『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』PTSD観のすれ違い

村上春樹は
オウムによるテロ事件や
阪神淡路の大震災に
衝撃を受け
それをトラウマ化させず
【昇華】し
たくさんの作品を生みました。

内向的な繊細さが
問題をしっかり受け止めるのですが
大変な作業の過程の途中で
必ず急激な反転が起きます。
ものすごい創作エネルギーとともに
外に向けて発信させられるのです。
(禅画【十牛図】に示されています)
ユング心理学では
【個性化の過程】と呼ぶのでしょうが
その人の人生はもはや
個人のものではなくなります。
よい意味でのさせられ体験ですね。
一方河合隼雄は
日本人はPTSDになる力がないと考え
うつ病の心理療法が必要だと考えていたふしがあります

PTSDになる力がないのではなく
PTSDを【否認】し
クライエントにも【否認】させようとしている

というのが正しいと思います。
PTSDは【否認】すると
大暴れする特性を持っています。
大暴れしたら
クリニックを紹介されます。
クリニックでは
その人が来る前から
うつ病とカルテに書いてあります。

あとは【車輪の下数珠繋ぎ】の順番待ちです。
待っている間はこの世の地獄です。
村上春樹と河合隼雄
この二人の会話は
本当にかみ合っていたのでしょうか?
もはや
永遠の謎ですニコニコ

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