神戸市で
97年に起きた
連続児童殺傷事件で
亡くなった
小学4年山下彩花ちゃん
(当時10歳)の
命日である23日を前に
遺族は
当時14歳だった
加害男性(27)から
謝罪の手紙を
受け取ったことを
明らかにし
私信なので
具体的な内容は
明らかにしないが
「遺族の苦しみを
想像しようと
しているように
思った。
心の変化を感じた」と
述べています。
【解離】が
子どもにも起こり
【解離】があれば
その人の
こころの世界が
単なる
【物理学の世界】に
変貌し
何でもできてしまうことを
社会に知らしめた
事件です。
解離は
良心や
常識や
他人の痛みなど
なんでも
吹き飛ばしてしまう
ダイナマイトみたいな
ものです。
しかし
こんなに極度の
【解離】を起こすような
PTSDに
罹患したとしても
時間をかけ
根気強く
支援してもらえば
物理学の世界から
人間らしい
心理学の世界へ
生還する可能性を
この事例は
証明しています。
月別アーカイブ: 2010年3月
嵐『ONE LOVE』と漱石『夢十夜』第一夜の女性
「百年待っていてください。
きっと逢いに来ますから」
と言った女性に
漱石は
♪百年先も
愛を誓うよ
君は僕のすべてさぁー
と歌ってあげたら
よかったんですね。
事実
100年後の今
華厳経みたいに
♪今とても
輝いているよ
なんだから…
自分が
ロンドン留学で
罹患した
PTSDが
100年後
こんなに
ありふれた
普通の病になるなんて
知るはずもないですよね。
こころなんてものは
個人が
ひとりひとり
別々に
持っているように
思えるけど
ブログみたいに
全世界で
共有する
1つの
無意識も
あるように
思います。
それが
ユングの言う
普遍的無意識
なのかな?
PTSDの認識も
だんだん
書き換えられて
ゆくんでしょうね。
苦しんでいる人は
みな
漱石ですよ。
西洋では
キリストとか
マリアって言うのかも
知れないけど…
春一番が飛ばした布団が電車を止めた事件 と 『鷺とり』
日本列島に
風が吹き荒れています。
大阪では
家庭の布団が
飛び
なんと
電車を止めてしまった
らしいです。
思わず
古典落語
『鷺とり』を
想い
笑ってしまいました。
『鷺とり』は
鷺をだまそうとして
窮地に追い込まれましたが
大阪・天王寺の
お坊さんたちが
用意した
大布団に
救われる
お噺です。
PTSDなのに
誤診されて
瀕死の状態の
人々が
日本にはあふれています。
究極の悲劇は
列車自殺の増加です。
自死による
ダイヤの乱れに遭遇し
いたたまれない思いが
続いていました。
人身事故でない
布団によるストップ
なんて
象徴的です。
東大寺の
お水取りの儀式が
終了した
この時期に
春の
木気の息吹が
この悲劇を
止めてくれるのではないか。
人間はおろかで
専門家が
同胞を
窮地においやることしか
できないていたらくだけど
そんな不幸を
自然の力が
救ってくれる
前兆ではないか…
そう
祈らずには
おれません。
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7選のベテラン市議、万引き容疑で逮捕 はPTSDの疑い
三郷市の
市議(67)が
窃盗容疑の現行犯で
逮捕されました。
市内の
ホームセンターで
ヘアカラーやポリ袋
ラップなど日用品66点
(計1万2314円)を
万引きした疑いです。
カートに商品を入れたまま
レジを通らずに店外に出て
駐車場で
持参した袋に
商品を詰め替えたところを
取り押さえられました。
店内できょろきょろするなど
挙動がおかしかったため
見張られていたようです。
2009年7月の市議選で
7選を果たしたベテランで
「魔が差した」
などと容疑を認めている
ようです。
市議を務めるような方が
挙動不審ののち
異常行動(犯罪)
ですから
これは
発達障害ではないですし
こんなに活動的な
うつ病もありえません。
「魔が差した」は
「【解離】
を起こしました」
ということなんでしょうね。
更正プログラムには
心理療法が
必須です。
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夏目漱石『夢十夜』第一夜の女性はポニョとして生まれ変わり約束を果たした
第一夜には
死にゆく女性が
出てきます。
きっと
逢いに来ますから
百年待っててください
そう言われて
漱石は
戸惑っています。
無意識の
面白いところは
大文豪でも
自分の夢の意味が
わからない
ところに
あります。
そんなに
簡単にわかったら
つまらない。
でもわかりたい。
誰もが思うところです。
漱石の『門』は
世紀の公案小説
と言われています。
作家は時代の先読みをする
シャーマンみたいな
感性で
作品を書かされている
わけですから
それを読んだ
同時代の人が
みな得心できるはずが
ありません。
万人得心は
三文小説家の
証ですから
漱石は
ロンドン留学で
西洋文化に圧倒された
最初の人の一人です。
心身症をやむくらい
真剣に
格闘したのです。
『門』が書かれたのは
西洋と東洋との
出会いなんて
こじゃれた話ではなく
まさしく
PTSD克服物語
なのだと
私は思います。
かつて
大陸文化に出会い
圧倒されて
PTSD克服のために
『古事記』が
編纂されたのと
同じ無意識にある
魂のメカニズムです。
平成になって
『門』は
世紀の公案アニメ
『崖の上のポニョ』
としてリメイクされました。
主人公の名前を同じにし
正法眼蔵斜め読みしてたら
気づくような
親切な
構想で…
そして
ポニョをもとに
解説したら
若い人たちが
漱石も
仏教や陰陽五行説のような
東洋思想の意義も
理解してくれる
ようになりました。
今年のテーマは
それとPTSDについて
同様に理解してもらい
自殺者を減らすことです。
女性とは
漱石のアニマで
自身が時代に先駆けて
病んだ
PTSDが
平成の時代では
ありふれた問題となり
自身の
克服記録としての
作品が
かならず
再び世の中に
貢献できるとの
励ましを
自信のない
漱石に
与えていたのでしょう。
宮崎監督の無意識で
ポニョとして
受け継がれ
女性は
確かに
現れました。
中島みゆき『化粧』とPTSD否認という誤診への嘆き
随分昔の曲ですが
中島みゆきさんの
『化粧』は
歌っている
と言うよりは
泣いてる
と言ったほうが
適切であると
みな言ってました。
失恋がテーマ
となっているのでしょうが
そして
ご本人の意識は
そうだったかも知れませんが
私には
昔から
どうも
PTSD罹患者の
こころの叫びに
聞こえてしかたが
ありません。
化粧=診断名
最後の望みをかけて
クリニックを
訪れようとしている
そういうシチュエーションで
歌詞を
読んでみてください。
診断名なんて
どうでもいいと
私は長らく
思ってきました。
しかし
【うつ病】
【発達障害】
【人格障害】
と診断されるか
【PTSD】
と診断されるか
は運命の分かれ道
なんです。
前者は死
後者は生
しかし前者の誤診が多い。
絶望した
罹患者は泣くしかない
心境に陥ります。
専門家なら
わかってくれると
思っていたのが
(愛してもらえると
思っていた)
バカだったと。
そして
手紙=カルテ
を返してよ
こんなのが流行ってますって
言いふらすのはやめてよと
嘆いているように
聞こえます。
化粧なんて
どうでもいいと思ってきたけれど
せめて今夜だけでも
きれいになりたい
今夜あたしは
あんたに逢いにゆくから
最後の最後に
逢いにゆくから
あたしが出した
手紙の束を返してよ
誰かと二人で
読むのはやめてよ
放り出された
昔を胸に抱えたら
見慣れた夜道を
走って帰る
流れるな涙
心でとまれ
流れるな涙
バスが出るまで
バカだね
バカだね
バカだねあたし
愛してほしいと
思ってたなんて
バカだね
バカだね
バカのくせに
愛してもらえる
つもりでいたなんて
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朝日新聞『獅子頭』第二十四話までにみられる東洋的PTSD克服スタイル
二順は
空中ブランコから
転落して
大怪我
&
舞台恐怖症
というPTSD
に陥ったのですが、
舞台への
恐怖感と
闘っているうちに
料理人の道に
転向していました。
転身のきっかけとなった
バイト先の
美人の娘さんの名は
『雲紗』
芸人から料理人に
生まれ変わったと
同時に
美人の黄先生のこと
忘れてます。
この流れも
興味深いです。
①空中から落下して雲紗と出会う
怪我の仕方は
何でもよかったはずだし
娘さんの名前も
何でもよかったはず
しかし
この2つを作者の無意識は
選択したのですね。
【如人千尺懸崖上樹】
『崖の上のポニョ』
『鷺とり』
と同じ
ある種の
【元型】が
あるように思います。
②黄先生から雲紗へ
アニマイメージの変化です。
(内なる女性イメージ)
彼の場合は
美人というのが
共通点です。
これは
光源氏も同じで
亡くなった母のイメージが
亡霊のように
つきまとい
恋愛のパターンを
決めています。
③芸を忘れて別天地に迎えられる
これは
禅の世界では有名な
【十牛図】という
悟りの過程を示した禅画の
流れそのものです。
簡単にご説明しますと
いなくなった牛を
不安な気持ちで探し
牛を見つけ
格闘し
一緒に家に帰ったのですが
そのうち牛が消え
なんと自分も消えて
なーんにもなくなって
ぜんぜん違う場所で
知らない人に出会って
ご挨拶していたという
不思議なストーリーです。
人が悟るときも
苦しみから解放されるときも
東洋では
こういう
ある種の【元型】が
あるのではないかと
私は思います。
これが
キリスト教文化のひとたちと
違う
我々の
エスニックな部分です。
朝日新聞『獅子頭』第二十四話 輪廻転生のシンクロニシティ
これまでを
ふりかえりますと…
内陸部の
貧しい村で生まれた
二順が
大連の雑技学校
で芸人の卵として
生まれ変わり
地方公演で
空中ブランコから
落ちて
大怪我&舞台恐怖症
になり
地方公演で
食べた
獅子頭
(肉団子)の
味に導かれるように
料理修行の道を
いつのまにか
歩いていました。
輪廻転生の
本当の意味は
知りませんが
人間は
この一生のうちにも
心理学的には
何回も
生まれ変わっている
と考えたら
いろんなことが
わかりやすく
なるのでは
ないでしょうか?
それは
その場その場で
いい加減にしたらいい
という意味ではなく
むしろ
まったく
その反対で
今できる限りを
尽くすことで
そのときは
見えもせず
思いもよらなかった
道のようなものが
できていて
いつの間にか
そこを歩いていた。
というようなものでは
ないかと
思います。
二順は
バイト先の
料理店の
ご夫婦に
「養子になってもらってもいい」
と言われます。
新しい
お父さんと
お母さんも
できたのです。
料理学校入学の
決断で
芸に対する
複雑で苦しい思いを
完全に
断ち切ることが
できました。
シンクロニシティ
(意味ある偶然の
一致)
と呼ばれる
時空を超えた
秘儀で
PTSDが克服される
こともあるのです。
しかも
克服の場所は
この世の
ありふれた
特別ではない
日常です。
だから
あきらめては
いけないんです。
アスペルガー自衛官による妻殺害事件に実刑判決のミステリー
今日の朝日新聞
朝刊にありました。
うそみたいな
記事です。
病気の妻を
放置して
衰弱死させ
遺体を
そのままにした
罪です。
懲役3年6ヶ月の
実刑判決を受けたのは
①元自衛官
②44才
③広汎性発達障害の1つ
「アスペルガー症候群」
アスペルガーで
状況判断が困難だった
ということですが
本当でしょうか?
【解離障害】ではないでしょうか?
また
百歩譲って
アスペルガーだとして
自衛官が務まるのでしょうか?
採用試験に合格できるのでしょうか?
訓練や任務に耐えられるのでしょうか?
日本を護ることが
できるのでしょうか?
ミステリーです
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朝日新聞『獅子頭』第二十三話 PTSD克服法【昇華】の術
バイト先では
娘さんが
美人で
二順は簡単な
雑技ができるから
二人は人気者です。
「一年半という
時間は
ドライアイスのように
跡形もなく
空気に呑まれていった」
と書かれています。
二順のこころに
大きな変容
【昇華】が
起こったことを
意味しています。
はやりの
【解離】も
人間が
巨大なストレスから
自分を護るために
無意識的に
行うものですが
【昇華】も
同じく
こころを護るために
無意識的に
行われるものです。
そして
【解離】は
その人を自滅に追いやりますが
【昇華】は
その人を心底から
変容させることで
助けますし、
周囲のひとに
感動を与えるもので
大きな違いがあります。
要するに
二順は
舞台恐怖症を
【昇華】という
メカニズムで
克服したわけです。
PTSDに悩む人は
トラウマとなった事件そのものに
向き合い
超えていくことで
治癒する場合もありますが
二順のように
少し次元の違うところで
トラウマとなったものと
出会い直すことで
大きく成長していく
そんな方法もあります。
逃げるか逃げないか
ではなく
逃げているようで
逃げていないで
違う世界に抜ける
そんな方法です。
【一太極二陰陽】
のリセットの法則です。
有名事例は
古事記のスサノヲです。
心理療法の極意ですね。
少しずつ
【古事記】のファイルに
書き足していく
予定です
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