ゲド戦記 ―日本版

4年も前の話になりますが…

アーシュラ・K・ルグウィンの
『ゲド戦記』が
スタジオジブリによって
アニメ化されました。

PTSD研究家翠雨の日記

これを見た
ル・グウィンは
絵は美しいが、
物語のつじつまがあわないし、
原作にはない
【父殺し】は気まぐれだし
人間の影の部分は
魔法の剣で振り払えるようなものではないと
強い違和感を表明しました。

日本での観客動員数は
公開後20日くらいで
421万7千人(東宝による)
だったそうですから
駄作だったとは
到底考えられません。

『崖の上のポニョ』が書かれたのは
人魚姫への違和感でした。

ル・グウィンが
【父殺し】を気まぐれと感じたり
物語につじつまのなさを感じるのは
文化差によるものでしょう。

父子関係と言えば…

フロイトのエディプスコンプレックスは
『ギリシア神話』と西洋人のこころの問題です。

フロイトに学んだ
古沢平作は
日本人には
エディプスコンプレックスではなく
親鸞の『教行信証』にみられるような
アジャセコンプレックスが
問題であると
考えました。

宮崎駿監督の実子
吾郎氏による監督で
こんな問題が表出したのは
なかなか
【象徴的】な現象であったと思います。

PTSD治療でも
このことは
重要な鍵になると思います。

PTSD研究家翠雨の日記

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