亡くなった平野洋子さん
2007年8月夏ごろのお姿です。
2006年
自らの闘病生活の体験をもとにした
小説『梅一夜』で湯河原文学賞最優秀賞を
受賞しています。
湯河原温泉「旅荘 船越」の
女将兼経営者となったのはこの17年前
長時間にわたる重労働の無理がたたり、
パニック障害とうつ病を発症したと
いうことになっています。
受賞作について彼女は
「小説ですけれど、
「限りなくノンフィクションに近いフィクション」。
とくに病気の部分は、ほぼリアルに再現しています」
と語っています。
1つの貴重な症例として
私たちはここから学ばねばなりません。
しかしこう続きます。
「…でも普段の私を知っている方からは
『あなたが病気だなんて、ウソでしょ!?』って。
それほど、病名の認知度とは別に、
正しい情報は知られていないんです」
この素朴な疑問が
問題の核心だと思います。
まずはっきりしているのは
うつ病ではありえない
ということですね。
パニック障害という診断については
以下のように語っています。
「昔は「【不安神経症】と呼ばれていました。
突発的な動悸やめまいなどの発作に繰り返し襲われ、
再発への恐怖心にとらわれる精神障害のことです。
うつ病との併発率が高く、
そうなると自殺願望との闘いです。
医師によれば
「辛い病ですが、それ自体が悪化して死ぬことはない」
そうです。
でも実際は、
突然の発作に心臓はバクバク、
息はできない、勝手に涙が出てくるわで、
このまま死んでしまうのではないかと思うほどです」
うつ病と言っているのは
パニック障害と言っているものの
結果ですね。
うつ病は内因性の病であって
心因性の病ではありませんから
うつ病ではなく
うつ状態ですね。
これはこの方が間違っているとかいう
小さな問題ではなく
日本の精神科医の大半が
本当にまちがっていたり
まちがいには気づいているが
何かを守るために
(同僚か上司か家族か地位かプライドか…)
まちがいだと言わない、
その一方で
『車輪の下 平成日本版』が
描かれている
それが現状です。
闘病はまさに【自力】です。
「発作をおさえる薬を飲んで、
布団をかぶって寝るしかないのですが、
そこで「もうひとりの自分」との闘いがあるんです。
「お前のような価値のない人間は生きている資格がない。
さっさと死ね」という声が、
どこからともなく聞こえてくるのです」
「真面目で几帳面、完璧主義の
性格が災いしてるんです」と
性格のせいにしてみたりしますが、
「自分で自分がコントロールできなくなってしまうんです。
この病気の対処法は「薬」と「周囲の理解と支え」、
それから「完全な休養」です。
しかし
これらだけでは
どうにもならなかったのです。
船越英一郎さん
精神医療と心理療法を崖の上に追い詰めて
自白させてください。
松居一代さんの補佐により
正義感とクリーンな科学性の欠如
が逮捕される可能性大です。
そういえば…
松居さんにも
PTSDの克服歴がありますね。
PTSD克服者はPTSDで苦しむ人々を救う使命があります。
そのために結婚されたのです。
船越英一郎さんが、次に崖の上に追い詰めるものは?
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