裂し
一方の意識状態の時は
穏やかな性格なのに
それが突然
別の意識状態に変わると
周囲のことがわからず
幻覚を見て興奮し
汚い言葉をはいたり
ものを投げたりするようにさえなった。
しだいに
ひどい言語障害があらわれ
話す言葉はばらばらで意味不明
時には2週間まったく無言のこともあった。
ヒステリー症状のオンパレードです。
分裂は【解離】としたいところ
ですね。
誤診し放題の危険性
わかりますか?
発達障害
統合失調症
ジル・ドゥラ・トゥレット(チック)
緊張病
器質性精神障害
人格障害
うつ病
適応障害
…
最近の朝日新聞だと
統合失調症と診断されて
数日後発達障害ってのも
ありそうです。
いずれにせよ
投薬はまぬかれないでしょう。
「精神分析」カテゴリーアーカイブ
アンナの症例①PTSDの発症
これは
神分析誕生のきっかけとなった
事例です。
21歳で発症した聡明で意志の強い女性
人への同情心に富み
他人のために働くことに
なによりの生きがいを感じながら
きびしい家庭に育った。
単調な生活のなか
白日夢に熱中することが多かった。
愛する父が病気
(胸膜周囲膿瘍)となったので
彼女がつきっきりで看病するようになり
看護しているうちに
彼女はだんだんと衰弱し
激しい神経性の咳が出るようになったのを
きっかけに受診し
治療を受けることになった。
性格が悪いわけでも
発達障害でもないですね。
咳を
神経性と見抜く力が
治療者にはありました。
PTSDの精神分析への期待と限界
日本心理臨床学会の
ワークショップの内容が
公開されました。
これを見ると
学会の志向性が
わかります。
診断名で言うと
やはり
【うつ病】が多いと考えているようです。
加えて【発達障害】という診断も多いです。
【PTSD】についての会場はゼロですが、
近いのが1つありました。
16 覆いをとること・つくること 北山 修(北山精神分析室・九州大学)
私たちが取り扱うケースの防衛はもろくて、心の中身が露呈しており、中身の開示の程度は「普通の人々」とは比べ物にならない。精神病者は私たちより、嘘のつけないずっと正直な人たちなので、だからこそ、「覆いをとる」というより「覆いをつくる」治療が求められる。基本的にヒステリーを対象として「心の解剖図」「心の外科学」を微細に描き明確に提示する精神分析に対して、「精神内科学」を目指す私の精神分析的理論と技法論を症例と共に提示したい。
*事例提供者を募集します。
さすがフロイトの創設した精神分析
【ヒステリー】と書かれています。
まあヒステリー=PTSDですから
よしとしましょう。
問題は
【覆いをつくる】ですね。
精神分析は、【分析】【操作】の方法ですから
まあしかたがないのかな?
事例提供してみましょうか
続きを読む
PTSDの精神分析への期待と限界
日本心理臨床学会の
ワークショップの内容が
公開されました。
これを見ると
学会の志向性が
わかります。
診断名で言うと
やはり
【うつ病】が多いと考えているようです。
加えて【発達障害】という診断も多いです。
【PTSD】についての会場はゼロですが、
近いのが1つありました。
16 覆いをとること・つくること 北山 修(北山精神分析室・九州大学)
私たちが取り扱うケースの防衛はもろくて、心の中身が露呈しており、中身の開示の程度は「普通の人々」とは比べ物にならない。精神病者は私たちより、嘘のつけないずっと正直な人たちなので、だからこそ、「覆いをとる」というより「覆いをつくる」治療が求められる。基本的にヒステリーを対象として「心の解剖図」「心の外科学」を微細に描き明確に提示する精神分析に対して、「精神内科学」を目指す私の精神分析的理論と技法論を症例と共に提示したい。
*事例提供者を募集します。
さすがフロイトの創設した精神分析
【ヒステリー】と書かれています。
まあヒステリー=PTSDですから
よしとしましょう。
問題は
【覆いをつくる】ですね。
精神分析は、【分析】【操作】の方法ですから
まあしかたがないのかな?
事例提供してみましょうか