『無知の涙』永山則夫② PTSDブログ

4人も射殺した
19歳の少年は

獄中で

本を貪り読み
字を学び
生まれて初めて
ノートに綴った。

自らを徹底的に
追い詰め
世界と自己について
哲学した。

彼が亡くなった
1997年頃は

今から思えば

不可解な事件や
理不尽な事件が
頻発し始めた

【象徴的】な時期だったような
気がする。

現在
PTSD克服者は
  ―もちろん囚人ではないが
   無意識的にはトラウマの
   現実的には暴君の
   とらわれ人
   例外なく模範囚―

否応なしであるが

心理学者以上に
哲学者以上に
宗教者以上に

ブログに書き綴りながら
暗中模索している。

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