中島みゆき『化粧』とPTSD否認という誤診への嘆き

随分昔の曲ですが

中島みゆきさんの
『化粧』は

歌っている
と言うよりは
泣いてる
と言ったほうが
適切であると
みな言ってました。

失恋がテーマ
となっているのでしょうが

そして
ご本人の意識は
そうだったかも知れませんが

私には
昔から
どうも
PTSD罹患者の
こころの叫びに
聞こえてしかたが
ありません。

化粧=診断名

最後の望みをかけて
クリニックを
訪れようとしている
そういうシチュエーションで
歌詞を
読んでみてください。

診断名なんて
どうでもいいと
私は長らく
思ってきました。

しかし
【うつ病】
【発達障害】
【人格障害】
と診断されるか

【PTSD】
と診断されるか
運命の分かれ道
なんです。

前者は死
後者は生

しかし前者の誤診が多い。

絶望した
罹患者は泣くしかない
心境に陥ります。

専門家なら
わかってくれると
思っていたのが
愛してもらえると
思っていた)
バカだったと。

そして
手紙=カルテ
を返してよ
こんなのが流行ってますって
言いふらすのはやめてよと
嘆いているように

聞こえます。

化粧なんて
どうでもいいと思ってきたけれど

せめて今夜だけでも
きれいになりたい

今夜あたしは
あんたに逢いにゆくから
最後の最後に
逢いにゆくから

あたしが出した
手紙の束を返してよ
誰かと二人で
読むのはやめてよ

放り出された
昔を胸に抱えたら
見慣れた夜道を
走って帰る

流れるな涙
心でとまれ
流れるな涙
バスが出るまで

バカだね
バカだね
バカだねあたし

愛してほしいと
思ってたなんて

バカだね
バカだね
バカのくせに
愛してもらえる
つもりでいたなんて

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