ケネディ宇宙センターに到着した山崎飛行士に人々の心が躍るのはなぜか?

PTSD研究家翠雨の日記

ケネディ宇宙センターに到着した
山崎直子さん(左から2人目)
です。

5日にスペースシャトル「ディスカバリー」で
国際宇宙ステーション(ISS)に
向かうそうで

6トン以上の物資を
たくさんの人々の努力と
思いとともに運びたい。

行ってきます」と語りました。

桂枝雀の落語の
【鷺とり】の話の
まくらの話
だったと思いますが、

「アポロ打ち上げは
うそだと思いますよ」
と茶化してました。

誰もが疑わないことに
あえて茶々を入れる
その変人ぶりが
いい意味での妙
です。

理由については

地球も月も
動いています。
それを
あんなに重そうな
動くアポロに
乗っていくのだから
ありえないですよ

とほくそえんでました。

おかしなお話をしているようですが
全くナンセンスなお話なら
誰も耳を傾けないでしょう。

真剣に聞きながら
笑うのですから

そこに
何か秘密が隠されている
はずです。

「動くものから
動くものへ
動くものに
乗って…」

ここでどっと
笑わせていますが

なにやら
西田哲学そのものか
それをさらに進化させたものを
感じます。

(【見るものから見られるものへ】
とかそういうフレーズで
絶対矛盾的自己同一(自覚)を
説明するのが
西田のスタイルです)

天体の話をしていますが
これは実は
人間のこころの
奇跡(自覚や悟り)の
話をしているのです。

つまり…

自分のこころは日々
変化しています。
意識できるこころと
意識できないこころが
ありますが
どちらも
発展途上です。

社会生活をしている自分も
日々変化しています。

バラバラな3つのものが
三つ巴になれば

宇宙(未来や可能性の象徴)
へ飛び立てる
のです。

しかし
それは当たり前の話ではなく
奇跡的な
ありがたいことですよ
と念を押しているのです。

仏教の科学・哲学を
庶民にも
わかりやすくするために
お能や歌舞伎や
落語が生まれました。

落語の面白さは
このように
宗教的であり
哲学的である
ところにあると
思います。

PTSD罹患も
人間の存在論という
哲学的
宗教的問題に
否応なしに
取り付かれてしまって
いるのですから

その克服には
落語が
参考になると
思います。

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