朝刊で
浅田真央ちゃんが
今後の抱負を語ってました。
印象的だったのは
「心理学を学びたい」
でした。
平坦な道を歩いていると
心理学とか
要らないですよね。
何か
とてつもない
大きなものに
ぶつかったとき
気になってくるものだろうと
思います。
西谷啓治ら
哲学者も
そう言ってます。
そして
そういうときには
スポンジが
水を吸い込むように
内容が理解できると
言われています。
殆どの
精神科医や
臨床心理士には
心理学が
まだひとごとなのかな?
自殺対策や
無意識も含めたこころの研究を
放棄して…
こんなに切羽詰まった
問題なのに…
真央ちゃんは
マラソンやティラピスのほかに
ヨガにも関心があるようです。
かつての
まじめな研究者が
命を賭して
取り組んだ
心身霊に対応する
心理学を
(もはや心理学ではないかも知れませんが)
是非
学んでほしいと思います。
そして
きっと
できると思います
月別アーカイブ: 2010年3月
宮崎DV事件から学ぶ予防対策
昨日
午後9時20分ごろ
宮崎市花ケ島町の住宅で
「妻と義母が頭から血を流して倒れている」と
110番通報があり
警察官が駆けつけたところ
通報者(22)の妻(24)とその母親(50)が
死亡しており
数百メートル離れた資材置き場から
乳児の遺体が見つかりました。
通報者は
自分の犯行であることを
認め、反省しています。
埋められた乳児は生後6カ月の長男でした。
女性二人には
頭部に殴られた跡があり
それぞれ別の部屋のふとんの中で
頭から血を流した状態で見つかっています。
昨年7月
同市のアパートから現在の一戸建て住宅に引っ越し
転居を機に義母と同居を始めたそうです。
DV事件ですね。
宮城のケースのように
犯行をまったく認めないタイプと
この容疑者のように
すぐ正気に戻る場合とが
あるようですね。
といっても
「妻と義母が血を流して
倒れている」
との通報時の認識は
ひとごとですね。
うそをついているというよりは
【解離】があったことを
暗示しているのではないでしょうか。
もともと抱えていた
暴力性だけによるものか
薬による
アクチベーション・シンドローム
なのか。
解明が急がれます。
といって
薬自体は必要なものですから
①どの薬を
②どんな人に
③どう使えば
危険なのか
明らかにしなければなりません。
少し時間がかかるでしょうから
移行措置期間の
予防措置として
精神科治療学
最新号
好評発売中だそうで
精神科医も読んでるでしょうから
「うつって本当ですか。
無意識のうちに
宮城や宮崎みたいなDV事件や
秋葉原の事件起こしてしまうなんてこと
ないですか?
発作的に車輪の下に入ったりしませんか?」と
念を押してみましょう。
列車飛び込み自殺対策強化月間 &ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』
本日
JR東日本は
「生きる支援の強化月間」
と名付けたキャンペーンを
始めました。
自殺者数が多い3月を
政府が「自殺対策強化月間」
と定めたことを受け
今年初めて実施したものです。
新宿などのターミナル駅で
社員が相談窓口を
知らせるチラシを配りました。
国土交通省によると
首都圏の鉄道で起きた自殺は
2004年度以降増加を続け
08年度は307件です。
年間300名も死亡する
感染症が発生したとしたら
(うつではなくPTSDだと思われます。
PTSDは、素因のある人の間で心的感染します)
対応がゆっくり過ぎます。
17~31日には
京浜東北線で
「生きる支援トレイン」
と題した列車を
1編成運行し、
車内の広告を
「いのちの電話」一覧など
自殺予防を目的としたもので
統一する予定です。
列車がよく止まってましたね。
多発する路線では
JRの社員さんの表情から
だんだん
元気が消えていきました。
当たり前です。
はっきりと記事にし始めるには
躊躇があったと思いますが、
こんなに多発する不幸な現象を
【否認】することは
よくないと思います。
さて
課題は山積みです。
①自殺の原因の究明
②ご家族のPTSDへの配慮
③JR職員の方々のPTSDへの配慮
④事故目撃者のPTSDへの配慮
①はやはり
PTSDの研究でしょう。
ヘルマン・ヘッセの
『車輪の下』
大変象徴的なストーリーですから
ここから学んでほしいと思います。
主人公は溺死するのですが、
PTSDだと思います。
そして
溺死したのに
タイトルは
『車輪の下』
です。
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ひきこもりには【適応指導】ではなく【内観療法】を!
フロイトは
エディプスコンプレックスが
普遍的なものだと思っていたようですが、
ミードによって
グローバルなものではないと
わかりました。
古沢平作は
日本人には
アジャセコンプレックス
というものがあると
発見しています。
今現在、
母親が
自分に対してどうであるか
ということだけではなく
出生前後の愛まで問うという
壮大な【甘え】です。
本当に望まれて生まれてきたのか
という点は外せないんですね。
なので
顔を見せない状況で
食事だけ(ライフラインの維持)
運ばせるんですね。
【父母未生以前の面目】
を観察しているわけです。
本当は
なんであれ
人間として生まれてきたことは
奇跡であり、
それ自体有り難いものですが。
確かに
日本では
何かと
【場違い】を気にしますね。
乾杯の音頭を
誰が取るか
凄く大事です。
お酒が呑めたら
それでいいというものではなく、
どうスタートするか
ですね。
仕事も
依頼されないと
してはいけないものが
多いです。
扱いに困るからですね。
中途半端に
ポニョ的な人は
窒息しそうになってます。
うまくいかないことがあると
「生まれてきてよかったんだろうか」
と思いはじめ、
「生きていていいですか?」
となるんですね。
いいに決まっています。
当たり前です。
なのに
【自明性の喪失】
という非常に哲学的な
存在論に取り組んでいるのです。
だから
その路線の
延長にある
【内観療法】は有効で
(屏風の隅で回想→偉大な愛を知る)
お兄さん風ふかして
先生風ふかして
行動療法的な慣れや
教育で
【適応】させようとすると
「【自力】で自立します」と
拒否されてしまうのでしょう。
この国では
依存症でも【自力】克服ですからね。
ひきこもりの
彼らの方が
現実をよく見て
深く哲学してることに
専門家は気づくべきです。
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精神科に行くときは雑誌最新号のコピーを持って行こう!
精神科に行くときは
このコピーをお守りにしてください。
うつ病と診断されたら、
「朝、朝日新聞の一面で広告みたんですけど…」
って言ってみてください。
セカンドオピニオンの可能性も
ちらつかせて…
命をまもりましょう!
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精神科治療学特集自殺原因 うつからPTSDへ潜在的移行か
うつ病的な診断名は
メランコリー
産褥うつ病
の2つのみでした。
内因性の【うつ病】とはっきり
書かれているのは
ゼロです。
うつ病による自殺の
消極的
完全否定ですね。
陰陽葛藤が起こりそうな
変なマジックに
消化不良を起こしそうです。
「間違ってました」は
絶対【否認】ですね。
あとは…
?解離性障害と自殺
?身体表現性障害における自殺
?摂食障害と自殺
?パーソナリティ障害と自殺および自殺関連行動との関連性
?発達障害の自殺
?アルコール依存症と自殺
?薬物使用障害者の自殺
?ギャンブル依存症(病的賭博)と自殺
?触法精神障害者の自殺
?リストカッターの自殺
?性同一性障害と自殺
?向精神薬療法と自殺リスク
浮かび上がってくるのは
PTSDでしょう?!
続きを読む
精神科治療学 最新号テーマは【自殺―精神科医として何ができるか】の期待度
わが国の自殺者は
12年連続3万人を超え
国を挙げて
自殺対策が
進められているんでしたね。
でもとまらないんです。
精神科医は何をしているんだとか
みな思ってましたが
やっと出ました。
一貫して固く口を閉ざしている
臨床経験豊かな
百戦錬磨の精神科医がいて
そういう
臨床に優れた精神科医ほど
自殺リスクの高い
治療困難例と向き合っているから
そのような臨床家に
重い口を開いていただき
自らの痛みを押して
自殺既遂例にも
言及いただくことによっ て
これまでどこにも語られたことのない
自殺予防の知恵を紹介する
と紹介されています。
内容を見てびっくり
うっつ病が
キ・エ・テ・ル
解離性障害による自殺とか
摂食障害による自殺とか
性同一性障害による自殺とか
PTSD研究の範疇ですね。
確かに
大きく変化してます。
続きを読む
日本心理臨床学会の【うつ病】観
学会ワークショップ情報の続きです。
(会員のお勉強会)
相変わらす
【うつ病】関連多いです。
うつ病とはっきり書いているのが
2つ
発達障碍は3つ
DVは1つありますが
なぜか50人までしか聴講できません。
(発達障碍は100人)
精神科医療との連携として3つ
やはり
精神科医療に
右へ倣え!
だからでしょうか?
精神科が窮地に立たされているとも
ご存じなく?
この講座は圧巻です。
「近頃のうつ病」の精神分析的心理療法」
私たちが心理療法を精神科医から依頼されるとき、
記述的診断として
一番多いものは
うつ病であろう。
彼らと実りある成果をあげることは
とても重要なことである。
急性期の、
睡眠障害や
体重減少が明瞭にあるときの
うつ病患者に
インテンシブな心理療法をおこなうことが
禁忌であることは
いまだに真実である。
このような状態でリファーされてくる患者に対しては
できるだけ話させないことという
普通の心理療法とは
逆向きの努力が必要である。
慢性期のうつ病患者の場合は
精神分析的精神療法は意味をもつだろう。
なぜなら
うつ病とは
「喪」「悲しむこと」「悩むこと」ができないことに
端を発する病態だからである。
青字の部分は
よく言ったと思います。
「近頃のうつ病」というのは
パロディーなのかな?
しかし
うつ病だったら
「がんばれ」と言わないけど
PTSDなら
「否認するな!」
つまり「がんばれ」
です。
うつ病は
ジャネの心的水準では
寝たきり状態で
枯渇した状態ですが
それは原因でなく
結果です。
内因性の病ですから…
この混乱した
把握のしかたには
一抹の善意を感じます。
意識的にか
無意識的にか
殆どがPTSDだと知りながら
「うつ病」だと
気を遣っているのでしょうか?
私はせめて
そうであってほしいと
思います。
日本心理臨床学会は自殺防止対策を重んじていない?
今年の学会ワークショップの講座は
全部で42あります。
河合隼雄先生存命中
あんなに流行していたユング心理学関連ゼロ
年間3万人の自殺記録12年でも
自殺対策は1講座
しかも
「心の専門家が出会う法律
―自殺対策基本法を中心に―」
法律を扱うんです。
自殺者の無意識は
扱わないんでしょうか。
不思議です。
国を挙げての自殺対策には協力しないんでしょうか。
それで
心理臨床家は
国民から
必要とされるでしょうか。
臨床心理士国家資格は
実現できるでしょうか?
ユング心理学はどこへ行った?
本日
心理臨床学会から
今年の大会の案内が
届きました。
何を発表しようかなあ?
とか言って
実はもう決めてるんだけど
それはさておき
大会前のワークショップの案内も
手に入れました。
大きく変わったことが
あります。
河合隼雄先生が
文化庁長官など
なさっていた頃は
学会のワークショップといえば
ユング心理学が席巻していました。
ユング派でなければ
人に非ず
って感じでした。
それが
没後前後
だんだん減少してるなあと
思っていたら…
今年何とゼロ
おごれるものは久しからず
栄枯盛衰ですね。
天国の
河合隼雄先生
何とお感じでしょうか?
祇園精舎の鐘の音
鳴り響いていますか?