公式とその理解ではなく想像力と好奇心

『冬のソナタ』の第一話です。

冬ソナ=PTSDの教科書と知り、
第一話だけ見てみましたが、
これだけでもいろんなことを
教えてくれています。

チュンサンは高校生ですが、
父親はある大学の数学の教授ではないかとの疑いのもと
講義中の教室に向かいます。

大学生にも難しい問題を
彼は黒板ですらすら解きました。

一般的な解答法ではなかったので
驚いた教授が
「どこで習ったのか。あれ君は高校生じゃないか」と
さらに驚きます。

チュンサンは、数学で大事なのは
「公式とその理解ではなく、想像力と好奇心でしょう」
と答えました。(言葉自体は教授のモットーとする言葉です)

「公式とその理解ではなく、想像力と好奇心」は
PTSD克服にも言えます。

ポニョの記事で書いたように
問題は【公案】並みの難問なのですから
常識(公式はすでに教科書にあるものです)では解けないですね。

そして
難問の解答のしかたに興味はもっても
自分(チュンサン=教授の息子)には気づかず、
どうして問題が解けるのかについて考えようとしない
つまり
ちょっと想像力と好奇心を働かせば、目の前にいる青年が
自分と血のつながりがあるかもしれないと気づきそうなものなのに
これだけ判断材料があるのに!と
チュンサンは失望します。

これも交通事故や記憶喪失に至る原因の1つになっていたかもしれません。

お父さんも【解離】あるいは【否認】を起こしているのですね。

知能とは別のものであることも教えてくれています。
数学の教授ですから
頭が悪いはずがないのに
簡単なことがわからないことがあるという一例です。

判断能力の【解離】
過去のフクザツな対人関係に関する記憶についての【否認】ですね。

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