朝日新聞『獅子頭』は
舞台恐怖症克服の
物語ですが
克服の過程で
無意識に
導かれて
テーマでもある
獅子頭という
肉団子
の味を
追い求めています。
頭の固い人には
「そんなこと
してる場合か!」
と叱られそうですが…
この
導きのモチーフは
他の物語でも
みられる
普遍的なものです。
落語『鷺とり』の
主人公の男は
楽して鳥をとる方法を
自分であれこれ
考えているうちに
五輪の塔の上に
置き去りにされましたが
最後には
すくわれています。
正法眼蔵に
【如人千尺懸崖上樹】と
見つけて
「難解だ!」と
知識人ぶって
片付けるのではなく
(こんな人ばかりです)
実は
我々凡夫の
切実な問題であると
暗に示しながら
生還のコツも
おもしろ
おかしく
教えてくれて
いるのです。
ポニョと同じくらい
よくできていると
いつも
感心しています。
あとは
『わらしべ長者』
ですね。
困り果てて
疲れ果てて
夢を見ます。
「目覚めて一番最初につかんだものを
大事にしなさい」と
夢の中で
聞いて
それに愚直に従い
成功した男の話です。
今週終わった
『まっすぐな男』
ですかね。
世間の
医者やカウンセラーより
よっぽど
優秀なものが
みなさんの
無意識には
ありますよ。
耳をすませて
みてください。
神さまみたいに
ありがたく
この神の前では
みな
平等ですから
フリーで
(カウンセリング料金は
高すぎる)
お布施は
克服後
(出世払い)
迷っている人を
励ますことが
できるようになるまで
猶予されます。
無分別という名の神聖モチーフ
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