月別アーカイブ: 2010年3月

朝日新聞『獅子頭』第二十話  恐怖症対処のいろいろ

雑技芸人としての
未来が決まる
大事な時期に
舞台恐怖症
という名の
PTSDに
なってしまった
二順ですが

一緒にがんばってきた
鬼猫も
父も
彼の新しい生き方
について

自分の使えそうな
コネで支えようと
してくれます。

なんか
舞台恐怖症が
治らないとみての
提案のようでも
ありますが…

二順は
もともと
どうしても
雑技芸人に
なりたかった
わけではないので

これが大きな
こころの支えに
なるのでしょうね。

舞台恐怖症と
言っても

治癒の仕方には
それぞれの
事情があり

彼の場合のように
比較的楽に
超えられる場合と

困難な場合が
あるでしょうね。

でも
どちらにしても
問題を回避しない
というのは重要で
外せない
ポイントです。
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桂枝雀と【一太極二陰陽】のリセットの法則

落語家ですが
哲学的で
緊張と緩和」が
笑いを生むとする
独自の落語理論を
唱えています。
同病、同業ともいえる
作家中島らもは
笑いを理論的に追求しすぎることは
精神衛生上好ましくないと
自殺の可能性も含め
憂慮していましたが…。
話のオチに関しても
笑いがどこで起きるか
という点に視点を定め
独自に
ドンデン
謎解き
へん
合わせ」の
4つの型に分類
しています。
話は
「陰」と「陽」
「閉じ」と「開き」

という二極と
好んで演じた
「酔っ払い」のような
大いなる自然の意思
である
太極(空)の
分析から成っています。
要するに
彼の落語の
スケールの大きさは
中国古代哲学にみられる
【一太極二陰陽】の
法則を
面白く
わかりやすく
具現化したものだった
のではないかと
思います。

「岸壁の母」二葉百合子引退

78歳で
芸能生活76年目
だそうです。
凄いですね。
戦争に行ったままの
一人息子が
帰ってこないから
毎日毎日
岸壁に
迎えに行ったんでしたね。
宗教者の
【行(ぎょう)】
みたいだなあと
思ううち
『崖の上のポニョ』
の下敷きである
公案
【如人千尺懸崖上樹】
を思いました。
高い高い崖の上の人
に対して
下から
質問するのが
師匠です。
崖の上は
もちろん
危険で怖いです。
足が震えますが
下にいる人の
恐怖も
同じです。
責任は
それ以上でしょう。
戦地の息子と
送り出す母の
構図も
同じではないかと
思いました。
わが国の
お母さんは
マザー
とは違うんですね。
師であり
神であり
親子関係は
神仏と人間との
関係を
どこか含んでて
子どもは
母を個人として
見られないし
母も
子どもを
個人として
見られない。
そこに
素晴らしさがあり
ややこしさも
あるんでしょうね。
HIKIKOMORIは
MOTTAINAI
と並んで
有名な
日本語です。

乳児揺さぶり殺害と【解離】

大阪府
堺市で
生後2か月の長女を
強く揺さぶり
脳に損傷を負わせて
殺害したとして

母親(24)が
逮捕されましたが、
事件の3日前に
保健センターを訪れ
「最近、
育児でイライラして
首を絞めてしまう
ことがある」と
打ち明けていたことが

わかりました。
極度の育児ストレスが
原因とみられ
容疑者が発していた
“SOS”を
市側が十分に
受け止めきれなかった

経緯も浮き彫りと
なりました。
揺さぶったら
どうなるか
知識は十分あったようです。
明らかに
【解離】ですね。
解離をおこして
どうしようもないと
訴えているのですから
これは
心理療法の
適応であって
【教育】とか
【指導】の対象では
ありません。
揺さぶり事件の多発は
悲しいことで
また
初の
【未必の殺人】適用となった
この事件は
痛ましい限りですが、
臨床心理学が
ラポールや傾聴を捨て
指導に走る現状への
ブレーキになって
くれそうな
気がします。

ハーマン『心的外傷と回復』第一原則 

それは
【力(パワー)を与えること】
です。
支援者は
助言をし
支持をし
(指示じゃないですよ!)
そばにいて
立会い
手を添え
助け
温かい感情を向け
ケアしますが
その是非は
PTSD患者本人の
判定により

決まります。
そして
たいていは
失敗に終わります。
なぜか?
いろいろありますが
現状は
非常に
初歩的な段階で
つまづいているようです。
つまづいているは
もちろん
専門家です。
①医療モデルにのっとっている
 誤診→投薬&指示→ …?!
 心理療法モデルはラポール&傾聴で診断はありません。
②パターン化された支援をしている
 マクドナルドのマニュアルみたいな感じかな
 「母子寮行くの?行かないの?
  行かない?!じゃあどうするの!!!」
決定的なのが
③お説教をしてしまう
お説教は
力を与えるどころか
わずかに残っている力を
奪ってしまい
回復困難に陥らせることを
意味しています。
支援されるものと
支援するもの
という
構図に
からめとられる
ワナ
があるんです。
二元論 
ではなくて
一太極二陰陽
で超えていくのが
必殺技です。

小咄『ラーメン戦争』の哲学

初代林屋平さんの
軒並んだ
ラーメン屋の小咄
右端の店
『日本一うまい』
左端の店
『世界一うまい』
真ん中の店
『入り口はこちら』

これも
【一太極二陰陽】の
もじり
ですね。
ぼやぼやしてると
両側から
日本一・世界一なんて
聞こえてきて
「大変」
ですね。
PTSDも
同じです
大変なんです。
大きく変わるときは
みんな窮地にたたされ
そこで
根をあげず
踏ん張って
もう一歩踏み出す
【如人千尺懸崖上樹】
漫画版は 崖の上のポニョ

ふっと
不思議な浮かび上がりかたが
待ってるんです。
①安い
②うまい
③早い
拍子
①麺
②スープ
③具
3種の組み合わせ
この小宇宙
競うのも
ラーメン人気の
秘密ですかね。
哲学的でしょ?

一太極二陰陽のリセットの法則

日本人は
西洋二元論
では掬われないから
『人魚姫』では
なく
『崖の上のポニョ』が
描かれたなんて
書いたりしてますが…
二元論ではなく
【一太極二陰陽】
と書いたのは
赤い部分で
八卦という
宇宙の森羅万象が
出てくる
おおもと
底の部分です。
トラウマに向き合ううちに
認識が変化してきて
その人の
心の世界が
根本から
がらっと
変化して
生まれ変わるんですね

 乾 ・兌・ 離・ 震 ・巽・ 坎 ・艮 ・坤    ← 八卦   
 
           ↑
     
    太陽 ・少陰    少陽 ・太陰       
      
           ↑
     
        陽      陰                  
          ↑
       
          太極
だから
よいとか
悪いとか
AでなければB
BでなければA
とかいうような
選択肢の2つしかないような
世界ではなく
支援家も
本人も
神さまでさえ
知らない
本当の意味での
前人未到
未知の
世界への
冒険が
本来の
心理療法なんです。
現在横行しているのは
【教育】です。
しかも
質がよくない。
たくさん亡くなってますから。

電車内で痴漢の京大生逮捕 これも発達障害ですか?!

電車内で
女子学生の太もも触った
として
京大生が
逮捕されました。

本人は
黙秘しています。

発達障害は

知恵遅れ
と言われた
障害ですよ。

知恵遅れは
放送禁止用語です。

知恵遅れで
京大に
入学できますか?

明らかに
情緒障害でしょう?!

京大に
入学できるような
優れた頭脳まで
知恵遅れと
診断して
薬漬けにした後
自死させるつもりですか?!

これって
やくざの
常套手段ですよ!!!
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発達障害って言うな!

発達障害が
注目されてます。

というよりは

発達障害よばわり
される人が
増えてます。

キレル
やるべきことを
回避する

というのが

診断基準
のようですが

これって
【解離】
【回避】

という
自我防衛そのもの
でしょう?

ショッキングな出来事に
遭遇したら
脳は
自分を護ろうと
するように
できてるんです。

発達障害じゃなくて
【PTSD】
でしょう?!

発達障害は
遺伝の問題で
治らない。

PTSDなら
情緒障害ですから
トラウマによるもので
心理療法の対象
です。
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ユング心理学は何処に?

PTSD研究家翠雨の日記
PTSD研究家翠雨の日記
本日
朝日新聞の
ミネルヴァ書房の
新刊広告は
6分の1が
【発達障害】関係でした。
世の中に
発達障害が
増えているというのが
大前提なのでしょう。

DVや虐待・いじめの増加は
PTSDの増加に
繋がっていると
思います。

PTSDになれば
能力はあるのに
あるいは
前は普通にできていた
いろんなことが
できなくなります。
しかし
PTSDではなく
うつ病や
人格障害や
発達障害とみなす方向へ
加速度が増して
いるようですね。
悲しいことです。
少し前まで
臨床心理学と言えば
ユングだったのですが
ユング心理学は
消失してしまった
かのようです。
それで
問題を
子どもの内面から
理解しようという
姿勢が消え
子どもを
表面的に見て
人と違っていたら
知能の発達が
先天的に異常だからだ
と決めつけるように
なってしまいました。
(個性だから
認めましょうと
言うのは
一見親切そうですが
本当の理由を
理解しようとしない
わけですから
ある種の
詭弁です)
本当は
後天的に受けた
ショックから
声を失い
理性を失っているだけで
(解離)
『誰か助けて…』
と待っているのに…